12-24 Sat , 2016
彼女のお父さんが亡くなってお葬式に行ったときの話
ようやく風邪から復活したのかな?という感じです。
というか、今回の風邪は本当にひどかった(T_T)
喉や鼻の粘膜が痛くなくなるまで1週間以上かかって、しかもようやく復活したかな?と思いかけたときに、急激な腹痛と数回の嘔吐、その後の発熱とどうやら急性胃腸炎になったらしく。。ホントに踏んだり蹴ったりだった。。

やっぱりこの1年、身体に散々無理させていたことが祟ったんだろうか。

「今年あったことは今年のうちに」ってことで、前にも書いた彼女のお父さんが亡くなって、そのお葬式に参列した話を書こうと思う。

その前提としての話なんだけど、彼女はわたしとの関係を親兄弟にはカミングアウトしてない。その理由としては、親がもう高齢なことと、兄弟には別に言っちゃってもいいかなとは思ってるんだけど、その配偶者や子どもまで言ったり知られたりするのはめんどくさい、というので結局兄弟にも言ってないということで。だけど、わたしのことは「一緒に暮らしている人」として、もうずっと彼女の親兄弟とは以前から付き合いはあった。このブログでも何回か会いに行ったときのことを書いたりしてるけど。わたしとしては、中途半端な存在なんで、彼女が親元に行ったときに近くに住んでる兄弟たちで一緒に集まろうとしたときは「わたしは別にいいです」ってことで、一人でホテルにいたりしたこともあったんだけど、そのときに「なんで○○さん(わたし)は一緒に来ないの?」って言われ、次に2人で親元に行ったときは仕方ないので(わたしの気持ちとしては、いづらいから本当に仕方ないって気持ちだったんだけど(^^;)一緒に行ったりした。そして、彼女のお父さんは長く病院に入院されてたので、そのお見舞いにも2度ほど行ったかな~。

ま、そういう関係。

でも、お葬式となると話は別だよね~。なんてったって彼女に付いてくと自動的に「親族扱い」になる。知らない人もたくさん来るだろうに「あれは誰?」って聞かれたらどうしよう。。じろじろ見られたらどうしようって思うと、行かない方がいいのかなって何度も思った。けど彼女は付いてきて欲しいと言うし、まぁそれまでの親兄弟とわたしとの関係を考えると、少なくとも親兄弟は「なんでアンタが来たの?」とは言わない感じがして。なので一緒に行くことにした。彼女のお父さんの状態が悪くなって「今夜がヤマ」と言われてからも1週間生き延びられたんで、その間に行く行かないを考えるための時間があったということも確か。

葬儀会場に行った日の夕方がお通夜、その次の日がお葬式だった。最初、葬儀場の親族の控え室みたいなところで荷物を置いて喪服に着替えた。既にそこには知らないたくさんの人たちが来てたけど、素知らぬ顔をして中に入って仕出しのお弁当を食べたりした。んー、なんというか。知らないおばさんが話しかけてきたりしたけど、「あなた誰?」という会話ではなく、もう知った人みたいに話しかけてきて「この人、わたしのこと誰って知ってんのかな?」って思うほどだった。あとでわたしの方が彼女に「あの人誰?」って聞くと、彼女の兄弟の配偶者さんの親御さんだったりした。

その中で、お通夜が終わったあとに話しかけてきた人がいた。彼女の妹さんの配偶者さんだった。この人とは当然以前から顔見知りだったし何度も会ったことはあるけど、まだ一対一で話したことはなかった。なのにいきなり話しかけてきて「??」だったんだよね。いきなりわたしに対して、わたしを「彼女の同居人」と見て話しかけてきた。確か「同居人さんも大変ですよね~」みたいな話し方だったと思う。そしていきなり自分の近況について話してきた。まぁそれは個人の情報だからここで書くのは控えるけど、今までそんな話をしたことはないし(でも知ってたけど)、「この人、わたしにこれを話すってことは、このことを既にわたしが知ってることが前提ってことでいいのかな?」って思ったりした。ここで素直に書いちゃうけど、すいません、このときはいきなりだったからちょっと気持ちが悪かった(笑)(多分、これ読んでないので大丈夫← てか、読まれても大丈夫だけど)

お通夜が終わった日の夜は、兄弟たちで一緒に集まっての飲み会だった。彼らの配偶者さんたちや子どもたち、そして彼女の従兄弟さんも参加した。わたしはほとんど何を話していいのか分からなかったので、黙ってそれを聞いていた。

翌日はお葬式だった。お葬式が終わったあとに火葬場に行った。火葬場でお昼ご飯の仕出し弁当を食べた。そのときたまたまわたしは前日の飲み会に参加した彼女の従兄弟さんの目の前に座った。わたしの隣は彼女が座った。そうしたらその従兄弟さんは彼女に対して「失礼ですが、この人とのご関係はなんですか?」って聞いた。前日の飲み会ではわたしとその従兄弟さんは隣同士で、でも彼女はいろんな席で飲み歩いてたんで、疑問に思ってても聞くことが出来なかったんだろう。彼女はきっぱりと「パートナーです」って言った。

