07-18 Fri , 2008
三度、第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭に行ってきた
って、この調子だと「五度」まで続く予定(苦笑)
んだったら、最初から「初日」「二日目」「三日目」にすべきだった。。(^^;

ええと、今日は「ボーイズ短編集」と「愛のジハード」を観てきた。この2つはもう今日限りだから、ネタバレしても構わないだろう(←って毎日ネタバレな日記書いてるクセに)。あと、昨日から迷いに迷い、昨日観た「フリーヘルド」をもう一度観ることにした。彼らの「正義」とは一体、なんなんだろう、って思ってさ。「権利」じゃなくて「正義」なのよ、求めているのは。それを頭に入れながらもう一回じっくり観ようと思ってる。ってさぁ、こんなに観るんだったら、最初から「パス」買っておけばよかった、と思ったよ。まぁ「彷徨う花たち」は事故でもう一回観ることになったから、これは実質1回だけの金だけど、チケットだとね、整理番号順に入らないといけないのだ(ただ、20人ずつっていう、すげー大雑把ではあるけど)。この整理番号をもらうために、はやーくから会場に行っていないといけなくて、その時間を考えると、待ち時間が無く最初に入らせてくれる「スパイラルパス」の方がずっと効率的だった。。まぁ、今回、そこまで観るとは当初は全く思ってもみなかったから、仕方ないんだけどね。。

で、今日は開場時間とともにスパイラルホールに入り「ボーイズ短編集」も「愛のジハード」も整理番号1番と2番(実は「愛のジハード」は0番と1番(笑))。ただ、パス持ってる人が多かったんで「チッ」と横目で入る人を見てたんでした(笑)

「ボーイズ短編集」は5つあったのかな。最初のヤツが一番分かりやすくてよかったです(笑)なんといっても、登場人物が少ない(爆)ネットのチャットで知り合った人と待ち合わせるんだけど、相手がなかなか来ない、って設定で、主人公はそういうことは初めての体験。相手の来ない中、主人公はテ-ブルに置いてあるプリッツを口いっぱいほおばったり、いらいら、そわそわ。んで、店の中で相手の妄想を抱くの。最初は革ジャン着てピアスをあちこち付けたでぶいにーちゃんがやって来て、チャットの名前と自分の本名は違うようにしてるんだ、そうじゃないとろくな相手でないこともあるし、、みたいな人や、そうでなければ「ここの店、早く出て僕か君の部屋に行こう。何やるか分かってるよね?別によければトイレでやってもいいんだよ」みたいなにーちゃんとか。。

店のオーナー(だろうな、多分)はちょっとオネエが入ってる人なんだけど「こういうところ来るの初めて?」とか「飲み物は何にする?」(主人公が「取り敢えずビール」というと「じゃ、ジンジャエールね」というところが笑えた)とか、「わたしも初めての時があったわ~」とか、待っても相手が来ないので帰ろうとする主人公に「もうちょっと待てば、相手が現われるかも知れないわよ」みたいなことを言ってるところで、相手が来る。チャットの名前とも待っていた人と同じ。主人公が「1時間も待ったのに!」みたいなことを相手に言うと相手も「向こうで待ってたんだよ」と言う。

もしかすると、本当かも知れないが、もしかすると偶然チャットの相手の名前と同じで、待ち人来たらずの主人公をずっと見ていて声を掛けたのかも知れない、どちらとも取れる感じの最後だった。しかも相手は結構イケメンで、これからが期待できる(?)展開。「短編集」ならでは、って感じの作品だった。

次は「ルームメイト」っていうスウェーデンの映画。なんかね、ノンケ(異性愛者)の男性とルームメイトになるゲイ男性なんだけど、どうやら最初からその人が好きだったみたいなのね。で、ルームメイトはそれを知っている。でも彼はゲイでもバイでもなく、彼女を作ってしまう。主人公のゲイ男性は、枕抱えて泣いたり、壁にペンキ塗ったりして、どうにかして気を紛らわそうとするんだけど、やっぱり彼のことが好きで、あるとき、彼がよっぱらったかで深夜に帰ってきて、主人公のベッドで寝ちゃうんだけど。主人公は「僕は向こうの部屋で寝るから。。」と言いつつ、結局欲望を抑えられずに寝ている彼の隣で彼に手を出してしまうっていうか、わたし、男の生理がよく分かんないんだけど、男って、寝てるときにしごかれても(敢えてどこを、とは言わない(爆))、気持ちよくなっちゃったりするわけ??(笑)んで、彼がそれで起きちゃって、怒るのよ。まぁそりゃ当然なんだけど。。で「やっぱ一緒に住むのはムリだ」って話なんだけど、わたしさぁ、最初から向こうがそういう気がない人で、なおかつ好きな人と一緒になんて住めるわけないじゃん、って思うんだけどさ。なんでそんな無駄なことすんだろうって思うんだけどさ。会場で会ったゲイの人たちに聞くと「分かる、分かる」って言うんだよね?なんでー?そこんとこ、わたしにゃ分からん。振り向きもしない相手と一緒に暮らしたら、自分がつらいだけじゃん、って思うんだけど。。現実的すぎるのかしらん??

