10-24 Fri , 2008
人はどのようにしてレズビアンになるのかなんて、余計なお世話なんだよ!!
昨日、本棚を見て偶然「レズビアン (レッド・アロー・ドキュメント)」っつー本を持っていたことが判明。っていうか、かつてこんな本を読んでいたとは思えないほどめちゃくちゃな本だった!

発行年月日は'94年3月30日(もちろん、第一版第一刷)で、買った日が'94年3月29日だから、なんかどこかでこの本が紹介されて、それで買ったんだろうと思われる。じゃないと、発行年月日より早く本が出版されるなんて分かんないと思うし。。

読み出したのはいいんだけど、なんかね、あちらこちらに「性倒錯」って言葉が使われていて「なんじゃ、こりゃあ。いつ出版された本なんだよ?」って思ったら、なんと、'66年に出版された本の訳本だった。。いや、表紙もなんか変な感じなんだよね。だいたい副題が「THE MAKING OF A LESBIAN」って書いてあったし、その下の方に日本語で「ひとはどのようにしてレズビアンになるのか― 女を愛する女たちの知られざる素顔を、アメリカのセックス・カウンセラーがリアルに再現する衝撃的レポート!」なんて書いてある。

ちょ、ちょっと、、、'94年だよ?日本で初めてレズビアンについて取り上げられたと言われる、別冊宝島の「女を愛する女たちの物語」の初版発行が'90年3月で、それから丸4年も経ってるんだよ?その間、「ゲイブーム」でさまざまな同性愛に関する本が出て、いわゆる「普通の同性愛者」もテレビに取り上げられていた頃だ。なのによりによって、'66年のそれこそ「同性愛が性倒錯だった時代」の訳本が出版されたのか。そこら辺が非常に謎である。だって'66年っていったら「ストーン・ウォールの反乱」('69年)より前の話じゃん。約30年前の本を訳する意義があるのか、とても不思議だった。。

確かに「歴史的副産物でこういうのがありましたよー」口調の本だったらまだしも、この本、完全にレズビアンやレズビアン行為に対しては「性倒錯」と信じて疑わない解説付き!!読んでて腹が立って腹が立ってしょうがなかった。。

んとね、この本の解説は「中田耕治」って人が書いてるんだけどね、この人、どんな人なのかさっぱり分かんないの。訳者の経歴は書いてあるんだけどね。んで、解説の中で「この翻訳について説明しておく。これは、私たちがあまりよく知らないレズビアニズムに関して、もう少し深い理解を持つ必要があると考えてえらんだテキストであった。訳者には、すでにファン・ニコルズの長編「エンジェル・フェイス」の訳で知られている阿部孔子を起用した。(中略)私は、仙台で行なわれた、あるセミナーで彼女を知って、語学の勉強をつづけるようにすすめたのだった。地方在住の女性が翻訳の勉強をつづけることは、なんといっても不利なのだが、彼女はそれにめげずに勉強をつづけた。ある時期まで、新幹線を利用して東京のわたしのクラスに通学するような努力をかさねて、やがて創作の長編小説を発表したり、数多くの中、短編を翻訳するようになったのだった。」って書かれてて、じゃあ、アナタはこの本の訳者の先生なわけね、ということは分かるんだけど、自分自身については何も書いてないので、誰かは全然分からない。

ってんで、ええ、ぐぐってみました(苦笑)そしたら、多分、この人だろうと思われるウェブサイトがあったんだけど、経歴を見たら、やっぱ英文科卒なのね。要するに、社会学とか精神医学とかそういうのとは全く関係ない人なわけね。なのにさぁ~、解説ではフロイトを出してきたりして、めちゃくちゃ。

ま、この本自体、表紙にも書いてあったようにセックス・カウンセラーのところにきたレズビアンたち、ってことで、「女性同士で愛し合うことに対して疑問を持っていないレズビアン」は一切出てこないわけ。出てくるのは、生い立ちが悲惨で、かなり精神的にも問題があって、あるものはアルコール中毒だったり、あるものは男性に走った女性の恋人を刺し殺してしまったりした人だったり、それからこの時代に多分、大きく根付いていたであろう「ホモフォビア」(同性愛嫌悪)から相談に来る人(=同性に惹かれる自分は異常ではないかと思っている人)だったり、そういう人たちなわけね。で、そういう人たちの生い立ちから経歴から分析して「この人はこれがあったから同性愛に走った」とか「目覚めた」とか理由付けがされてるのよね。

