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01-28 Sat , 2012
ブックマーク整理
昨日から今日に掛けて自分のウェブサイトのブックマークを整理した。

わたしは普段からあんまりサイトをブックマークするようなことはないんだけど(何度も見たりするサイトでもぐぐって探す習慣が)、それでもちょこちょこと増えていったり、あとは昔はよく見てたけど、今は全然、なんてサイトもあったんで、そのサイトがまだ残ってるかとか、まだ今後も見たりするかなーとか、そんなことを思いながらね。

でも一つ一つサイトを見ていくとねー、昔のわたしを思い出した。わたしは自分が同性愛者(レズビアン)であることは悩まなかったけれど、他の人はどういう風にして暮らしてるんだろうか、とか、どこで知り合えるんだろうか。それにもちろんその頃はゲイの友達なんかも全くいなかったわけだから、ゲイの人の生活、なんてのも知りたかったから、多分、当時は「すこたん企画」(現すこたんソーシャルサービス)にあった(今はない)「リンク集」から適当なサイトを探して、興味を持った人のサイトをずっと読み続けてたりしたよなあ。

今、自分がもしかしたら同性愛者かも知れない、とか、既に同性愛者であることに気が付いた、でも周りに誰も知り合いがいない、とか、同性愛者だけじゃなくて両性愛者とかトランスジェンダーの人でそういう人がいたら、まずどこにアクセスするんだろうか。ふと、そんなことを思った。

確かにわたしがまだまだクローゼットだった時代からすると、今は相談窓口もあるし、行くところに行けば、同じ仲間と会えるイベントなんかもあったりする。twitterで繋がる、なんて手もある。けど、、それには「勇気」がいる。ほんのちょっとの勇気なんだけれど、どうしても無理、って場合もある。相談窓口に出てくる人は、一体どんな人なんだろう、twitterの自己紹介のところに「ゲイ」とか「レズビアン」って書かれてる人をフォローしたら自分のことまで分かってしまうんじゃないか、そう思って相談したりフォローできなかったりする人がいるに違いない。そして本当に一人のときじゃないとゲイやレズビアンのブログなんかを覗いたりしかできない人がいるだろうし、家族にばれるのが怖くてブックマークできなくて、いつも検索で来て、来た後は履歴を消す、なんて人もいるだろう。

まさにわたしがそうだった。

わたしが地方に住んでたとき、うちの本当に近く(歩いて5分ほど)のところで、当時「すこたん企画」の伊藤さんだったかの講演会があったんだよね。わたしはそれに行きたかったんだけど、結局行かなかった。行かなかったんじゃなくて、行けなかった。それはもし、その講演会の会場に行く途中、知り合い(知り合い=職場の人、だったんだけど。わたしはその地での知り合いは職場の人しかいなかった)に出会ったら、そして「どこ行くの?」って聞かれたらなんて答えようか、って想像するだけで怖くて家を出ることすらできなかったんだよね。歩いて5分の間に職場の人と会う確率、なんて、考えられないほど低いって頭の中では分かってたんだけれど、確率はゼロじゃない。当時のわたしはそんなことまで考えてたんだよね。行った先でどういう人たちが来てるかも全然想像が付かなくて怖かった。もしかしたら自分も当事者だって思われるかも知れない(当事者なんだけどさ)って思うのも怖かった。すべてがなんでも怖かった。

今もきっと、そういう人がいるはず。ネットなら覗けるけど、実際に当事者が集まっているところに行くのが怖い、なんて人もいるだろう。そして東京ならともかく、地方となると自分以外の当事者と会えるなんてことがぐっと少なくなる。イベントもやってない。出会いたいけど出会えない。出会っても自分とは性格が合わない。話が弾まない。そういう人もいるはず(全部わたしの経験だ(笑))。

そういう人に「勇気を出せ」なんてわたしには言えない。言われたって勇気なんか出ないもの。一歩踏み出せるまでネットでいろんな人たちに触れて、自分なりにいろんなことを考えて、そして「これならできるかも」と思ったことからやればいい。わたしもこのブログを始めたのは、クローゼットだった自分をどこかで吐き出したかったからだ(それプラスうつ病、ってこともあったんだけど)。