んで、次がよく分かんなかったのよね。「ダーティー・ラブ」っていう映画なんだけど、実質6分の映画。なんか「初めてゲイタウンに来ました」みたいな主人公が、美人局(ってこの場合言うのかしら?)の2人組に狙われるわけ。最初、主人公にちらちら目線を送って、どこかの部屋に誘っておいて、で、巧みに財布だけそこに「落とす」わけね。で、あとから2人組のうちの一人が部屋の鍵を開けて入ってきて、驚いた主人公はそこからジーンズ履き直して去るんだけど、財布がないことに気がつくわけ。でもね、ここがなんだかよくわからなかったんだけど、その鍵を2人組のどっちかがなんかして(だから、ここら辺の展開がさっぱり分からなかったのだ(苦笑))、財布がある部屋に主人公を行かせて、そんで終わり、って話。んー。結局何が言いたかったのかよく分からなかった映画。初心者は気をつけましょうってことなのかしら。。つか、目線のやりとりだけで相手に付いてくなんて怖いよねー。ってわたしなら思うんだけどさ、そこまでやりたいのかしらねー。。2人組のうちの一人の意図も全然分からず。

次が「ハンター」っていうフランス映画なんだけどさぁ。これも正直よく分からん。。っていうか、この場合、主人公以外に男がいっぱい出てきて(つまり、やりまくりの映画)、顔が同一人物かどうか、わたしが覚えられなかったのよ。。あのね、主人公の顔は覚えられたわけ。でもね、相手が覚えられなかったのよ。。でもフランス語で話す相手と英語で話す相手がいたので、最低2人はいたってことになる(って所詮、この程度だよ、どうせわたしの理解度は。。)。で、どうも主人公は完全ウケ(ネコ)の人間だってことだけはよーーーーく分かった(笑)主人公が誰かに「テレビばっかり見て受け身だな」って言うと、相手が「お前だって完全受け身だろ」って言い返すんだけど、そこだけ笑えた(爆)

わたしさぁ。全然関係ないけど最近、河内家菊水丸の「Happy」って歌をよく聞いてるのね。で、全然関係ないけどその歌の中に「武士の鑑よ 男の誉れ 松が男の立ち姿 喜ぶ女は床で待つ その甲斐ありて松茸の 土瓶蒸しやら布団蒸し 泣いて吹き出す松のつゆ 四十八手は裏表 人の人生もさまざまに~♪」ってこれは、ながーーーーーい歌の中のほんの一部分(それもヤラしいところだけ(笑)本当は「松(待つ)」に掛けた、おめでたい歌なの(苦笑))なんだけど、なぜかこの映画を観てたらね、その歌詞が頭ん中ぐるぐる渦巻いてすんげー困ってしまった。ま、わたしにとってはそういう映画でした(ってこれじゃ全然感想じゃないじゃん!)。つーか、バリネコ男、やりまくりの話。。

最後が「ロイドネック」っていうアメリカの映画。これもねー、なんだか淡い話で、わたし、こういう話はすごく不得意なのよ!!主人公は陸上選手なのかな。で、もう一人同級生らしい人が出てくる。この人は写真を撮るのが好きらしい。で、主人公の妹が出てくる。主な登場人物はこれだけだったんだけど、、主人公はゲイかバイ。同級生はゲイか。しかし、この二人の関係は友達ってだけだと思う。。で、妹が鋭い。にーちゃんが同性を好きだということが分かってる。で、どうもその同級生が好きらしい。ある日、主人公と妹が同級生と公園で会うんだけどさ、主人公と同級生は2人きりで話したいので、同級生のカメラを渡し「どこか好きなところを撮ってこい」って言うのよね。妹は「使い方忘れたー」とかホントかウソか知らないけど、もう一回使い方を教えてもらい、んで、二人きりで話しているシーンを後ろから撮る。そのとき、同級生は主人公に写真を渡すんだけど、その写真は男女の写真でね。「サムのことを思い出させて悪かった」って言うんだけど、サムって一体誰??今までサムって人の話出てきたかしら??サムって男?女?あの。。そこんとこでわたしの思考は停止。まー、その2人はその後、別々の大学に進学するみたいだったけど。。いろいろと2人で話した後、妹がいないのに気づいて、探す。妹は「1枚だけいい写真が撮れた」って言う。多分、2人の後ろ姿の写真だろうってことは容易に想像できるんだけど。。それがなに?って感じ。。あー、わたし、こういうなんだかフワフワした映画ってよく分からないのよね。