そう答えられて一瞬、わたしは身構えた。確かに前日、隣同士になって話を聞いてて悪い人じゃないなと思ってたけど、昨日初めて会ったばかりの人だ。なんて思われるか分からない。けどその人は彼女の「パートナーです」という言葉を頭の中でゆっくり噛み締めたようだった。ちょっと時間を置いて「なるほど、そうだったのか」という表情に変わった。その表情の変化をわたしは今でも忘れてない。ごく自然にその人は受け止めてくれた。

そのうち彼女は呼ばれてどこかに行ってしまった。一人になったわたしにその従兄弟さんが話しかけてきた。「△△さん(彼女)のどこが気に入ったんですか」って。

わたしは一瞬、「火葬場でする話なのかこれは」って思ったけど、実はこの「この人のどこがよかったの?」って質問を今までわたしは(自分の親族含め)親族関係の人にされたことがないことに気が付いた。きっとヘテロの人の会話では当たり前にされているだろう、この会話。そりゃ、彼女とわたしの関係を話してないからそういう質問は知らない人からはされようがないんだけど、いきなり同性愛者ですってカミングアウトされた後にごく自然に「その人のどこがよかったんですか?」って聞ける人ってすごいなあって思った。そしてそれがとても嬉しかった。

あとで彼女に「あなたがいない間に従兄弟さんからこんなこと聞かれたよ」って言ったら大爆笑された。

結局「ご関係は?」って聞かれたのはお通夜、お葬式を通じてこの人だけだった。あとの人たちは特に「この人誰?」って目で見るわけでもなく、なんか全然知らない人なのに以前から知ってる人みたいに話しかけてきて、逆にこっちが途惑ったくらいだった。火葬場から帰るバスの中でも。全然知らないおばさんたちと猫がどんなにかわいいかという話とかしてた。

火葬場から帰って来て、本当に最後の最後、親族だけになった。そこで「親族だけの写真を撮りましょう」ってことになった。わたしは直前まで入るか入らないか迷ったんだけど、そこで一人だけ「入らない」というと、絶対に「入りなさい、なんで入らないの」って話しになると思ったし、そういうところでわざわざ目立つ必要はないと思ったので、ちょっと違和感がありつつ中に入った。一番端っこで小さく写った(つもり)。

そこからはもう解散で、移動する人たちは駅に向かった。その道すがらのことだった。彼女からいきなり「ねーねー、この人知ってる?」って聞かれた。スマフォの画面を見せられて、見たらtwitterの誰かのアカウントの画面だった。その人のアカウントの画像には虹のアイコンがかかってた。「??」って思ったら、お通夜のあとに話しかけてきた妹さんの配偶者さんのtwitterのフォロワーさんのことだった。聞くと「全然知らない人なんだけど、こういう人がフォロワーさんの中にいて、お姉さんたちはこの人のことをご存知ですか?」ってことらしかった。

ってことは、、この配偶者さん、前の日にわたしを「彼女の同居人」として話してきたけど、実はもうバレバレだったってことだよね(笑)きっとあのときああやって話してきたのは、これが言いたかったんだなって思った。なんだかとっても可愛らしい人だなーって思った。ってわたしよりずっと年上の人だけど(笑)ちなみに虹アイコンの人すべて知り合いなわけじゃないですから(笑)虹アイコン=性的少数者ってわけでもないし。まぁその人はレズビアンの人らしかったが。

それからその配偶者さんと今、巷で話題の(?)「同性パートナーシップ条例(or 要綱)」のことについて話したりなんかした。そういうことについて関心を持った人だとは全然思わなかった。

なんかねー、最後の最後にそういうことがあって。お葬式帰りだというのにほっこりして帰った。

しかしね。真正面からカミングアウトせずとも、時間をかければ徐々にこういう風になる関係もあるのかな。わたしは、わたしの家族に対しては既にカミングアウトしている。妹には計画的に言ったけど、親に対しては物の弾みで電話でカミングアウトしてしまって(そのときの話は過去ログにあるはず)、でもそれは結局は失敗だったと思っている。親はわたしのことは受け入れたけど、彼女のことは受け入れてないと思う。というか、わたしに対してだって未だに受け入れてないんじゃないかって思うことはある。親に対しては何度も何度もカミングアウトしないと分かってくれないっていうけど、まさにその通りだなと思うことがあるから。まぁ、カミングアウトする、しない以前に親との関係がうまくいってるかいってないかにも因るけどね。うまくいってないときはカミングアウトを無理矢理する必要はまったくないと今では思うようになった。ただ自分の時のことを思い返すと、あのときは親から「友だちにそんなに迷惑をかけちゃダメだろ」と言われ、「友だちじゃない」と言ってしまったわけで、あのときに「友だちです」とウソをついたらその後どうなっちゃっただろうってことはあるけど。。

これが今年あった出来事のうちの大きな1つ。
16:29 | カミングアウト | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ジョージ・マイケルが死んだ | ホーム | 風邪引いた(T_T)>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
この記事へのトラックバックURL
http://rontako.blog39.fc2.com/tb.php/1901-18667c9b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
AX