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10-21 Tue , 2008
関パレ雑感
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というわけで、関パレが終わってからもう2日、過ぎ去ってしまった。早いもんだ。
ここで忘れないうちに、今回の「関西レインボーパレード2008」に参加していろいろ思ったことを書いてみたい。

わたしにとっては、去年の「第6回東京プライドパレード」以来のパレードだった。去年は、いろいろなことがあった上でのパレードで、自分にとってはものすごく感慨深いパレードになったわけだが、今回のパレードもBrass MIX!としては、今年、最初で最後となるパレードとなった。ただ、わたし自身は今年の前半は非常に体調が悪く、他のことは考えられない状態だったのと、やはり今でもまだ本調子とは遠い体力で、無事に3.8kmを楽器を吹きながら歩き続けることができるか、という不安は最後まであった。

パレード自体が1週間遅れたことは、特にわたしにとっては影響はなかったが、今やBrass MIX!はパレードをするごとに人数が膨れあがり、今回も100人を越す参加人数となった。そのため、事前に実行委員の人とBrass MIX!側との話し合いや打ち合わせは欠かせない。実行委員は実行委員側の考えもあるだろうし、いろいろな制約もあるだろう。Brass MIX!だとて、いつも「安全第一。楽器の上手い下手に関係なく、みんなが楽しんで歩けること」がパレードの大目標だ。それには大量のスタッフが必要となる。

それを実行するために、パレードの実行委員さんとBrass MIX!の代表者の話し合いは多分、一筋縄ではいかなかったのではないかと思われる。だいたい、最初は人数制限がかかるかも知れない、というところを、どういうわけかそれがなくなり、ただし、今回はBrass MIX!の責任者トヴィくんはいつものように「ドラムメジャー(指揮者)」をせずにスタッフに回る、ということを聞いていて、いつもいつもパレードでは彼の背中を見て演奏しているわたしにとってはとても寂しくなるだろうな、と思っていたのだ。

しかし、Brass MIX!の中でも楽器を吹かずに今回はスタッフに回る人がいた、ということで、結局、わたしは前日にトヴィくんがいつものパレードのようにドラムメジャーをやる、ということを知った。わたしはBrass MIX!の中では、ホント、ただの参加者で、役職には一切就いていない。だから決められたことを「はいはい」とやるだけで、お気楽ご気楽な身分で、内部でどんな問題が起こっているかとか、パレードの実行委員さんとはどういうことが問題になっているかとかは全く知らない。情報は上から振ってくるだけだ。ただ、パレードが近づくにつれ、集合時間などが変わったりすることはよくあること。そこさえちゃんと押さえておけば、わたしはあとは自動的に流れに乗るままに、パレードに参加することになるのだ。

で、楽器の性質上、一番前で吹けるんだから、こんなおいしいことはない、と思ってる(笑)ホント、ひどいヤツだね、わたしって(苦笑)

なのでここで、パレードのBrass MIX!に関わった実行委員の人を始め、すべての人にまず感謝をしたいと思う。わたしが安全に楽しく楽器を吹いて歩けたのは、みんな彼らのおかげだ。どうもありがとうございます。

さてさて。だが一方、Brass MIX!でパレードに参加する、ということは、ほぼ1日楽器と共にパレード終了まで拘束される、ということを意味する。例え13時頃から開始しようが、わたしたちの集合時間は午前9時くらいなのだ。これは東京も大阪も同じ。なんせ、全国から集まってくるので、当日の朝が初めてみんな揃っての練習、となるのだ。

19日も朝9時に淀屋橋近くの中之島公園に集合。音出しを始めて、それから全体に隊列を作って練習する。特に今回はドラムメジャーがいない、という前提になっていたので、曲と曲との間のドラムマーチは37小節、と決まっていた。結局今回はドラムメジャーがいることになったけれど、そのことは変わらず、37小節が終わってから、どうやって次の曲に入るか、その入り方などを主に練習する。何回か休憩を挟み、練習するんだけど、いやー、あの日は暑かった。

結局お昼くらいまで練習をし、その後は自分の荷物や楽器ケースを終点地に運んでもらうために、トラックのところまで持っていったりした。その後、昼食を取る。

今回は、なんと関西方面に住むマイミクさんが3人も観に来てくださることになっていて、本当に嬉しかった。そのうちの2人は社会人野球関係で知り合った人たちで、前にいつ会ったのかもう忘れるほど前に会ったきり。もちろん、その頃なんかはカミングアウトしてないので、カミングアウト後、初めて会うと言うことになる。わたしの場合、mixiのプロフィールに「レズビアンです」ということと、前にやっていたウェブサイトの名前やHNを明らかにしているので、ほとんど自動的なカミングアウト状態なんだよね。それでもこうやってわざわざ会いに来てくれるのは、本当に嬉しかった。

