02-28 Wed , 2018
ゴールボール!
1月行く、2月逃げる、3月去るというけど、2月ももう今日で終わり。まさに「逃げて」った感じ。。

さて、先月、「新しいこと始めようかな」という題名で日記を書いたけども、新しいことを始めましたよ!

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じゃ~ん。って、これで分かる人はまずいないだろうなー。

ゴールボール!

って言っても、知らない人が多いだろうなー。実際、今まで会った人にも言ったけど、誰一人として知ってる人いなかったもんな。この競技、パラリンピックの種目にもなってる、視覚障害者のスポーツです。わたしはこの競技を知ったのは、どうやらロンドンでパラリンピックをやってた時らしい。その日記がここに残っている。2012年だ。このとき以来、わたしは「いつか機会があったらゴールボールやってみたい」って思ってたんだよね。

ゴールボールっていうのは、上のようなゴーグルをつけて行う。視覚障害者であってもなくても。ということは、やってる人全員、「まったく見えない」状態になるわけで、これってすごく「平等」なんだよね。もちろん、普段目が見えてる人にとっては目が見えないことが逆にハンデになるわけだけども。なんかこういう公平さが気に入ったので、ずっとやりたかったんだよね、この競技。

で、どんなスポーツかというと、バレーボールのコートと同じ大きさだったっけ?のコートの両端にサッカーのゴールみたいなのがあって、そこにボールを投げ込んで点数を競う、というものです。自陣のゴールの前には3人いて、向こうがボールを投げてきたら、それがゴールに入らないように身体を張って阻止するの。こんな感じ。

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ボールの大きさはバスケットボールくらいで、バスケットボールより重いらしい。そして、このボールの中には鈴が入ってるので、鳴るのです。その音を頼りにボールの位置を想像して身体を張って阻止するの。で、阻止したら今度は攻撃になって、相手のゴールに向けてボールを投げる。でも投げると言っても、転がす、に近い。なぜかというと、自陣の中で一回、センターラインを超える前に一回、計2回ボールが地面につかないといけないから。これがつかないと反則になる。大抵の人は、ボールを投げると言うより、ボーリングようにボールを転がすような感じ?になる。あと反則と言えば、相手から来たボールを阻止してから10秒以内にボールを相手側に投げて、そのボールがセンターラインを超えてなきゃならないとか、試合中にゴーグル触っちゃいけないとかがある。

んでもって、わたしは先月始めたばかりなのに、つい先日、もう大会に出て来ちゃったんだよね(笑)出て来ちゃったと言うより出させられたという感じか。大会出るまでに3回しか練習できなくて「わたし、見学でいいです」って言ってたのに、人がいないってことでね、、でも聞くところによると、同じ大会に出たチームメイトは「練習2回目で試合に出た」とか言ってたので、そんなものらしい。

そして初めて出た大会で、3試合こなした。ゴールも何回か決めた。

が、この競技って、自分が投げた感覚は分かるのに、どうやってゴールに入ったか(当然のことながら)見えないという。。すごい不思議な感覚のする競技だった。だってね、初めて得点したときのボールを投げた感触は、ボールをちゃんと転がしたって感触がなく、逆に変な方向に曲がって行ってしまった、というものだったのよ。投げた瞬間、あっ、ラインを割ったなって思ったのね。それがちょっとしてからゴールを意味する「ピピー」という笛の音が鳴り、どうやら投げたボールがゴールに入ったらしいということは分かったのだが、一体なんであの失敗した感触のボールがゴールに入ったのか、どうやって入ったのかまったく分からないのね、見えないから。今でもよく分からないし。これは多分、他のスポーツでは味わえない感覚なんじゃないだろうか、、

しかも、この競技は割と地べたを這ってるような感じで過激にハアハアするスポーツじゃないが、地味に筋肉を使ってるみたいで、結構足とか腰とか腹筋とか腕とか筋肉痛になる。

練習は原則月1回で(今回は大会出るために自主練が2回あった)、そんなに負担にもならないし、教えてくれる人は元パラリンピックに出た選手らしい(次のパラリンピックの強化選手にも指定されてるらしい)。練習は面白かった。教えてくれる人は目が見えないので、当然のことながら時計が見えない。練習中は腕時計ができないし。なので「今、何時何分ですよ」って目が見える人が教える。練習をやりながら「あ、そっか、見えなかったら分からないんだ」って思うことがしばしばあった。でも逆にそう思うのは、それ以外の動きは目が見えないなんて思えなかったからで。

ゴールボールは障害者スポーツなんだけど、わたしが入ってるチームは別に視覚障害者が多いというわけではなく、ほとんど目の見える人ばっかり。でも、見えない世界ってなかなか体験できないから、面白かったり怖かったりする。なんせ、ちょっと動くと自分の位置が分からなくなるし!(ちなみにコートの線は、テープの中にひもが入ってて、触ったらどこが線なのか分かるようになってる。上の試合の画像で言うと、白い線の中にひもが入ってる)なので、ゴールを阻止したあと、ボールを向こうに投げるために何歩か移動すると、自分がどこにいるのか分からなくなるのだ!投げた位置から戻って守備につこうとしても、どこが守備位置なのかがまったく分からなくなる。

そういえば、こないだの大会は初心者向けの大会だったので、審判の人がチョー優しくて、自分の位置が分からなくなると「もっと右」とか「もっと左」とかって、自分の守る位置を教えてくれたりした(笑)自分の位置が分からないと、自分がどっちに向いてるのかも分からなくなってしまって、ボールを明後日の方向に投げてしまうこともあるらしい。そのため、ボールを投げる前はゴールまで戻ってゴールを触り、身体を真正面、要するに相手のゴール側に向かうようにするのだが、ゴールに戻るために移動すると、元いた自分の守備位置がどこか分からなくなる。

考えるととても怖いスポーツだよね。自分がどこにいてどこに向いてるのか分からないスポーツなんて!でも、そういう体験はこういうことでしかできないし、むしろ、日常生活において「障害者の気持ちが分かるため」とかいって、こわごわ目隠しして歩いてみるより、こうやって身体を動かさざるを得ない状況でわけの分かんないながらも感覚を磨くのは面白いんじゃないかなと思ったりする。

それと、目の前が真っ暗だと最初は頭がパニックになるらしく、耳は聞こえるはずなのに、周囲で何を言われてるのかすら分からなくなるんだってことが分かった。けど、少し慣れるとそんなことはなくなるし、ゴールボールのうまい人って、あのちょっと動くと自分の位置が分からなくなるところを、まるで目が見えてるような感じで縦横無尽に動けるようになるみたいなんだよね。こないだの大会では、最後にこの大会の審判してたうまい人の試合を見せてもらったのだけど、ホントに「すごーい!」って感じだった。


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これ。手前の人がすごい投げ方してるけど、普通こんな投げ方できません。たいていの人が向こうから投げる人のように球を転がす投げ方をしてる。ちなみにわたしたちに教えてくれる人も、こんなすごい投げ方をしてた。一回、本気で投げたところを見せてもらったことがあるんだけど、ものすごい破壊力だった。そしてみんな、何事もないように動いてるけど、全員ゴーグルしてるから目の前真っ暗で見えてません。慣れるとこんなに動けるようになるんだよね~。

まぁそんなこんなで新しく始めたスポーツなんだけども、結構楽しくやってます。
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