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11-12 Mon , 2007
近くて遠い国、韓国
昨日、無事に日本に戻ってきた。

大韓航空だったので仁川(インチョン)経由で戻ってきたのだが、実は韓国の地を踏むのってこれが初めてだった。というか、わたしは恥ずかしながら、これまで日本以外のアジアには行ったことがない(オーストラリアも近年、アジアの一部に組み込まれたいようだが)。

シドニーから仁川までのフライト時間は10時間。
しかしわたしは朝から腕が痛くて、2時間経ったところでどうもしようがなくなった。それまで痛み止めの薬を飲んでいたのだが、全く効かず。狭い飛行機の席では身体をどうもしようがなく、彼女に「薬を5錠くらいくれ」と言って懇願したが「医者から1日に6錠までしか飲んじゃダメと言われているでしょ。もう2錠飲んだんだから、そんなに飲ませられない」と言って2錠しか飲ませてくれなかった。腕の血管が切れたんじゃないだろうかと思うほどちくちく痛く、腕の付け根から腕をぶった切ってしまいたいと思えるほど、痛くて痛くて苦痛だった。もちろん、まともに座ってはいられない。

見かねた彼女が、フライトアテンダントの人に交渉して、わたしは自分の座っている席を含め3席を使って寝ていけることになった。これがとても助かった。フライトの大半を横になって過ごした。満席でなくて本当に良かった。隣に座っていたおじさんも快く席を替わってくれた。そのおかげでわたしは10時間のフライトに耐えられることができた。

ところで、うちの学校には韓国から来た学生が多くて、彼らと前に「韓国の海水浴場について」話したことがある。そのときに何気なく「それはどこの海?」と聞いたら「トンへ」と言われて「ああ、そうか。彼らにとって、日本海はトンへ(東海)なのだ」と思ったことがある。

今、日本海の呼称は、韓国側が「日本海ではなく東海と表記すべきだ」という主張をしているところである。日本側も「これまで国際的に『日本海』と表記されてきた」ということで、この呼称問題については、国際機関に猛烈に抗議して一時は日本海と東海を併記されていたのを撤回させたりと、いろいろな経緯があり、まだまだ解決の道にはほど遠い。

韓国の言い分は「なぜ自分の国に面する海が他の国の名称が付いているのだ」ということだし、逆に日本側としては「なぜ今まで国際的に日本海としていたものをわざわざ東海に変えなければならないのだ」ということと、あとは「東海」というものは韓国から見た「東にある海」であり、決して日本から見て「東にある海」ではない、ということから到底受け入れられないのだろう。わたし自身も「東海」表記は疑問が残るところだ。

ところが昨日乗った大韓航空の日本海表記は、当然のことながら英語では「East Sea」。わたしはハングルが読めないので、ハングルではなんと書いてあるのかは分からなかったが、トンへであることは間違いないだろう。

これは仁川から成田への飛行機の中ではもっと顕著だった。

仁川から成田への飛行機は、各座席にモニターが付いていて、わたしはずっと地図を見ていた。そのモニターは、韓国語、日本語、英語、中国語(中文)の4種類があり、当然のことながらわたしは最初、日本語バージョンの地図を見ていた。そこで日本海表記が書いていないことに気が付いた。もちろん東海、とも書かれていなかった。そこの海は空白地域だった。

「他の言語はどうなっているんだろう」と思って、他の3つを見てみた。驚いた。ハングルは読めないから分からないが、少なくとも英語では「East Sea」、中文では「東海」(東はこの「東」ではなかったのだが、東京の「東」と同じ表記だったので、東だと思われる)と書いてあるではないか!日本語で見ているものは、そのことについては気が付かない仕組みになっているのだ。しかも、東海だけでなく、韓国と対馬の海峡のところは、日本語以外はすべて「韓国海峡」(ハングルでは良く分からないけど、中文で解読した。英語では「Koria Strait」だった)となっている。日本では、、確かここは「対馬海峡」と呼んでいるところだ。しかも、しばしば領土問題で争いが起こる「竹島」に対しては当然のことながら「独島」と表記されている。もちろん、日本語には「竹島」とも「独島」とも表記はされていなかったし、国境の表記はなかったが。