一緒にご飯を中之島公園の女神像の裏で食べつつ「こんなことを聞いたら失礼かも知れませんが、オカマって女になりたい男の人じゃないですよねー?」とか、そんなことを気楽に聞ける間柄をなんか嬉しい、と感じた。だって多分、こういう機会でもないと聞いたりできないだろうからね。だから「まー、オカマっていうかゲイは男として男を好きなわけで、別に女になりたいわけじゃないんだよー」とか、そんな話もしたりして(笑)当然のことながらわたしの彼女も紹介したりした。「女が好きだからといって、男になりたいわけじゃないんですよね」と言われ「そうそう。別に男になりたいわけじゃないから。性別を変えたいって言う人は同性愛者じゃなくてトランスジェンダーっていって、トランスジェンダーでもどこまで自分がそうなりたいか、によって全然違うんだよ。手術をしたいという人もいるし、ただ自分とは反対の性の服装をするだけで満足する人もいるし」と説明をすると「それって『性同一性障害』ってことですか?」と聞かれたんで「んまあ、簡単に言うとそうかなあ~?」なんて。「性同一性障害」の認知度ってやっぱり他の性的少数者に比べると高いのかな、と思ったりした。

昼ご飯を食べてしばらくすると隊列を作るように言われる。ってわけで、パレードの先頭で吹くわたしらは、出発前の階段のところで隊列を作って待機をする。実は、これからパレードが出発するまでにはかなり時間があって、本部ではいろいろなセレモニーなんかをやってるとは思うんだけど、全く分かんないのね、そういうことは。ただ、そこにいてダラダラしているだけで。そういうところは、まぁしょうがないとは思うのよ。東京でも大阪でもそれは同じなんだから。そういうところが参加者でありながら、一般参加とはまた違うところで、それはBrass MIX!で吹いている以上は仕方がないことだと思っている。

東京なんかはパレードが始まる前にファンファーレを吹いたりするので、拘束時間はそれ以上になり、せっかくいろいろなシンポジウムがあったりしても絶対に聞くことは出来ない(まぁこれは「”みんな”でブラス」に出ることも関係あるけどね)。東京の場合は本当に自分のことをやるだけで精一杯で、ブースを見る余裕さえない。でもまあそれは仕方のないことだ。

ここで待機している途中に、もう一人のマイミクさんと会う。その人とは、実は初対面なんだけど、わざわざこのパレードに来てくれて、そして一緒に歩いてくれた(らしい)。最初にちょっと挨拶をして、そして、最後の公園で、最後まではいられそうにないから、といって、挨拶をして帰られた。「楽しかったです」と言われて、嬉しかった。ホント、こういう人との繋がりは大切にしたいと思う。

隊列を作って1時間以上は待ったかなあ。ようやくパレードの出発となる。

吹いているときのことは、前の日記に書いたので、もうあまり書かないが、パレードしながらわたしは沿道にいる人たちのことを見ていた。去年の東京の場合とどうしても比較をしてしまう。去年の東京は沿道に人があふれかえり、随所でレインボーフラッグが振られ、そして1曲終わるごとに拍手をされた。ところが、大阪の場合は距離が長いのか、ほとんどレインボーフラッグなどを持った人は見あたらず、沿道も東京に比べたらすごく少なかった。たまにゲイカップルっぽい人たちがひっそりと立っていたり、当日、パレードが始まる前に中之島公園で「mens mix」と書かれたスポーツタオルが気前よくみんなに配られていたのだが、それを持っている人を見かける。あとは、、ほとんど通りすがりの人たちかなあ、という感じがした。

「大阪は長い」ということは一昨年経験しているので、特に初っぱなから力をセーブすることはなかったが「まだまだ」と思いつつ、歩いた。あの日は暑くて、楽器を吹いているときに、顔から汗がしたたり落ちてくるのが分かった。だから途中はやっぱりばてたりしたが、そういうときに限って、沿道で座って誰かと話をしている某akaboshiさんを見かけ「こっちはクタクタでへばりながらも頑張って吹いているのにぃ」と恨めしい気持ちになったりした(爆)

