09-29 Mon , 2008
ハートをつなごう ゲイ/レズビアン第2弾、1日目
えー、当然のことながら、「ハートをつなごう ゲイ/レズビアン第2弾」の1日目の放送を見たんだけど。いや~。なかなかよかったと思いました。第1弾の2日目がひどかったからな~(苦笑)

今回は、第1弾の1日目の放送のように、一つのテーマに沿って、丹念に作った、という感じの放送だったな。そのテーマとは「レズビアン 結婚」だったんだけれど、前に発達障害のときに「発達障害 結婚」というテロップが同性愛者のわたしとしては、痛かった、と書いたけれど、まさかもう「レズビアン 結婚」ってテロップが出てくるとは思いもしなかったよ(笑)だけどね。「結婚」って言っても、日本では認められていない「結婚」なので、本当の結婚と言えるかどうか、、ってのがやっぱ、わたしの胸中を複雑にしたね。

そのレズビアンカップルは、秋にカナダで結婚証明書をもらってくるらしいんだけど、式は日本でやるらしい。それも自分の勤めている会社の同僚とか友達とか呼んでやるそうだから、結婚式としては、本物だよね。ただ、日本ではカナダ政府が発行した結婚証明書はもちろん「ただの紙切れ」。当然法的拘束力はない。

しかし、わたしより随分若そうな二人だったけれど、二人とも随分苦労(ってのか?)してきたようで。。まぁ、一方の人は中学の時に母親にカミングアウトしちゃったってんだから、すごいよな。わたしなんか中学の時はまだまだ子供で「人を好きになる」なんてことちっとも思わなくて、毎日アニメばっかみて、友達とギャーギャーしゃべってた、くらいしか思い出せない(苦笑)もう一人の方は、それよりも遅く自分がレズビアンだって気がついたらしいんだけど、付き合う相手、相手が「一生を共にしたい」って思わずに「やっぱり結婚(異性結婚)を。。」ってんで、別れを繰り返してたみたいで。わたし、今でもさー、「同性愛はいけないものだから、一生一緒にいられない」って思う人っているんだってそのとき思った(笑)そんな人、いるんだって。わたしは今の彼女と出会ってからは「一生この人といよう」って自然に思ったから、そういう点では全然悩みもしなかったし、彼女の方も当たり前に「一緒にいようね」って言ってるし。んー、わたしらの方が脳天気なんだろうか??

ただ、中学の時に母親にカミングアウトした人は、「わたしの人生は一生孤独だ」って思ってたって言ってたけど、それはわたしもずっと思ってたんだよね。わたし、自分がレズビアンだと気がつく前(物心が付く頃だから、本当に幼い頃ね)には、両親に対して「わたし、結婚しないから」ってずーーーっと言ってたんだよね。それだけはもう鮮明に覚えていて、なんていうか、大人になったときを想像してみると、わたしが男の人と一緒に暮らしている想像ができなかったのよね。なんていうかな、家庭を持つという想像ができなかったというか。子供も嫌いだし。一人で生きていく方が楽だって思ってたし、一人で生きていく想像ばかりしていた。でもそれは、わたしにとっては自然なことで、一人で寂しい思いをするだろうとか、そんなことはちっとも思わなかった(笑)

で、実際、自分がレズビアンと気がついたあとも、なかなか彼女できないし「もういいや、別に一人でも。野球観てればそれで幸せだし」って思ってて、仕事は定年になるまで続けて、野球は仕事と両立して、そんで、定年後は野球三昧しようと思ってた(笑)それで幸せだったしね、実際にも。だから、本当にわたしは一人で生きていこうって思ってたんだけど、まー、人生何が起こるか本当に分からないもので。彼女と出会ってしまい、またわたしの人生設計は根本から崩れてしまった(苦笑)んー、こないだのオフ会で彼女いない人からすると「なんて贅沢」って思われるかも知れないけど、実際、一人で暮らしてても寂しいと思ったことはなかったし、まぁ、同じレズビアンの友達がどうしても見つからなくて、そういう話ができないことはちょっと悲しかったけど、それは野球で十分カバーできてたからね。「同性愛者だから一人で生きるんだ」とも思ってなかったしね。「まー、こんなに探しても見つかりそうにないし、第一、わたしを好きになるような物好きな人はこの世には存在しないだろう」と思ってたので、それが当たり前の心境だったというか。