もう一つ、気になっていたことがあったので調べてみた。それは「東シナ海」表記。普通日本では「シナ」という表記をされるときは必ず「」(カッコ)が付くことが出版界の規則になっている。これは「著者がそういう表記を使ったので、出版する側には責任は取りませんよ」という意思の表れである。ただ、わたし自身「東シナ海」自体に対して中国が抗議しているという話は聞いたことはない。

ところが中文でそこのところを見るとなんと「東海」と書かれていた。そう、中文には日本海であるところも「東海」で「東シナ海」にあたるところも「東海」。2つの東海があったのだ。しかし、英語表記では「East China Sea」となっていたし、読めないハングルでも明らかに「トンへ」とは表記が違っていた(4文字のハングルだった)。ということは、大韓航空は中文に対して「東シナ海」に対して誤った表記をしていたか、なんらかの中国への敬意を表していることになる。誤った表記をしていたのならともかく、もしも中国に敬意を表してこのような表記をしていたならば、日本海表記問題は、韓国にとってはもちろん「譲れない問題だ」ということを明確に表していることになる(まぁ、国と国が争ってるんだから、当たり前だけど)。

しかし、その南にある「南シナ海」、これは中文でも「南中国海」になっていたので、はっきりいってわけが分からない。これが「もしかして表記を間違えていたのか?」と考えられる所以である。もしかしたら、わたしの知らないいろいろな複雑な経緯があるのかも知れない。

わたしは仁川から成田に着くまでの間、この4つの言語の地図を交互に見ながら、なんとも複雑な気分だった。

シドニーで学校に通い始めて、わたしはオーストラリアだけではなく、日本を含むアジア近隣のことについてもっと知らなければならないことがあると感じ始めている。シドニーの学校に通う人たちは若いせいか、非常に日本に対して好意的で、しかも日本文化についてはわたし以上に詳しい(わたしは彼らから「アンタは日本人じゃないだろう」と言われているほどだ(笑))。しかし、彼らと話していると例えばわたしと親しく、わたしが学校を休み続けていることに心配して「どうしたの?何か手伝えることがあることがあったら言って」と言ってくれた台湾の女性と以前、休み時間に「自分の夫の親は日本のIDをもっているし、日本語もしゃべれる」と言ったことがあり、いやあな気がしたが「日本のIDって何?」と聞いたら、いきなり紙に「統治」と書かれて「うわあ。。」と思って何と言っていいのか分からなくなったことがある。「そのIDは、何か今、効力を持っているのか」と聞いたら「何もない」と言うので「ではなんでそんなものをもっているのか?」と聞いたら「分からない」とのことだったが。。「その『統治』は、あなたの国にとって悪いことではなかったのか?」と聞いたところで休み時間が終わったので、それ以上のことは聞くことができなかった。

それと、台湾を初め、アジアの国では兵役を課しているところがある。今のわたしの感覚からすると、それはとても驚くべきことで。。「ああ、そうか。この世界はわたしが思っているほど平和ではないのだ」とそのたびに思わされる。

わたしは決して、ジョン・レノンの作った「イマジン」のように「国が存在しなかったら」とは思わない。国家というものは必要なものだと思うから。ただし国家というアイデンティティを失わずに国と国とが緩い連帯を取ることはできないのかな、とは漠然と思っている。

昨日、大韓航空で仁川から日本に戻る最中、痛む腕を抱えながらそんなことを思った。

英語がある程度分かるようになったら、今度は韓国語を勉強してみようかな。

ああ、それより早く検査する医者を捜さなきゃ。。やだなー、精密検査。また身体に針刺されたりとかいろいろされるんだろうなー。心電図測るだけでも気持ちが悪くなるのに、それ以上のことをされたらどうしよう。。。ってそれ以上のことをされるんだろうな、多分。ああ、やだなー。行きたくないなー。。
14:35 | 一時帰国中のこと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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