08-16 Sat , 2008
夏バテと橋本治
ここんとこ、すげー暑いと思ったら、今はお盆の真っ最中なのね~。うちのプリモプエルが「おぼーんぼんぼん」と言っております。

夜になるとまだいいんだけど、昼間は、、ぐったり。特に冷房設備が全くない自分の部屋には昼間、入る気がしなくて、ずっとクーラーのある寝室で新聞読んだり本読んだり、、、あ、あと昼寝したり(笑)ホンマ、この季節は効率が悪い。去年はシドニー行く直前でバタバタしてたけど、その前とかはどうやって過ごしてたんだろうなあ~?この暑い中、よく仕事にも行ってたよなあ~。。っていうか、今週3日ばかり、広東語漬けで、それで昨日と今日は疲れちゃって、って、これはまだ身体の調子が悪いからか?それともまさか、年齢のせいじゃないだろうな。

といいつつ、本当に夏バテだと何もする気が起こらないと思うんだけど、実は本が読みたくて仕方がないのよね。。だもんで、次々と読みたい、と思った本に手を出し(読み終わらないうちから)、今はなんか4つくらい並行して読んでるわ~。けど、全部、過去に読んだことがある本を再読。んー、これ、こんな本だったっけ?とか印象の違う本もあったりして、これは年齢を重ねたせいなのか、それとも別の要因があるのかはよく分からない。あ、読んでいるのは小説じゃない。「じゃあ、何?」って言われると、、橋本治関係だったり、「きけわだつみのこえ」だったり、「プライベート・ゲイ・ライフ」だったり。あ、あとは新聞2紙とBAdiなども。ってホント「雑食」だよね~、わたし。でも、小説が入ってないのよね。あのね、小説って自分と合う小説を見つけるのは難しいのよ。で、ベストセラーと呼ばれる小説はほとんど全く読まないのは、過去に何度か読んで「わたしって一般大衆に受ける小説とは合わない」って感じたから。

んー、一般大衆に受ける小説って、今は特に「読んだら泣ける」とかさ、そんなんばっかじゃん。わたしさ、別に本読んで泣きたくないのよ、っていうか、それ以外でたくさん泣いてるから、もう泣きたくないのよ。それに「泣ける小説」って絶対「ツボ」があってね。「あー、ここで泣けって言ってるよ、著者は」って分かっちゃうのよね。わたし、そういう本は読みたくないんだな(笑)わたしは小説家では山本周五郎が一番好きなんだけど、っていうか、多分、唯一、好きな小説家なんだろうけど、今は読み返したいとは思ってない。だから、今は小説じゃなくて、他のジャンルの本を読んでる。ま、橋本治も「桃尻娘」なんか書いてるから小説家と言えないこともないわけないよなー。小説よりも評論が多いからな、彼は。

ってわけで、橋本治を読むと、だんだん書いてる口調が「治ちゃん調」になってくるわけだけど、今んとこまだそんなことはないってことは、まだそこまで読んでないってこと。あ、以前から「橋本治、どっかの本で自分が同性愛者だって書いてた本があったよなあ」っていろいろペラペラめくって読んでたら、やっと見つけた。「ぼくたちの近代史 (河出文庫)」これの113p。「だから、『色んな個人いてもいいじゃないか』っていう―俺、やっぱりその、全共闘の時代にさ、言ってもよかったんだよね。それこそやっぱし、自分なりの言葉(ここ、点がうってある)で言ったっていいんだよって、そういう門口にもいたんだけどさ、でも俺やっぱし、言おうとしなかった部分もあるっていうのはさ、だって俺、普通に言ったら変態なんだもん―同性愛者って。やだそんなの。」って書いてある。

これの「ぼくたちの近代史 (河出文庫)」ってーのは、全共闘世代とは一体何だったのかね~?って本なんだけどさ、元は治ちゃんの講演(しかも6時間)を本にまとめたものなのね。で、彼はその講演で「カミングアウト」してるんだよ(笑)だけどね、この続きは「変態である同性愛者の彼」の話も続いてることは続いてるんだけど、やっぱね、この人「大人になんかなりたくなかった人」なんだなってその後の話を読むとそう思う。「恋愛論」もそういう調子だったけど。

でね、彼はいつもノンケ男が好きになるわけですが(だっていつもこのパターンなんだもん。実際はどうかは知らないけどね)、そのノンケ男は「自分より賢くてイイ男」なのね。で、彼はそういう男を「男」でなく「天使」にしちゃうの。でね、一生懸命友達になろうとして、一番の親友になったりするわけ。彼はね、親友になる過程において相手を「天使」にしちゃうの。で、「天使」だったらSEXの対象にはならんのよ、というか「天使である彼」でもう十分なわけなのね。でもね「男」はいつまでも彼の「天使」じゃなくて、あるとき絶対に下界に降りてくるの。そうなると、もう彼の興味の対象じゃなくなるのね。

まー、だいたい、橋本治が書いてる自分の恋愛ってーのは、こういうパターンだったりするんだけど、ま、実際はどうか知らないよ。これじゃ「プラトニックラブ」だけなんだから、完全に。それで彼が満足してたかどうかなんか知らないし、今もしてるかどうかなんか知らないもん。ただ、分かるのは治ちゃんも自分のこと「同性愛者だ」って思ってた時期はあったんだよ。でもやっぱり「変態」としか捉えられてなかったのか、わざとそう書いていたのか、変態だけどそれでいいじゃんと思ってたのかとかね、そこんとこはよく分からないんだけどもね。

で、わたしは「ぼくらの最終戦争(ハルマゲドン)―貧乏は正しい! (貧乏は正しい 2)」辺りから急激に読む気が失せて、彼の「窯変 源氏物語〈1〉」などはちっとも読んでないんだけど。こないだ本屋に行ったら偶然「いちばんさいしょの算数 1 (1) (ちくまプリマー新書 83)」が目について「ああー、ついにこんなものまで書くようになったのか」などと思ったのでした(笑)ただ、ちょっとペラペラめくって読んでると、やっぱり治ちゃんなのよね。これ、子供が読んで分かるのかしらって感じだったけど。。

なんて、いつの間にか橋本治の話になってたよ(苦笑)
まー、なんだかんだいって、やっぱり好きなんだよね、治ちゃん。
治ちゃんはこういう女は嫌いだろうなーって思うから、ファンレターなど書きはしませぬが(爆)というか、ホントーに好きな人には何も書けないもんなんです、ハイ。

だけどこーやって好きなことを書いてることこそ、その人への見えない愛情なのだ、とわたしは思っております。いーんだよ、本人が知らなくてもね。わたしゃ好きに読んで、で、好きなこと書けたら、それで幸せ。

そーいう愛情もあるってこと。
22:27 | (性的少数者)本のこと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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