それから、どこかは忘れたけど、わたしたちの前で実行委員の人が「関西レインボーパレード」と書かれた横断幕を持って何人か歩いていたんだけど、その向かって一番右側の人が短いスカート(って言うのかしら。スカートじゃないわね、あれは。なんかバレリーナの短いスカートみたいなヤツ)を穿いてて、んで、足は、黄緑色の網タイツを穿いてたんだけど、どこからともなくおっちゃんがやってきて、その人のお尻の部分だけ盗撮(盗撮とは言えないな、別に盗み撮りしたわけじゃなくて、堂々とやってたんだもん)してて「なんだー、あのおっちゃん??」って思ってたんだけど、そのおっちゃんは盗撮をし終えたら、どこかの交差点で曲がっていなくなってしまった。

よく、そういうことが公衆の面前でできるもんだ!!!と楽器を吹きながらもとても怒り心頭だったんだけど。

途中、あの「グリコの看板」で有名な道頓堀を通り、そしてその前日、心斎橋のパルコ(ロフト)に行った際、通った道を通ったのだが、わたしはなぜか、ずっと去年の東京パレードと比較していた。大阪のパレードってなんか、緩いんだよな、と。これは悪いことではない。逆に言うと東京が固すぎたのだと思った。だから、わたしは東京ではできなかった、サンバステップを踏み、指揮者のトヴィくんのマネをして楽器を上げ下げし、その「緩やかさ」を楽しんだ。心の底から楽しかった。

向こうの車から手を振ってくれた人に対して、手を振り返す。途中、若い女の人から「きゃー」なんて言われ、手を振られてたのに、トヴィくんが反応して一緒にキャーキャー言ってたんだけど、そのとき「あの人、知ってる人?」って聞くと「いや、知らない人」って(笑)こういう思いがけないことがあるから、パレードは好きだ。終わってから「そういえば途中でおっちゃんが『同性愛なんか許さない~』って言ってる人がいたね」って話してる人がいたけど、確かにそういう人は中にもいると思う。全員が全員、暖かく見てくれているなんて思ってない。けど、大多数の人は「なに、あれ」と思いながらも、性的少数者はいるんだな、ということを心の片隅にでも感じてくれたら、いいと思っている。でも、それだけがすべてだとはわたしは思わないんだよね。

パレードは実は「デモ行進」で政治的な意味合いがあると考える人は多いだろう。しかし、確かにいつもならば、わたしは「性的少数者の可視化」は重要なことだと思っているし、パレードは大いに「政治的」であってもいいと思っている。府知事や市長がメッセージを送るのも喜ばしいことだし、政治家が来て一緒にパレードしてもいいと思っている。

が、わたし自身のパレードの関わり方はそれだけじゃないんだよね。「性的少数者の可視化」も目的の一つではあるのだが、わたしはそれ以上に、音楽の楽しさや、そして喜びが、見ている人にも伝わればいいなあ、と思って吹いている。わたしらの演奏している音楽を聴いて「あっ、この曲聴いたことがある」と思ってくれる人が一人でも多かったらいいなと思うし、「トロンボーンってかっこいいな」なんて思ってくれればこんなに嬉しく誇らしいことはないし(笑)確かに「性的少数者は、普段、普通の人と同じように生きています」というメッセージもいいだろうが、わたしはそれよりもBrass MIX!を通して、音楽の楽しさを伝えたいと思って吹いている。そのためには自分が一番楽しまなくちゃね、と思っている。

だから、前の日は飲み会に遅刻してもサンバホイッスルを買ってきたいと思ったし「風になりたい」と「ブラジル」の間奏では、慣れないサンバホイッスルを吹いたりしたんだ。まぁ、隣で吹いてた村長に「Ronさん、リズムだけは守ってね」って言われるくらい、めちゃくちゃ吹いてたんだけど(苦笑)

テンポは正直言って、初めからすごく早くて「練習と違うじゃん(汗)」と思ったのは確かだ。1拍1歩じゃ全然歩けなくて(ちょこまかするから)、そのうち、2拍1歩になり、最後はもう適当(苦笑)それでも一昨年に比べると「いつまで吹けばいいの?」とは全く思わなかった。

最後の最後の方で、すっぴんのエスムラルダさんを見つけて、思わず「エスムさ~ん!」と言ってしまう。エスムさんも気がついたようで「もう少しだから頑張ってー」って言われて嬉しかった。隣で吹いてた人から「エスムさんのすっぴん姿を初めて見ました。。」と言われ、あら、悪いことしちゃったかしら、とか(謎)。