ええと、わたしから言わせるとね、本末転倒なわけ。確かにこの時期、ほとんどのゲイやレズビアンは隠れて暮らしていただろうから、人目に付くことはなく、同性愛の研究をする場合は、こういう事件やちょっと精神的におかしい人(っていうとなんか精神障碍の人を差別してるみたいで嫌なんだけどさ)しか被験者に成り得なくて、で、そういう人の話から「んじゃあ、レズビアンはこういう風にしてなるものなんですよ」って一般論にしてしまったら、それはないでしょう、ってことにならない?あくまでもその人個人の解釈にはなるかもしれないけど、これが一般化されると非常に問題があると思うのね。

で、だいたいここに出てくる人の共通点って「仲が悪い夫婦の元に生まれたか、孤児院で育って、母親の愛情を受けて育ってこなかった。だから、大人になっても母親の愛情を求めるように同性に愛情を求めるのだ」というのがまぁ出された「理論」の一つね。もう一つは「また、子供の頃に肉親や身内からのレイプ体験を持った人が多い。それ以外でも男性から複数レイプされた人もいる。だから、男性嫌いになり、相手に同性を求める」ね。2番目のほうは取り敢えずは置いておくとして。

1番目の「理論」についてだけど、前にわたし、「同性愛が性倒錯だった時代」にも書いたとおり、男性同性愛者に対しても「大多数の同性愛者には、神経症的な兆候を持つ人々と同様、母親に対するエディプス的な愛情が認められるが、母親への執着の度合いはほとんどの場合、同性愛者の方が強い」「同性愛者はある点で、自分に欲求不満を抱かせた母親と一体化しようとする。母親と同じく、彼は男を愛する」と書いてあって、結局、ゲイもレズビアンも「母親の愛情に飢えている」のは同じなわけ。でも、性的対象は同性に向かうわけ。

この論理って絶対におかしくない?もしね、レズビアンが「母親の愛情に飢えていて、だから大人になっても母親の愛情を求めるように、同性にその愛情を求める」んだったら、ゲイの場合は「父親の愛情に飢えていて、だから大人になっても父親の愛情を求めるように、同性にその愛情を求める」って言う方が整合性が取れてない?

んでね、これを一般化して異性愛者にも広げてみると「女性異性愛者は、父親の愛情に飢えていて、だから大人になると父親の愛情を求めるように、男性にその愛情を求める」になるだろうし、男性異性愛者の場合は「母親の愛情に飢えていて、だから大人になると母親の愛情を求めるように、女性にその愛情を求める」ってことになるわけね。これ読んだら多くの人が「そんなん、絶対に違う。別に好きになる人と自分の親はなんの関連性もないし」って思うと思う(中には若干、自分が好きになる人は親に関係すると思う人もいるかも知れないけどね)。

結局、こういうことなんだよね。まぁ、あの当時は同性愛ってものは「病気扱い」されていたから、仕方のないことかも知れないけど、、でも同じような生育歴を持って、一人は異性愛者なのに、別の人は同性愛者だっていうそういう事実があるかどうかを検証してみた人っていないのだろうか?というか、逆に言うとこのような「でたらめな本」が出たおかげ(?)で、同性愛自体は病気ではない、という研究がそのあとにされてきたんだろうと思う。最近、いろんな本を読みまくってるけど、エブリン・フッカーって精神科医の名前をよく見る。どうもこの人が「同性愛は病気ではない」ということを言い出したっぽい。あとは、それ以前にドイツの精神科医も同じことを言っていたんだけど、ナチスドイツにかき消されてしまったらしい。で、ユダヤ人と共に男性同性愛者はガス室行き、となったわけで。。

ああ、また話が逸れた。

この本は読んでいると、ところどころ、レズビアンについての記述がものすごくおかしいのよ。「それは異性愛者の思い込みだろ」みたいなところがある。例えばね「ロレーナは主に父性を求めて男性と関係を持っていたと思われる。(中略)フェラチオが好きで執着したのは、父に好かれたいという潜在意識のせいだろうか。だが、もっとはっきりしているのは、この行為は子供が満足したいときにとる行動に類似するものであり、その転換行為であることだ。男性性器は母の乳房代わりだったのだ。(中略)バストの大きな女性に魅力を感じたことや自分の胸がもっと大きければよかったといっていること、これは母親がバストの大きな女性だったという事実に繋がっている。ロレーナが女性のバストに惹かれ、性的興味を感じるのは、母親の乳房にすがりたいという安心感を求めてもいるのだろう」

