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12-29 Thu , 2005
最近思うこと
それはmixi内で知ったことだった。とある人が『「黒ひゲイ危機一発」が「同性愛者に対する差別である」』という題で、「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」(STN)がこのおもちゃの発売を中止するように抗議をし、それについてその人は「抗議行動に反対する」という意見を述べ、この抗議をすることによって「世間のゲイに対する風当たりは強くなると思います。」と書いていた。また『世間に「潜在的なゲイへの差別感情」を告発し、反省を促すのだとおっしゃるのでしょうか?』とも書かれていた。

わたしはその黒ひゲイのモデルとなっているレイザーラモンHGと言う人をまったく知らない。だから、そのおもちゃが面白いものなのか、そうじゃないのか、よく分からなかったし、その人が「抗議行動に反対する」といった理由も「世間に『潜在的なゲイへの差別感情」を告発し、反省を促すのだとおっしゃるのでしょうか?』と言っているのも、実はよく分からなかった。

だが、いろいろな人の意見を読むことによって、また、自分のことを考えることによって、自分が何をすべきなのか、何となく見えてきたような気がしている。

わたしは「差別」というのはいろいろな種類、例えば女性差別だとか老人差別だとか障害者差別などがあることを知っている。また、同和差別でよく『「寝た子を起こすな」という考え方はよくない』と言われていることも知っている。わたしは自分自身がマイノリティである、ということから、この世からどうやったらすべての差別がなくなるのだろう、とずっと前から考えていた。そしてそのとき出した結論は、「一つ一つの差別について、お互いが確認し合い、どこがどう差別なのか、徹底的に話し合う」ことが差別をなくすことにつながるのでは、と思っていた。要するに、「寝た子」を起こさせることが差別の解消になると思っていたのである。だが、最初に「寝た子を起こす」のは誰か、それはそういう団体に任せて、そうすればいつかは解消されるだろう、と思っていたが、一方、自分にも何かできることはないかと考えてもいた。

今回のこのことで、わたしはもう一回よく考えた。わたしはこのレイザーラモンHGという人のことはまったく知らないが、テレビなどで出てくるいわゆるニューハーフだとかちょっと女っぽい男の人だとか出てくると、一人で見ているときはまだしも、家族と見ていると、何を言い出すかと冷や冷やすることがある。「同性愛」と言う言葉が出てくるとしたら、本当にどうしていいのか分からなくなるだろう。だから家族とはそういう人が出てくる番組は見たくないのだが、それはもしかして間違いでは、と思うようになった。まぁテレビに出てくる人達は「イカニモ」系の人達だから、仕方がないのかも知れないが(「イカニモ」系の人達とはちょっと違うっていいたいんだよなあ)、少なくとも「同性愛」について、間違った意見を家族がいうとしたら、きちんと「それは違う」というべきではないかと思うようになった。

みんな同性愛について、潜在的に知らないのだ。身近にいるとは思ってもみないのだ。それで自分の持っているイメージで物事を決めつけているのだ。それをわたしたち一人一人が「特別な存在でも何でもない、普通の人達で、ただ、恋愛対象が多くの人達と違うだけなのだ」ということが大切なのではないかと思うようになった。それと同時に、社会への影響力の強い人がカミングアウトしてくれたらなぁ、と思った。日本ではまだまだそういう人がカミングアウトできるような状況にはないのだろう。それを敢えてしてくれると、まったく知らなかった人達も「なんだ、普通の人じゃないか」と思うようになると思うんだけどなあ。

少し前に、わたしは「友人へのカミングアウト体験」で一人の子にはするかも知れない、と書いた。が、今では信頼できる人ならば、どんどんカミングアウトしていくべきでは、という風に考えが変わってきた。身近に同性愛者がいるんだよ、とシグナルを送るのだ。そしてその人たちに「わたしたちは不幸ではない。パートナーと幸せに暮らしている」そう思わせるのだ。

また、同性愛に関するアンケート、同性婚に対するアンケートなどに積極的に答えていきたい。そうすれば、自分の周りから少しずつ状況が変わってくるのではないかと思うし、そういうことをそれぞれの人が始めれば、今の日本の社会における、同性愛者への偏見も薄くなっていくのではないかと思う。それがもしかすると、将来のパートナーシップ制や同性婚につながっていくのではないかと思うのだ。

わたしにはつらい思いをしたことが1度、ある。とあるサイトで自分と同じ地域に住む人が、新聞に自分の意見を載せたということを知り、その人も自分のHPを持っていることを知った。それを覗きに行くと日記があり、その中に自分の会社以外ではまず、使わない言葉が使われているのを発見した。わたしは同じ会社にゲイの人が存在することが嬉しくて、彼にメールを出した。彼からも返事が来て、やはり、同じ会社の人だと言うことが分かった。それでメールを何度かやりとりして「将来は同じ職場になるかも知れませんね」などと書いていた。が、数ヶ月後、なんと彼は亡くなってしまったのだった。HPにはガンだった、と友人の手で報告されていた。

時を同じくして、職場で訃報票が回ってきた。彼の訃報だった。わたしと1歳しか違わなかった彼、隣の人に「この人はなんで死んだんだろうねえ」と言われた。わたしは彼のことを知っていることはおろか、亡くなった理由も知っている。けど、知らないふりをして「さぁ、なんででしょうねえ」と話を合わせなければならなかった。これほど悲しいことはなかった。そういう悲しい思いは2度としたくない、そう思った。彼とのやりとりしていたメールはまだ、このPCの中に残っている。

そういう悲しい思いをしないためにも、自分ができることからやろう、今はそう思っている。それが同性愛の理解につながるなら、これほど嬉しいことはない。ただこれは、アウティング、という側面も持っている。だから慎重に、本当に、本当に自分が信頼できる相手にしかカミングアウトできないだろう。でも、何もしないよりはましだ。

今度、前の会社の人達が、わたしが東京へ行く前に飲もうと言ってくれている。その中に2人ほど信頼できる人がいる。わたしはその人たちにこのサイトの存在を知らせるつもりでいる。ただし、職場のパソコンからは絶対に見ないで、という注意書きとともに。ちょっとドキドキするけど、やってみよう。

追記1:「黒ひゲイ危機一発:同性愛者らの団体が抗議、販売中止求める」ニュース (2008年6月現在、この記事は既になくなっているようです)

追記2:STNの抗議文

追記3:これはわたし自身の考えであって、他の人にカミングアウトを強要するものではありません。

テーマ:同性愛 - ジャンル:日記

13:52 | カミングアウト | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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