06-09 Sat , 2007
同性結婚式へのマスメディアの取り上げられ方
YTVMBSテレ朝講談社







6月3日に木村さんと尾辻さんが「同性結婚式」を挙げた

それについて、翌日の朝日新聞名古屋版の30面に、あとはサンスポ、スポニチ、スポーツ報知にそれぞれ取り上げられた。

そして、6月5日にテレビ朝日の「SUPER Jチャンネル」で、取り上げられ、また、同日、毎日放送(MBSラジオ)の「ありがとう浜村淳です」でも取り上げられた(残念ながら今はここでは既に内容は聴くことができない)。しかし、毎日放送はいつの間に「MBSラジオ」になったんだろう?わたしが聴いていたときは確か「ありがとう、毎日放送です~♪」て言ってたと思ったんだけど。。というか、あれからまだこの番組が続いていること自体すごいと思うが。

そして昨日、講談社から発行されている雑誌「FRIDAY」にも記事になっている。

わたしはそのどれも、見たし、聴いたし、読んだんだけど。。っていうか、あの場には確かに、テレ朝とMBSと講談社とそれから、よみうりテレビが取材に来ていた。そのうちの3つに今のところ取り上げられた、ということになる(ただし、MBSはカメラが来ていたので、また別番組になるかも知れないが)。

この中でわたしが一番よかったと思うのは、朝日新聞名古屋版。この記事では「NLGR」の趣旨(HIV啓発イベント)もきちんと説明した上で、同性結婚式が行われた、と書いてある。これは評価できる。

スポーツ新聞は、実はあんまりちゃんとは読んでいないんだけど、参加人数がサンスポのみ300人になってて、あとの2つは約1,000人だった。ただ、わたしはあの場に確かにいたけど、300人だったか約1,000人だったかはよく分かりません。「日本野鳥の会」の人だったら分かったかも知れないけど。

「ありがとう、浜村淳です」では「こんな感じの結婚式もありました」って感じで取り上げられていた。ただ、尾辻さんが「お嫁さん」で、木村さんが「お婿さん」という呼ばれ方をしていて、、「両方『お嫁さん』じゃなぜいけないんだろうか?」と思ったのは確か。やはり浜村淳みたいな人でも、結婚式=「お嫁さん」と「お婿さん」と考えてるのかなあ。多分、永六輔だったら、そういう言い方はしないと思う。。(ってなぜここで永六輔が出てくるかというと、わたしが個人的に永六輔が好きだから(^^;)

テレビ朝日の中では「今度の参院選に出馬する異色候補」のうちの1人として出てきた。まぁ、それは仕方あるまい。それは確かなんだから。だけど、なんというか、言葉にはうまく表せないんだけど、どうも、わたしが見てきた結婚式との間との温度差を感じるというか、ああ、マスメディアってこういう取り上げ方をするんだなあ~とね。

それから、昨日発売された「FRIDAY」。題名は「”強面”小沢一郎代表も仰天した!?【参院選】女性候補《尾辻かな子元大阪府議》「レズビアン結婚式」キス現場」。これだけ見ると「なんじゃあ、これは??」って大いに憤りを感じる。あと、載っている写真も「キスシーン」。テレビ朝日もこの「キスシーン」を流していた。なんというか、当事者からすると「それだけが取り上げたかったのか??」という気持ちがする。確かに公で女同士がキスしたところなんか、見たことがないだろう。わたしだって見たことないもん。だからそれを「スキャンダル的」な題名で人を引き付けたいのは分からないこともないし、多分、あの2人だってそれは想定してのことだろうとは思っている。

だけど、あの現場にいたものとして、また当事者としては、6月5日の日記にも書いたとおり、最も印象的だったのは決してキスシーンなんかじゃない。わたしが一番印象的だったのは、尾辻さんのお母さんの姿であり、尾辻さんが泣き出したときに、そっと手を差し出す木村さんの姿。そういう姿をおいて、ただただ「キスシーン」だけを取り上げるのはどうかと思ってしまう。

ただ、ちらっとどこかで聞いたが、こういう雑誌はもう既にあらかじめ題名が決まっており、その上で記事を書くそうだ。同じ号に「【茨城ゴールデンゴールズ】欽ちゃん球団のアイドル ベースボール美少女の原点を発掘片岡安祐美 ピュア水着&制服【15連発】」という題名が付いている記事もある。で、この中の「ピュア水着」とはなんであるかというと、実は小学校時代の水着姿(しかも座っている)だったりする。馬鹿馬鹿しいとしか言いようがない。だから決して小沢代表は仰天はしてはいないと思う(だから「!?」が付いてると思うんだけどね、逆に)。

しかし、中身の記事を読むと、これが実にまともなことが書いてあったりする。多分、その場にいた記者さんも一連の結婚式を見て、そういう印象を持ったんだろう。ただ、電車の中吊り広告を見ただけの人だとか、買っても写真だけで記事を読まない人とか、そういう人に対しては、ただの「スキャンダラスな写真」でしかないじゃん、という感じはする。しかも、この写真は言っちゃ悪いが、わたしの目から見るととても「下品」。あーあ、という気持ちが正直する。

そうそう、ネット関係では「オーマイニュース」が記事と動画で出している。

尾辻かな子さん、1000人の参列者を前に挙式

愛の形は一つじゃない

ここでも結局「キスシーン」なんだよねー。あ、ただ記事の方はまともです。が、朝日新聞名古屋版に比べると「結婚式」だけが一人歩きしていて、わたしはそれが不満だったりするけど。

結局、マスメディアってこういう取り上げ方しかできないのかな、と思う。ただ、こういう形でマスメディアに取り上げられるのは、木村さんや尾辻さんだって十分承知だろうし、このことを選挙のために利用していると言われても仕方がないだろう。現実に、これだけのマスメディアに取り上げられているのは事実なんだから。

マスメディアの取り上げられ方の違和感は、多分、わたしがその現場を見てきたということと、わたしが「当事者である」ということ、それにわたし自身が「マスコミ人」ではないことから来ていると思う。

今日は実は、パフナイトというレズビアンのイベントで尾辻さんが【アフタヌーンイベント】で「レズビアンカルチャー」について、【ナイトイベント】で「国会へカミングイン」について、出演することになっている。実は、知り合いがナイトイベントの方で一言を言うので、行こうかなと思ったけど、止めた。まぁ、予約制だったので、めんどくさいなと思ううちに締め切られてしまった、というのも一因ではあるが、ただもう、わたしはこういうところには出てみなくてもいいと思うのよね。そりゃ、行って「こういうイベントでした」と伝えることも重要だとは思うんだけど、それはこのイベントに出た人や行って聞いてきた人が伝えればいいこと。わたしはもう、十分すぎるほど尾辻さんの魅力を知っているので、逆にわたしなんかが行くよりは、今まで尾辻さんと会った人のない人や話したことがない人が行くべきなのだ。

尾辻さんという人は、会って話してみると、実に魅力的な人で、応援してしまいたくなる人だ。そういう人がこのイベントで1人でも増えるといいと思う。

【画像】結婚式に来ていた報道陣
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