ええと、わたしはどうしても「男性性器が母の乳房の代わり」とは思えないんですけど。。(笑)どう考えたら、こんな理屈になるのか??とても不思議でたまらない。。

「少女期、性感の中心は陰核部だけに限られている。外陰部にも感覚がある少女たちがいるという説もある。だがこれはまだ議論の余地がある。大人になるにつれ性感帯はひろがり、胸部や膣内も含まれてくる。外陰部における初期の体験は将来の性生活を左右するほどに重要である。はじめて経験する膣内貫通が精神的ショックをともなえば、性感は子供の頃のままでとまってしまうことがあり、性感が膣内へひろがってゆく自然な成長を妨げる場合もある。結婚してからこの障害を乗り越える女性もいる。ただし、陰核部を刺激してから性交へ移ることが必要で、これさえなされれば夫の腕に身をゆだね、受け入れることもできる。」

これ、初めて読んだ「理論」なんだけど、フロイトの理論なのかしら、、?これはレズビアンではなく、ヘテロ女性一般に関して書いてある記述なんだけれど。。わたしはヘテロ女性じゃないのでよく分からないんだけど(苦笑)、なんかこれを読んでいると「女性は基本的に男性とのSEXは好んでやりたいと思っていなくて、初めて男性とSEXしたときに、うまくいけばそのままあとは大丈夫」みたいに書かれている感じがするんだけど。。ってことは、女性は潜在的にすべて「レズビアンである」と解釈できないこともないじゃないか??

で、これも初めて知ったんだけど、日本では女性が自慰行為をするときに「チンノタマ」ってものを使ってたらしいんだけど、これ、ぐぐっても出てこなかったよ(笑)一体、いつの時代の日本の話なんだろうねー?なんか、鳩の卵大の空洞になった二つのボールで、ごく薄い真鍮で作られているもので、一つはからで、もう一つの中には小さな重い金属や水銀の玉が入っていて、金属製の突起が付いていて、動きに合わせて振動するようになっているものだそうだ。で、からの方を先に膣から子宮に挿入しって書いてあるんだけど、子宮内にものを入れちゃうわけ??子宮口の入り口までは行き着けることは知ってるけど、わたし、子宮内にものを入れることが普段の状態でできるって、初めて知ったよ。。つか、子宮までものを入れようと思ったら、すんごい力とか長細い棒とか、そういうのが必要なんじゃないか???それに、見るからに痛そうなんだけど。。。

んー。子宮内にものを入れたことがないので分かりません(爆)

そして「チンノタマ」以外に「リンノタマ」「エンジ」と呼ばれる紙や陶製の人工男性性器も使用しているんだってさ。「リンノタマ」を使用しているのは遊女や高級芸者で、「エンジ」は日本の女性が使用しているそうだ。「リンノタマ」だけはぐぐったら出てきた。江戸時代の性具だったようだね。

つか、この本を訳した人はこの部分について疑問を持たなかったのだろうか。。。日本の女性がこのようにアメリカに紹介されていることに対して、何も思わなかったのだろうか。。。いや、突然、日本の女性が出てきたからびっくりするのよね、この部分。

それから「レズビアンたちは、陰核の興奮を通して百パーセントの満足感を得られることもある。多くは性関係の中でクンニリングスはしないといい、口でなく指で刺激するという。お互いのからだを利用する刺激を好む。」だって。ふーん。。そうだったんだ(笑)何人のレズビアンカップルに聞いたのかは知らないけど、時代かね、これも(笑)こういう「一般化」された言葉がなんの根拠もなしで突然出てくるんで、驚くんだけど。

「レズビアンたちの多くは自慰行為を好み、先に述べたように、彼女たちが好むオーラル行為も形を変えた自慰行為だといえる。」ええと、、多くはクンニリングスはしないんじゃなかったっけ?(爆)しかも、レズビアンでなければ、自慰行為は好まないのだろうか?という疑問が沸々。。。