ってことで、一番分かりやすかったのが、一番最初の映画だけでしたー、わたしにとっては(苦笑)

んで、次は「愛のジハード」なんだけど、イスラム教と同性愛を扱ったドキュメンタリー。しかし、全体的には悲壮感は漂うことなく、ちょっとした「遊び心」も入っていたような映画と見た。というのは、中には顔出しできない人もいるわけよ。で、ぼかしが入ってるわけ。でもね、なにもペンギンの顔にまでぼかしを入れる必要はないんじゃないかって(爆)多分、ワンシーンだけそういうところがあったと思う。

しかしわたしがよく分からないのは、彼ら(彼女ら)は決して「ムスリムである」と言うことを捨てないのね。で、みんな口を揃えたようにこう言うの。「神の定めた運命に従って生きていく」ってね。で、彼らは死後、神の前で自分がどういうことをしてきたかを言うらしいんだけど「人の道に逸れることなく、人を貶めたり苦しめたりすることもなく生きてきました」というつもりだって言うの。

でもね、ええと、わたしの覚えている限りにおいては、南アフリカ、エジプト、トルコ、フランス、インド、後はどこがあったかなあ、、そこに住んでいる(住んでいた)人たちが出てくる。で、この中で「イスラム法」がある国が、同性愛を罪とする国で、それはエジプトとあとどこだったかなあ~。彼らは自分の国を出て、トルコやフランスに難民として逃げてくる。トルコからカナダに申請が降りた人たちもいた。だけどね、彼らは本国の家族とは連絡を取ってるの。話すのは母親ばかりだったけど。でもさぁ、よく分からないのは、母親自体で、同性愛者である彼らを受け入れているんだかいないんだかって感じ。心配はするけど、子供は同性愛者だから、自分の国に住めなくて、でも子供からは連絡があって、一体どういう気持ちなんだろう?って思った。「同性愛者だから仕方がない」と思っているんだろうか。だって「一族の恥」とか思うんだったら、絶対に電話なんかには出ないし、話したりしないよね?そこんとこがよく分からなかった。

しかし南アフリカなんかは同性婚、認められてるのに、ムスリムにとってはそういうのは関係ないのね。で、一人とっても有名なゲイとしてカミングアウトしたイスラム学者(だったっけな)がいるんだけど、彼も一時期悩んで結婚して、子供が3人か4人くらいいるのね。でもゲイだってカミングアウトしてるから、家族と一緒に住んでない。本人の顔は写されてるのに子供たちにはぼかしが入っている(ついでにペンギンの顔にも(爆))。イスラム学者って、イスラム教徒に「イスラム教の解釈」をするらしく、その人も電話相談とかラジオ相談をしてるんだけど、一般のイスラム学者に叩かれまくっているらしい。しかし、イスラム教でも「同性愛が罪」とされているのは「ソドムとゴモラ」んとこと、あとは「○○」(二文字ってことだけは覚えてる)の2カ所が根拠とされているらしい。

で、同性愛者はイスラム学者に「同性愛はどうして罪なのか」と問う。そうするとこれまた判で押したように「○○のところを読みましたか」と来る。そして「神に祈れ」という。それから「わたしはあなたが精神病にかかっていると思うので、医者にいけ」と言う。じゃあ異性愛者は神に祈ったから異性愛者になったのかよ?ってさ、聞きたくなったよ、ホント。

同性愛者は「人と違ってなんで悪いのか」と悩む。でもムスリムは止められない。そして多くのイスラム学者は「イスラムの教えでは同性愛は罪だ」と言う。レズビアンに対しても「罪である」と解釈する本がある。だから同性愛者は悩む。

なんかね、一昔前の日本でさ、自分が同性愛者じゃないかって悩んでて、医学書とか心理学のホントか読んでさ「同性愛は異常です」って書かれてみんな「がーーん」って思って治そうとしたけど、結局治らないで。。みたいな感じかなって思ったよ。まぁそれ以上のことなんだろうけどね。だいたい、日本では同性愛自体は犯罪ではないし。ただ、結構みんな気楽に(?)イスラム学者んとこに相談しに行くんだよね。あれはちょっと意外だったな。なんか日本のイメージだと自分で調べてそれからひたすら「隠さなきゃ、隠さなきゃ」って感じじゃん?そうじゃないんだよねー。。