「結婚式をする」というと周りは「おめでとう」って言ってくれると言ってたけど、それは本当だと思う。例えばカリフォルニア州で同性婚を挙げた、ジョージ・タケイについてのmixiでのニュースで日記を書いた人のほとんどが「おめでとうございます」とか「日本でも同性婚ができればいいのに」と言った感想で、否定的な意見ってほとんど見あたらなかったんだよね。これが、例えば「the L word」のニュースだと「ホントにレズビアンって存在するの?」とか書いてあるし、HIV/AIDS関連のニュースだと(こないだの北京五輪で、選手村にコンドームが配布されたというのがあった。それは選手のためではなく、選手の意識を高めてもらうために配布される、という趣旨のニュースだったが)それをすぐ「ゲイ」と結びつけて「うほっ」だの「やらないか」だの「アッー」だのというタイトルが氾濫する。ちなみに「うほっ」と「やらないか」は山川純一(ヤマジュン:「薔薇族」でかつてマンガを描いていた)の「くそみそテクニック」に出てくる言葉で、「アッー」というのは、かつて六大の選手がゲイのポルノビデオに出演したってんで、この選手がドラフトにかかる前にそのことがばれて、結局その選手はその年にはどこの球団にも指名がかからなくて、渡米して野球を続けたという事件で、その選手がビデオで発していたという言葉が、どこかで「アーッ」じゃなくて「アッー」だったことが、まぁ受けて、それが今でも覚えている人たちには覚えられていて、「ゲイ」というと必ずこの言葉を使いたがる人たちがいるのね。さもそれを知っているとゲイの世界を知っている、みたいな感じでね。ホント幼稚くさいと思うんだけどさ。わたしからすると「だから何?」って言いたくなるような3つの言葉だ。そのどれも「ゲイ」を性的な存在としてしか見てないのね。ゲイも一般の人と同じようにしゃべり、同じように働き、同じように食べて寝る、って全然思わないのね。ゲイは一日中SEXしてるとでも思ってるのかね???って感じ。

ってわけで、どうもニュースによって「人が感じる具合」が違うんじゃないかと思っている今日この頃なんだけどね。

わたしの友達のレズビアンカップルでもやっぱり、結婚式を挙げた人がいる。わたしはそのときシドニーにいたんで、彼女だけが出席したんだけどさ。そこには母親も出席していたって話だ。今日のカップルさんは、片方がウェディングドレスで、片方がタキシードだって言ってたけど、友達のカップルさんは両方ウエディングドレスだったそうだ。で、式場の人も「こういう結婚式もいいですね」って気持ちよくやってくれたとかで、やろうと思えば案外、簡単に受け入れてやってくれるんじゃないかと思っている。向こうだって商売なわけだしね。ま、一つの区切りではあるよね、結婚式ってさ。

わたしらは、、(苦笑)
両方、結婚式には興味がないのでしない、今のところ。「結婚式、やるんだったら、やってあげる」っていう知り合いの牧師さんとかもいるんだけど、まー、わたしの方がなんと言っても「わたしの神」は存在しないと思ってるんで、それはちょっと難しいかも(笑)披露宴も「見せ物」みたいでヤダーと、今のところはそう思ってるけどね。でもやるとしたら、両方タキシード、でなく(爆)、両方ラフな格好だろうなー。せめてパンツスーツ、ってところかな。本当はTシャツとジーンズなんかでやったら最高なんだろうけど、それじゃ「ハレ」の日にはなんないだろうからなー。

ただもし、わたしがまだ会社に勤めていて、んで、彼女がわたしんとこに来て同居してて、で、わたしは職場にカミングアウトして「結婚式をする」と言ったら、面白かっただろうなーと想像してみる。まー、彼女の方はカミングアウトしてないんで、彼女の方の身内の出席は難しいかも知れないけど、うちの会社、結婚式には社長から「祝電」が届くんでね。かなーり、会社中の話のタネにはなったかも知れないけど、でも上司や同僚は快く出席してくれたと思うよ。ってことで、会社を辞めたのはちょっと惜しかったかしら?ってなんだか変な話になってしまった(笑)

今日の話はねー、二人、幸せそうだったし、そういうカップルはうちらを含めて、結構多いと思うんだよね。で、わたしの周り「一生一緒にいよう」っていうカップルの方が多いので(圧倒的にレズビアンカップルだけどね)、なにもこれが特別に進んでて特別なことをやってるんじゃないと思う。うちだって、指輪の交換はしてるんだしさ。そして、彼女とわたしの両親は、わたしの病気のせいもあって、お互い、何回も何回もやりとりしてるし。そういう意味では、今、わたしは自分の都合で身内とは一切、連絡を絶っているけれども、本当は「家族」として、それこそいろいろな行事に来れるんだよね。まー、彼女の方は来たくないだろうけど(苦笑)