「あこがれの対象が自分の母親に欠けているところを補う人物になるのは、本人たちにも分かっている。お気に入りの先生は女性的な魅力のかたまりに思えるのだ」って、はい。女性の先生が好きだったわたしに言わせると、これは全然当てはまってません(爆)つーか、別に母親に欠けた部分を女性の先生に求めてたわけじゃないし。。それに、わたしの好みとしては、女性の先生でもすごく「はきはき」してカッコイイ先生が好きだったのよ~。わたしが高校時代に好きだった数学の先生は、すんごく進み方が早くて、一部、文系の生徒には不評だったけど、わたしはそういう、なんて言うかな、証明問題の無駄のない、美しい解き方にに「はぁ~っ」と思い、ちょっとでもボーッとしていると付いていけない、というあのガツガツさが好きだったのよね。。。それに加えて「グラフなんてね、適当に書けばいいんですよ」と言いつつ、きれいな単位円を書き、もうそれは「うっとりするほど」だったのだ。なんで、あんまり先生に対しては女性、ってことは求めてなかったんだけどね。まー、わたし一人が異論を唱えてもあまり関係ないか(苦笑)

「男の格好をして人目を引く、一見してそれと分かるレズビアンの女性には、肉体的にも女性ホルモンが不足している場合が多いと言われる。この「男性化」タイプには男性的二次性徴があらわれ、女性らしさに欠けていることがバネになって同性愛に傾く。そしてコンプレックスの裏返しで男の仕草をする。精神医学的には、ホルモンのアンバランスは同性愛に対して無防備な状態を引き起こし、性の欲求に向ける対象を特定できなくなる。生理学的にも、男性化した女性は男役のレズビアンになる可能性が高い。とはいっても女性らしい女性にもその可能性はある。」

「何が言いたいんじゃ!」と思わせる文章(爆)特に最後の方。しかし、女性ホルモンの不足でレズビアンになる、って初めて聞いた(笑)しかも男性的二次性徴が現われて、そのコンプレックスの裏返しで男の仕草をするって、、うーんと、よくわけの分からない文章だなあ。。男性化するから男の仕草をする、のなら意味は通じるけど、なぜここで「コンプレックス」という言葉が出てくるのか、ちーっとも分からん。

確かにこの時代はまだまだ「ブッチ」と「フェム」(見た目「男役と女役」)に分かれていた時代だろうとは思う。日本でも少し前まではそんな感じだったし。30年前の記述とすれば、まー、ホルモンの関係かどうかはよく分からないけど、見た目「男っぽい」人と「女っぽい人」が付き合うのってありがちだったしね。でもこういう概念って、実は時代と共に変わってきていて、今は別に「男性っぽい人」と「女性っぽい人」が付き合っているとは限らない。「フェムフェムカップル」もいるし、逆に「ダナーズ系」もいるしね。そういう意味では世間が思っているほど「男」とか「女」って思ってないよ、今のレズビアンはね。多分30年前、そして日本ではつい最近まで「男っぽい人」と「女っぽい人」が付き合うことになってたのは、ロールモデル(お手本)に「異性愛者」しかいなかったからだろうなあと思わせるんだよね。

あ、あとこの時代では仕方ないだろうけど、やっぱり「性同一性障害」の人だろうなと思われる人も中に「レズビアン」として入っていた。こればっかりは、、この当時はそういう「概念」がなかったので仕方がない。

この本、全体的に「同性愛を治す方向」のカウンセリングをしているみたいだが、それでも少しだけ「異性との恋愛を勧めてもおそらくは無駄であろう。(中略)健全に、そう望むなら彼女がありのままに生きられるように手を貸してあげたい。その方がずっと健全である。」「ボニーはレズビアンであり、かつ健全である。」という「レズビアンは治せない(またはレズビアンである状態は本人にとって健全)」という記述も出てくる。