ほどなくして、最終目的地の元町中公園に到着。
疲れてたけど、死ぬほど疲れたということもなく「あー、もう着いちゃったか」って感じがした。

Brass MIX!は、お帰りなさい演奏の代わりに、最後、全曲を吹くことになっていたのだが、出発時間が遅くなったので全曲吹くと近隣住民に迷惑がかかる、ってことで、急遽7分間だけ時間をもらえて、んで、その選曲は当日の朝の練習の時に決まったんだよね。でも、何が決まったか、そのときまで全然知らなくて(爆)、周りの人に「何吹くの?、何吹くの?」って言ってたわたし。。。orz

その「お帰りなさい演奏」も、いつ吹くのか分かんなくて、なんか実行委員の人が周りでごそごそ「Brass MIX!の人たちは30分予定より早く着いちゃった」って聞いた(爆)どうしても赤信号なんかで隊列が途切れるとまずいから、速く速く歩かせたらしいのねってまあ、元のテンポも結構早かったけど「速く歩いてください」って途中、警察の人に言われたし。で、後続の人たちがそれに続いてこなかったんで、しばらく待ってた。

で、みんな揃ったと思われたところで、みんなの前で「FANTASMIC-PART.1,FANTASMIC-PART.3」と「PROUD MARY」を披露。立奏なんて、なかなかしないし、もうそのときまでには脳内麻薬が出まくってたので、超ノリノリで吹いちゃった。だけどやっぱり途中から指揮者のトヴィくんがウルウルしてきてるのが分かったので、前も書いたけど途中からこっちもウルウルしそうになって困った。

いつもいつもBrass MIX!の代表としてみんなのために力を尽くしてくれているトヴィくん。彼がいるからこんなに大所帯になってもやっていけてるんだとわたしは思う。彼はとても責任感が強い。このBrass MIX!を「家族」と呼んでいる。だからこそ必死になって家族を守ってくれる。だからこそ、今回だってホントはドラムメジャーができないところを、誰かが自分が楽器を吹くのを止めてスタッフに回ってくれたりして、いつものようなパレードができたのだ。

しかし彼は、いつもと違い、ドラムメジャーもやりつつ、途中、道幅が狭くなったり、前後の間隔が詰まったときなどは、自分が外に出て、そして安全第一でやってくれた。わたしはいつもいつも彼の背中を見ながら吹いて歩いている。いつもとは違う、と思ったのはこういうときだった。彼はドラムメジャーもやりつつ、スタッフとしても自分の「家族」を守っていた。最後の最後でどうしても泣きそうになるのは、今までのことが走馬燈のように頭をよぎるんだろう。そしてそれがもうすぐ「終わる」から、ついつい涙腺が緩んでしまうんだろう。。(と一人で勝手に想像してみる)

演奏が終わって、みんなから拍手してもらって。

そして、最後に風船飛ばし。

そんな感じで割とあっけなく、パレードは終わった。
わたしは、、疲れたけど、死ぬほどは疲れていなかった。
結局、Brass MIX!の打ち上げには行かなかったんだけどね。

こうして今年、最初で最後のパレードは終わった。

最後に。中之島公園で、茶色い犬を連れた人がいたんだけど(スタッフらしき人)、犬がわたしたちの荷物や楽器ケースの周りをうろついていたんで、みんなで「あれは麻薬犬だ、麻薬犬だ」って言ってた(誰がこんなところに麻薬を持ち込むんだよ(爆))。でも、終点の公園でもその犬がいて、その犬を連れていた人と話していたら、単なる飼い犬だった(爆)だから「いやー、うちら、みんなで『麻薬犬だー』って言ってたんですよ」と言ったら大笑いされた。その犬は男性と女性とで態度が違う「ジェンダー犬」なんだって、そのスタッフの人が言ってた(笑)

そして薄暗くなった公園の中で、スタッフの人は、まだ公園にゴミが落ちていないかの確認をしていたりして、最後の最後まで大変そうだった。

楽器を吹いてパレードをする、ということは、事前の準備が大変で、もう何ヶ月も前から曲決めをしたり、曲が決まったら練習したり、普通の一般の参加者とは確かに違うところがある。が、やっぱりわたしたちも参加者の一人だし、わたし自身はBrass MIX!の中でも内部のことについての話し合いなどには参加しないので、本当にただの「一楽器吹き」にしか過ぎない。

しかし、わたしは「Brass MIX!でトロンボーンを吹いているRonさん」と呼ばれるのが実は一番好きだ。いつも、いろいろ性的少数者のことについて細かいことも考えたりいろいろ書いたりしているが、でも、わたしの原点はここにあると思っている。そしていつまでも「Brass MIX!でトロンボーンを吹いているRonさん」であり続けたいと思っているんだ、実はね。

テーマ:性的少数者(LGBTIQ) - ジャンル:日記

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