09-11 Sun , 2016
優勝ってこんなに嬉しいものなんだね
20160908 141321


昨日、カープがリーグ優勝を果たした。

正直なところ、今年の強さはまだまだ全然実感できてなくて、昨日の試合が始まる前は、讀賣4連勝だったこともあって「カープは1勝するどころか、2連敗してしまうんじゃないだろうか」と思って不安だった。東京ドームで1年近く勝てなかった時期もあったし、やっぱりどうしてもわたしの頭の中に「ここ一番の試合で勝てないカープ」というのが大きいのだ。2014年だったか、そのとき首位だった讀賣に2ゲーム差で2位につけてて、でも讀賣の北関東遠征3連戦3連敗。もちろんそれだけじゃないけど、今まで何回と「勝負弱さ」を見せつけられてきたので、今、調子がいいと言ってもなかなかそういうイメージができないのだ。

ところが、昨日のカープの試合運び。先発黒田が初回に2ラン打たれて先制され、讀賣先発がマイコラスだったので「うわー、やっぱり今日は勝てんのかな」と思ったけど、4回で100球以上投げさせたんだっけ?あの各打者の粘りって見ててホントにすごい、って思った。今までのイメージ的に、歴代カープ打者は初球打ちで凡退、ってのがあるから、こういう地道が粘りができるってのが、本当に力をつけてきたなーと。もちろん、初球打ちで勢いづくこともあるんだけど、あまりにも凡打のイメージが強くてね。。(特にノムケン!もちろん好きな選手だけどさ)

今季のカープは相手先発投手がよくても、なんとかしてその投手を交代させれば、二番手、三番手のピッチャーを打ち崩して得点、逆転する、というパターンが多い。だから昨日もそんな感じでマイコラスに粘って多くの球数を投げさせたのだろうし、でも昨日の試合は結局のところマイコラスから5得点したんだけどね。まぁ刀根から1得点できたのは大きかったけど(てか、あれはエラー絡みだけど)。でも、山口から刀根に変わったときに「しめた」と思ったのは確か。

結局今年を象徴するような鈴木誠也の2本のホームランが大きく勝利に貢献した。鈴木誠也はオリックス3連戦の3連続逆転打から「いつ調子を崩すのか」と思いながら見てたけど、結局今のところ、大きく調子を崩すことはなかった。これは本当にすごいというか、大きかった。ずっと7番、時折上位に上げられては打てず、また7番で、みたいだったけど、いつしか5番で定着。将来的には4番を打つのかな。

昨日はもう、5回辺りからカープの守りのときはヒヤヒヤして、怖くて怖くて仕方なかった。黒田が一応、5回ピンチで投げ終わって、これで交代かな。どうせ、中継ぎは充実してるので、大瀬良、今村、ジャクソン、中崎で大丈夫じゃん、と思ってたら、まさか6回また黒田が出てきて「え、まだ投げるの?」と思ってしまった。まぁ、結果的に抑えられたからいいんだけど、正直とても怖かったよ。。今季の黒田は休養十分だとすごくいいピッチングをするんだけど、中6日だとちょっときついのかな、と思われるような感じがあったので、昨日はきっと気合いを入れている分、長い回まで持つのかな、って思ったから。

9回、中崎が出てきたときは「もうここで打たれたとしても、それは仕方がない」って思ってた。中崎は確かに現在のところ、クローザーなんだけども、わたしはどうしてもまだ、中崎を「守護神」と呼べないんだよね~。絶対的な守護神というのは「ここで出てきたらもう安心」ってピッチャーで、わたしの中では大野投手が自分の中の「守護神」なのだ。カープは大野投手以来、絶対的な守護神がいなくて、もうヒヤヒヤするようなピッチャーしか出てこなくて、もう長いこと、大野投手が出てきたときに思った「大野が出てきたらもう大丈夫」という安心感を感じたことがない。いつも「えー、大丈夫なんかな」と思いつつ、やっぱり四球連発、挙げ句ヒット打たれてサヨナラ負け~、とか、そんなのばっかりだったから、もう「安心感」すら思い出せない。でも、昨日の中崎の投球を見たときに「ああ、中崎、成長したなあ」って思った。相変わらず「4凡」だったし、最後の打者になった亀井がもし、四球だったらそのあとはどうなったことか、、と思ったけど。

最後の最後はやっぱり緊張して見てたけど、試合終了してしまったらなんというか、あっけなく「あ、優勝ってこんなものなのかな」って思った。だけど、胴上げの前に黒田と新井が抱き合って泣いている姿を見たら、思わずこちらまで涙を誘われてしまった。そこでやっと「優勝できたんだ」って実感できた。なんか試合後の共同記者会見で菊地がそんなことを言ってたが、まさにわたしも同じだった。あ、そうそう、共同記者会見での菊地の発言といえば、「我慢しなきゃいけないところもあったし、考えて考えて自分を殺しつつ、みんなのためにと思ってずっとやってきました。」という言葉。菊地って、試合終了後のヒーローインタビューのときでも割と鉄仮面的な感じで、なかなか本音を言わないなと思ってたけど、この言葉を聞いて「ああ、菊地も今季、本当に苦しかったんだな」と思った。プロだから、やっぱり自分がヒーローになりたいって思うだろうし、そういう性格の人たちがプロに集まっているんだろうし、だけど2番打者というのは、そういう役割は求められてないんだよね。共同記者会見を見てて、呼ばれた5人、いろいろ話したんだけど、菊地のこの言葉が一番印象に残った。

で、昨日、感極まって泣いた黒田。

わたし、先日、「そういや、ずっと前にカープのキャンプに行ったときの写真があったはずだよなあ~」と、古いアルバムを引っ張り出して見てみたんだけど、ちょうど'97年2月の沖縄キャンプに行っててね。このとき、黒田はちょうどルーキーイヤー。彼にとっての初めてのキャンプがこれだった。わたしは、黒田を撮った記憶が全くなかったんだけど(お目当ての選手はやっぱり大野投手だったので)、アルバムを見たら、黒田の写真が残ってた。

まだまだあどけない顔で、なんとなく初々しい。まさかこの選手がのちのち大リーグに行って戻ってきて、チームの精神的支柱となる選手になるだなんて、このときは思いもしなかった(ただ、黒田がこの歳になるまで投げられてるのは、この年のドラ1だった澤崎がいたおかげでもあると思ってる。黒田は澤崎の影に隠れて、むちゃな使い方をされなくて済んだので今があると思っている)。

黒田、カープで優勝できてよかったね。

そして、優勝してくれてどうもありがとう。
優勝するのがこんなに嬉しいことなんだ、って初めて知ったよ。

もちろん、新井にも同じ言葉を言いたい。
わたしは、阪神に行ったとき、ご多分に漏れず「裏切り者」と思ったし、去年、カープに戻ってくると決まったときも、あ、そうとしか思わなかった。

けど、赤いユニフォームを着て打席に立つ新井を見たら、そんなわだかまりもスッと消えて、素直に新井を応援している自分がいた。この感情は自分でもとても不思議だった。
15:27 | 社会人野球・カープのこと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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