そして最後には「レズビアンが市民権を勝ち得るときはまだまだ遠い。まず逸脱しているという罪悪感をぬぐい去ること、それが自信に繋がり、解放されることへの第一歩となる」って書いてあるんだよ!なんかね、今までの症例とそのコメントを書いていた同一人物とは到底思えないんですけど(苦笑)でも、そのまた続きには「だが世間一般から見てタブーであるのは男性も女性も変わらない。このことを変えられるのは時間だけなのかも知れない」とも書いてあって。。要するに、この人もなんだかんだ書いてて「同性愛はおかしいことでもなんでもないんですよ」ってことを言いたかったのね、でも、最後の最後、こんな2行しか書いてないと、誤解されるよ、って感じ。あとは「ほとんど家庭崩壊、母親の愛情不足」等々って書いてあるんだもの。。一体、この筆者は何が言いたかったんだろうね?という感じがする。上に書いたように、すんごい変なことばっかり書いてある挙げ句に、最後だけまともなんだもの。変なの。

で、もっと変なのは、最初に書いたように'94年という時代でありながら、まだ「フロイトの理論」」を信じ切ってる、この中田って人だ。この人、大真面目にまだ女性には「ペニス羨望」があると思っている(笑)そして「『ペニス羨望』は女性における去勢コンプレックスの中核をなす。このテーゼからさらにレズビアニズムへの発展といういスキームは容易に見てとれるだろう」って書いてある。

その一方、「男は女の月経や妊娠あるいは性的な欲求の対象としての乳房について興味を持っていても育児にあたって栄養の補給を行なう乳房、あるいは膣の構造などについてほとんど知るところがない」「たとえば、女性は自分の乳房についてどういう風に感じているのだろうか。女性としての自己規定に乳房がどういう役割を演じているのか。男たちはそれさえも知ることがない。」と書いてある。

非常に素直でよろしいんだけど(爆)、それだったら、初めからペニスというものを持たない女性がなぜ一方的に「ペニス羨望」を持ち、「去勢コンプレックス」があるというのか?女性のわたしから言わせてもらうと、男性には乳房がないんだから「乳房羨望」を持ち「乳房コンプレックス」を感じないのか?そして男性は子供を産むことができない。「妊娠羨望」を持ち「妊娠コンプレックス」は持たないのか?

こんなことは絶対にあり得ないだろうけど、フロイトがもし女性だったら、こういう理論を唱えると思うよ。たまたまフロイトが男性だったから、こういう理論が唱えられただけで、トランスジェンダーの女性ならそりゃ「ペニス羨望」はいくらか、程度によると思うけど持つかも知れない。けど、性自認が女性だったら、ペニス羨望なんて有りはしない。それをまだね、'94年にもなって大真面目で解説を書いているこの人って一体何??って思うわけ。

しかも「現在のレズビアンの現状」としてクリントン大統領(当時)が軍隊に対して「(同性愛に対して)聞かず、問わず」の対応をとっており、が、しかし同性愛者だと分かると不名誉除隊の処分を受ける、と書いている。んとねー、確かにこれだけ切り取って書くとこうなるんだけどさ、この前にクリントンが大統領になる前はどう言っていたかとか、ここまで来るのに、どういう歴史があったとか、'66年から'94年までにアメリカで同性愛者に対する権利や運動がどのように拡大してきたのか、全く知らないまま書いてるのよ。軍隊でも「聞かず、問わず」になったのは、実は「大きな一歩」でもあるのよね。その前はベトナム戦争で勲章をもらった英雄がカミングアウトしたら(英雄だから、ゲイである方の影響は少ないだろうと思ったらしくてカミングアウトした)、勲章の栄誉よりもゲイであることを理由に「除隊」になってしまったほどだったんだよね。で、この件で除隊させられた軍人は裁判起こしたんだよねー(負けたけど)。

こういう「全くの素人」がよく解説を書いている本を出版社が出すなあ~と逆に感心したんだけどね。で、この本の解説の結びが、

「現在でもたえず好奇の目にさらされつづけているレズビアン、レズビアニズムについて、私たちの理解が深まる契機になればこれにまさる幸いはない」

って書いてあるんだけど、悪いけど、この本読んで理解が深まるとは思わないでって、逆にわたしが言いたいわ(苦笑)この本なんか読んだら、ホント、何世代か前の古い概念しか知識を得られずに逆に害にしかなんないわ(苦笑)「こういう本がかつて出ていました」という「歴史書」」扱いするならともかくね。

「なぜレズビアンになったか」なんて考えること自体が余計なお世話なんだよ!だったら、自分がなぜ「異性愛者になったのか」その理由を先に考えろってんだ!!!

テーマ:同性愛 - ジャンル:日記

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