そういえば、今日、Badi(ゲイ雑誌です)の2月号の「今日もいい天気」ってマンガを読んでて「ああ、ゲイ(レズビアン)カップルにとって『家族』ってなんだろう?」ってキュンと胸が切なくなっちゃったんだけどさ。ま、このマンガのストーリー(彼は実は前に結婚していて、奥さんと子供がいて毎月養育費としてお金を払っているのを知ったんだけど、主人公はそのことについて「いつか本当の家族になれればいいな」って、彼の向こうの子供を思うというストーリー)とはちょっと違うにしても、長年一緒に暮らしてても、結婚はしていないから、お互いの家族はわたしたちの関係を知らなくて、だから、ちょっとした身内の集まりには相手は絶対に呼ばれないしね。

ま、今「結婚をする」ってことは、この日本の「家制度」の中に入る、ってことで、どっちか一方の名字を名乗らなきゃいけないとか、いやなこともたくさんあるわけだけれど、異性愛者のカップルだって、実家との付き合い方は一つじゃないわけでさ。まさかみながみな、盆と正月に実家に帰るわけじゃないだろうし。そんなところでね「同性愛者の家族」として、身内との付き合いは模索していかなきゃならないだろうなーとは思ってるんだけどね。なんせ、わたし自身が今は身内とは付き合いたくないんでね、それは仕方がないんだけど。

この回の放送は、決して「特別な例」ではないんだよ、と言いたかったし、あとはやっぱり、日本でも同性愛者の関係が法的保障されるようにされたいって思った。もう最近のわたしはそればっかりだね(苦笑)わたしらも「カナダで結婚証明書もらおうか」って話はしたんだけど、やっぱり日本で認められなきゃ意味ないじゃん。わたしはそう思ってるけどね。

知人がこの夏にカリフォルニアで同性婚をしてから、わたしにとって「結婚」というものが本当に「身近」に感じられるようになった。昔は「どこか遠い国の話」だったのに。それがわたしの意識をすごく変えた。他の国でできて、なぜ、日本でできないのか。同性愛は異性愛を脅かす存在ではない。なぜならば、同性婚を認めたからといって、同性愛者が増えるわけではないからだ。同性愛者は自分がなりたくてなったのではない。知らないうちに、気がついたら同性愛者だった。親ももちろん、自分の子供を同性愛者として育てたわけではない。同性愛者は異性愛者の親から生まれるのだ。同性愛者が異性愛者のフリをして結婚をしたとするならば、それは「悲劇」としか言いようがない。もちろん、結婚後に自分は同性愛者だって分かる人も中にはいるんだけれど。。とにかく「同性婚を認めない人」は何か勘違いをしている人が多くて、それも全く当事者と話したことがないだろう、という意見なんだよね、聞いてみると。同性愛者を化け物や悪魔みたいに「悪の道に引きずり込む人たち」だと思っているとしか思えなくて。一回、当事者と話をすれば、上にも書いたけど、一般の人と何ら変わらない、ただ、性的対象としている人、同居している人が同性なだけだってすぐに分かると思うんだけどな。

あ、最後に番組を見て思った。この二人、まだ若そうだから「レズビアンマザーになればいいのに」って(笑)わたしらは、もう既にわたしも40になったんで、まさか40での初産はねー、ってことと、あとやっぱり子供が嫌いなので(苦笑)、レズビアンマザーにはなれないけれど。これからの若い世代のレズビアンカップルがどんどんレズビアンマザーになっていけばいいのにって思ったりした。あ、レズビアンマザーって、文字通り、レズビアンの母親ってことだけど、これは今の日本でも存在はする。それは、子持ちの既婚者が自分はレズビアンだと気がついて離婚して、同性のパートナーと一緒に子供を育てている、という例。多分、今の日本はこの例が最も多いだろう。が、外国では人工授精によってレズビアンマザーになる場合が圧倒的に多いそうだ。何も同性愛者カップルだからといって子供が作れないわけではない。最早「孫の顔が見せられない」同性愛者カップルではないのだ。そこのところも一つ、常識が覆されたというべきか。

今日の内容は、一つのテーマに沿ってやったので、とても分かりやすかったと思う。明日も楽しみにしている。

テーマ:同性愛 - ジャンル:日記

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