05-06 Tue , 2008
親にカミングアウトすることは本当に親不孝なのか
最初に言っておく。わたしは「カミングアウト推奨派」ではない。カミングアウトすることがすべて正しいとは思わない。隠そうと思って必死で生きている人に対して「それは間違っている」とは言えない。親が高齢で多分言っても理解してくれないだろうという場合もあるだろう。人それぞれの理由があるから、わたしはそれに関しては何とも言えない。

が「親にカミングアウトすることは、親不孝になるからカミングアウトできない」という意見をよく目にする。わたしも親にカミングアウトしたときは「親に申し訳ない」と思っていた。それが当たり前だと思っていた。けど今は違う。だって、わたしだって好きで同性愛者に生まれてきたわけじゃない。同性愛者であることを選択したわけではない。この世の中は異性愛者であった方がよっぽど楽にいきられると思う。わざわざ生きにくい方を選択するわけはない。

「では親の責任か」ということになるが、まぁ育て方の責任はないわな。今のところ「なぜ同性愛者が生まれるか」についてはまだ解明されていないので、明らかに「親の責任」とも言えないだろう。。ということは、どちらにも責任はないということになる。どちらの責任でもないのに、なぜ当事者自身が「自分が悪い」と一方的に決めつけなければならないのか。

去年の7月、実家に行って両親に「自分たちを結婚しているカップルとして見て欲しい」と言った。母親は「それは無理」と言い、父親は「勝手にしろ」と言った。だからわたしは勝手にしようと思っていた。それまで父親は理解していると思ったから、それにはとても失望したし、結局は頭でしか理解していないことも知った。

実家に行くとわたしは疲れる。今ではなんとか彼女の話もできるようになったが、その他、いろいろ気を使わなければいけないことがあって、それは到底親になんかわかりっこないだろうし、そこまで分かってもらおうとは思わない。

でもね、時折従兄弟が祖母に自分の配偶者と子供を連れて遊びに来たりなんかしたときは、胸が痛む。「ああ、わたしだってパートナーがいるのに」って思う。もちろん、遠くに住んでいるから彼女とふたりでわざわざ遊びに行こうとは思わないけど。そして何より「わたしは独り身」って思われることがすごく嫌だ。別に受け入れて欲しいとは思わない。ただ「パートナーと一緒に住んでいる」ってことくらいは知っていて欲しいと思う。あとはどう思われようが構わない。

実は昨日、父親から「最近、身内のことが多く書いてあるのでばれるから止めろ」みたいな内容のメールが送られてきて(一回読んで捨てたので詳細は不明)、結局は「フォビアの塊なんだ」と思った。わたしは特にどこに住んでいる(東京には住んでるとは書いてるけど)とか、実家がどこにあるとかは、わたしとは関係ないので極力伏せて書くようにしている。家族関係のことも書きたいことは多々あるけど、それは恥をさらすことになるので、敢えて書いてない。ただ、読む人が読めば、だいたいどこら辺か想像が付くだろうな、とも思っている。けど、多分、そんなことを推測して読んでいる人なんてそういないと思う。特にこのブログ、一日に40人来ればいい方だし。でもどこの地域に住んでいるかは分かったとしても、個人は特定できまい。わたしは今まで「ホモフォビアにはあったことがない」と思っていたが、あれ読んで「これがそうなんだ」って思った。そして「頭でも理解していない」ことがよく分かった。家では「彼女と指輪の交換はしたのか」なんて聞いたけど、それは一種の「社交辞令」だったんだろう。

ただ、わたしが両親に対して「普通の結婚しているカップルとして見て欲しい」と言ったことに対しては、彼女に「わたしのことを全然考えてくれていない」と怒られた。そこで初めて気がついた。そりゃ、彼女のことも考えなきゃいけないことだった、とね。普通「普通の夫婦として」というととても保守的なことを想像するんだという。盆、正月には顔出して、、お嫁さんがお姑さんを手伝って、、みたいな感じで。世の中にはいろんな異性愛者夫婦がいて、それぞれのやり方があるんだろうけど、やっぱり「普通に見て欲しい」というと、そういうことになるらしい。確かにわたしの彼女は「奥さん」ではないので、異性愛者カップルの「お嫁さん」には適応しにくい。彼女も実家に行ってどう対応すればいいのか分からないだろうし、両親もそうだろう。前にも書いたけど、同性カップルとその両親には「ロールモデル」というものがないのだ。そして片方が作る気がないのなら、、まぁわたしはそれはそれでいい。

多分、これって相当過激な意見だろうな。

が、わたしは昨日、夜にあのメールをもらってから、夜中に突然、息苦しくて目が覚めた。4月は割と夜になると息苦しいことが多かったんだけど、それもなくなっていたときだった。それも夜中に寝ていて息苦しくて目が覚めることはなかった。寝ている彼女を無理矢理叩き起こして、息ができなくて苦しい、と言った。多分、今も相当自分の中で堪えている、と思う。頭の中で怒りが充満していると思う。今日なんかもう、一日荒れ荒れだったので。。(苦笑)

今日は幸せなことを考えて眠りたい。
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