っていうか、キリスト教ももしかすると、神父さんか牧師さんか知らんが、もしかして自分が同性愛者だったら、ってことで悩んで、気楽に相談に行ったりするのかしらん??相談に行ったことで「あいつ、同性愛者かも知れないぞ」ってばれたりしないのかしらん??このね、「人に相談する」ってことが、日本は幸か不幸か宗教色があまりない国なので、ないような気がするのよね。一昔前なら、自分で本を買って、今だったらネットかな、で調べたりするような気がするのよね、人に相談するより。だから、そこら辺の感覚がよく分からなくてね。

ただ、イスラム法が適用されない国、例えばトルコなんかは同性愛者が比較的自由に暮らせる国みたいなんだよね。確か、レズビアンカップルがそこで出てきたと思うんだけど、どっちかの親の家に行ってね、別にカミングアウトするわけじゃないんだけど、その家には「オウム」を飼ってたわけ。でもこの十数年間、卵を産んだことがない、ってその母親が言うの。そうしたらね、そのレズビアンの子供が「もしかしたら、メスのオウムを連れてきたらカップルになるんじゃないの?」って言うんだよね。母親は「そうかも知れないわね~」なんて気楽に返したりして。同じイスラム圏でも全然違うんだよね。エジプトなんかはおとり捜査でゲイが53人だったか捕まって、っていう話のすぐ後でさ。

んで、コモだったっけな、なんか男性同性愛者の蔑称があるんだけど、それの集まりがあるってんで、行くんだけど、なんと、化粧をしている人とそうでない人が一緒に踊ってた(笑)あれはどこの国だったか。ま、エジプトでないことだけは確かだけどね。なんだかいろいろあるということだけはよく分かった(笑)

けど、イスラム法によって同性愛が罪になる国があることだけは事実で。そしてそういう国からはどんどん同性愛者が他の国に避難している。これはやはり憂べきなことなんだろうか。多分そうなんだろうな。だって、家族や親族と離れて暮らさなければならないから。でもこういう国に対してはどうすればいいんだろうね。一部、南アフリカのイスラム学者みたいなゲイとカミングアウトした上で、いろいろな町でイスラム教の教えの解釈をする人が増えてくるか、ゲイでなくても同じような解釈をする人が増えてきて、説いていけばいいんだろうけど。とにかく「ソドムとゴモラ」の町はなぜ滅ぼされたのか、それは同性間の性行為が理由ではない、ってことらしい。そして、イスラム教自体の教え全体では同性愛は罪ではないと言っている、こういう解釈らしい。まー、わたしは宗教はよく分からないから、なんとなくこういう感じってことしか覚えてないけど。

映画が終わった後、わたしが彼女に「なんで彼らはムスリムを止められないんだろう?」って聞いたら「生まれつき同性愛者ってことと同じなんじゃない?」って言ってたけど。。言ってることは分かるよ、それは。でも、やっぱり頭では分かっていても理解できていないのだ、わたしは。同性愛者であることは止められないけど、ムスリムであることは止められるじゃんってやっぱり思ってしまう。。でも彼らからは決して「神」がいなくなることはないのよね。

この映画、「同性愛を罪にしているイスラム教」ということが言いたい映画なのかなと上映前には思っていたが、どうもそうではないようだ。そのことだけはよーく分かった(笑)

テーマ:同性愛 - ジャンル:日記

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コメント
生理番号1番と2番なんて、どれだけ早く行ったんですか!
しかも0番があるなんて知らなかったです。
上映時間まで何をして待っているんですか?
待ちすぎて疲れてしまいそうですね(汗)

私は今年は1日しか見に行けませんが、もう少し見に行けたらよかったなあとRonさんの感想を読んで思いました。
来年はもう少し見れたらと思っています。


Posted by: 三貴 at 2008/07/19 19:13 URL [ 編集] | page top↑
>三貴さん
んと、スパイラルホール自体が11時に開くらしく、その10分くらい前だよ。
でも、今日も同じ時間に行ったら、既にスパイラルホールの前にずら~っと列ができてました。やっぱり平日と休日では違うみたいです。整理番号も今日は20番台だったし、、

で、昨日は最初の上映時間までかなり時間があったんで、持ってきたお弁当食べたりして時間を費やしました(^^;

そうですね。わたしもこの映画祭は去年に引き続いて2回目ですが、やっぱり一回行くと毎年の楽しみになりますね。だんだんはまっていきそうです。
Posted by: ron at 2008/07/19 20:40 URL [ 編集] | page top↑
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