今はそれなりにオープンに生きてて、知り合いも友達もいる、そんな姿はブログを始めた2005年当時では考えられなかった。もちろん、オープンに生きていくこと=正しいこと、ではない。本当に自分のことを知って欲しい幾人かの人だけにオープンにするって方法もあるし、全くのクローゼットでも構わない。本人が苦しくなければね。どこまでオープンにするかはその人次第なのだ。わたしは最早自分のことを隠すのが却って苦痛になって来たので、これから出会う人とはオープンで行こう、そう思っているだけなのだ。過去の知り合い(学校時代の友達など)には言ってない人も多い。彼女の存在をなくして自分の近況を語ることは不可能なので、カミングアウトしてない人とはそこで付き合いが途切れた人も多い。不本意だけどそうせざるを得ない。

いつの間にか自分の話になってしまったけど、今、自分のことについて悩んでいる人や、知り合いたいけど知り合えない人はいつの時代にもいるんだ、ってことをブックマークを確認しながら改めて思ったんだよね。最終的に勇気を出すのは自分なんだけど、そのハードルが時代と共に低くなることを願っている。

そして今回は、既になくなってしまったサイトやアクセスしなくなったサイトをばっさりと削除したわけなんだけど、それでもどうしても削除できなかった2つのサイトがある。

その2つとも、サイトは既になくなっている。なぜかというと、両方とも既にサイトの管理人が亡くなってしまったからだ。

2つともゲイの人のサイトだったんだけど、その当時、同じ県に住んでる人たちだった。1人は野球が好きな人のサイトだった。毎日日記を更新してて、それを読むのが楽しみだった。あるときパッタリと日記の更新がなくなって、どうしたんだろうと思ったら、そのサイトの掲示板にその人の友達だった人から、その人が亡くなった、という書き込みがされた。もちろん連絡を取ったこともない人だったけど、ショックでね。人ってそんなに簡単に死ぬんだって思った。日記を含むサイトはその後しばらくして消えてしまったんだけど、掲示板だけはその後もずっと残ってた。それをわたしはちょくちょく覗いてたんだけど、ある日、その亡くなった人の親御さんからの書き込みがあった。どうやら亡くなった息子のPCから見つけたらしかった。わたし以外にもその掲示板に元々書き込みしてた人も見てたらしい。それまで書き込みしてた人と親御さんとのやりとりが始まった。わたしはそれを見てた。しかしその掲示板もサイト元がなくなってしまったようで、消えてしまった。そのときもショックだったな~。もう永遠にどこの誰か分からなくなっちゃったんだな、と思って。

未だに夏が来ると「スイカバー」(ってアイスらしい)が好きな人だったことを思い出す。

もう一つは「すこたん企画」から知ったサイトだった。紹介文に「○○県に住んでいる人です」って書いてあったから読んでみたんだけど、その人の書いていることを読むと、どうやら同じ会社の人らしくてね。そこでわたしはその人に「もしかして、ここに勤めてませんか?」ってメールしたのだった。そしたら案の定、同じ会社に勤めてる人で、ただ、同じ会社ではあったけど、場所的には遠い人だった。だけど、分野が同じ人だったので「いつかは同じ職場になるかも知れませんね~」なんて話をしてたりした。しかし、それからほどなくして「病院に入院してます」という携帯メールが届いた。だけどそのメールの件名は「牛」だった。そのメールからでは何の病気か分からなかったけれど、それからしばらくしてふと、彼のサイトを覗いてみたら、彼の友人の手で彼がつい数日前にガンで亡くなった、という報告がなされていた。わたしは永遠になぜ、あのメールの件名が「牛」だったのか、分からずじまいになった。

彼がもし生きていて、わたしと会ってたとしたら、わたしは彼と団体作って会社の人にカミングアウトして活動してたかも知れないって思うことがある。わたしはその当時は全くのクローゼットだったけど、いつか何かしたいって思ってた。彼は別の少数者のための分野で活動してる人だったし、もし生きてたとしたら、性的少数者のための団体も作ってたと思う。彼には同じ性的少数者の仲間もたくさんいたようだし(ウェブサイトが更新されてたのも彼の遺言だろう)、ウェブサイトに書かれてたことがこれから動き出そうかな、とまさにそんな感じだったからだ。そうしたら、わたしの人生も変わってたかも知れないな~って、それは今でも思う。

そのサイトもしばらくしてなくなってしまったけれど、彼から来たメールは今でもわたしのPCに残っている。

もうなくなってしまった2つのサイトは二度と復活することがないサイトだけれど、わたしはどうしても削除することができなかった。
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