06-07 Tue , 2011
NLGR+に行ってきました
6月4日、5日と名古屋であったNLGR+(というHIV/AIDS啓発イベント)に行ってきた。

去年10回目で一区切り付いたNLGR(Nagoya Lesbian & Gay Revolution)は今年からまた新たにNLGR+という形で戻ってきたのだけれど、この「+」と言う意味は、Gay、Lesbianだけの祭りにしない、という意味を込めて付けられたらしい。まぁ、あとは今までALN(Angel Life Nagoya)が主体でやってたけど、今年からNLGR+実行委員会が開催するようになったみたいだ。ただ、わたしは特に内部情報に詳しいわけじゃないので、具体的にどこがどう違ったのか、みたいは話はちっとも分からないのだけれどね。

わたしはNLGRに行くようになって今年で5年目。去年を除いてだけど、毎年名古屋だけはただの「客」でいられるので(楽器を吹かないので)、比較的、気楽で友だちに会いに行ってる、という感じなイベントだ。1年に1回、毎年そこでしか会えない友だちもいるし、同じ東京に住みながら、NLGRだけは確実に会うね、って友だちもいる。わたしにとっては「旧交を温めに行く」という感じがするイベントなのだけれど、ただ毎年、確実に新たな友だちもできていて、そこがまた面白いところなのだけれどね。

今年は「まぁ行ってみれば、適当に過ごせるだろう」ってことで、事前にプログラムを見て何を見るかを決めることなくなんとなく行ってきた感じだったんだけど、今年は割と2日間、べったり会場にいたような気がする。

女子ブースができたのが大きいかも。ま、女子ブースは去年からあったわけだけど、去年は「お休み処」なんだけど、わたしが行ったときは人っ子一人おらず、なんか「無料休憩所」みたいな感じだった。けど、今年はちゃんと女子ブースに貼り付いている係の人がいて、それなりに人も賑わってて、しかも疲れたら休ませてくれて、すごくよかった(笑)というか、5年目で、NLGRで地元の女性とお話しできたのは、これが初めてだった。まー、これも事前にtwitterで知り合いになってた、ってのも大きかったかも知れないけど、5年目にして初めてビアンバーってところに行きたいなと思い、事前にどこのビアンバーがいいのかを教えてもらったりしたのもよかったかな~。でも名古屋には3軒しかビアンバーがないらしい。しかも会場の池田公園に近いビアンバーは2軒のみで、選択するほどのことはなかった。ただ、事前に「こんな感じです~」って情報はありがたかった。オススメされたビアンバーに1日目の夜に行ってみたけど、ママさんが積極的に話しかけてくれたりして、とてもよかった。まー、いつものことながら、ビアンバーでは友だちはできなくて、結局彼女と二人で話してきただけだったけど(苦笑)

あと、1日目のステージで、NSM48(Nagoya Sexual Minorty 48)っていう、女の子が13人ほど出て来て(なんでも選挙で選ばれた13人らしいけど(爆))AKB48の曲を踊ったのが、なんかすごい楽しくてね。今までゲイの人が出て来て踊ることはたくさんあったけど、女の子が出て来て同じように踊る、なんてことはなかったわけで、しかも、その人たちのセクシャリティーは分からないけど、でも多分、確実に男性を意識したものでないわけで(その証拠に、彼女たちを見に来たらしい女の人がすごいたくさんいた)そのステージの司会の人も「女の子のためのショーです」みたいなこと言ってたし(すごいうまい言い方してたんだけど忘れちゃった)、それを聞いてわたしはなんだかとても嬉しくなってしまった。いや、嬉しいというか、なぜかね、解放感を感じたんだよね。あー、素のままの自分でいられる、みたいな感じとでも言うか。。と言っても、普段、わたしはそんなに抑圧されて生きているとも感じてないんだけど、不思議だね。。踊ってる人が異性の目を求めてるわけじゃないところが、見てる観客の中で彼女たちに声を掛けてるのが女の人ばかりだった(多分、友だちとかそういうのもあると思うけど)、ってのも新鮮だったな。。だから、わたしはAKB48って紅白でしか見たことがないんだけど、とっても楽しかった。

名古屋ってところはね、わたしそこまで知ってるわけじゃないんだけど、女の子イベント(クラブイベント)なんかにドラァグクイーンの人がMCだったりしてるわけなんだよね。そういうところでゲイとレズビアンって分離してない、ってイメージがあって、これはそういうところの続きなのかな~なんて思ったりね。もちろん、東京なんかでもゲイ文化に混じってレズビアンの人がいたりするものもあるんだろうけど、クラブイベントなんかは男女パシッと分かれてて、全然交流がなさそうだもんね。そういう意味では、名古屋のこのゲイとレズビアンが一緒にやってる、って雰囲気は大好きだ。

そのためかよく分からないけど、今年は来てる女子がすごく多かった。去年も少し多くなったな、って感じたんだけど、今年はそれ以上。それから、今年は来てる人がいつもより多いと感じた。最後の最後で実行委員長が「この2日間に延べ3,000人以上の人が来た」って発表してたけどね。まー、平年はどのくらいのか分からないので比較のしようがないけど、しかし今年は男の人も女の人も多かったって感じた。まー、わたしは部外者なんで嬉しく感じる必要はないのかも知れないけど、新しい体勢になって、なんかちょっと不安定に感じてたけど(勝手に)、来てる人が多かったってことで、本当によかったなぁと。これからも頑張って欲しいなって思った。その割に継続するための募金をしてこようと思ってたのに、コロッと忘れて帰ってきてしまったんだけどね、、

あと印象的だったのは今年の同性結婚式かなぁ。今年は一組だけだったんだけど、そのせいか、牧師さんが「説教」したんだよね。親しい間柄こそ「ありがとう」という言葉を、みたいな説教だったんだけど、それがとっても「本物の結婚式」っぽくってよかったって、なんか失礼かな?でも例年は複数組いて、なんだかトコロテン式になってる感じがするから、今年は一組だけ、丁寧にしたって感じで、わたしは毎年この結婚式を見てもあんまりなんとも思わなかったのに、今年はなんかじーんときて、ちょっと涙ぐんでしまった。そうそう、涙ぐんじゃったもう一つの理由はね、なんか普段「なによっ」って感じのドラァグクイーンの人たちがなんかすごく神妙な顔をして式を見てたんだよね(笑)それもなんかすごく印象深かったかなぁ~。

式が終わったあと、式を執り行なった牧師さんに話しにいったんだけど、牧師さんは去年やった人と同じなんだそうだ(わたしは全然分かんなかった(苦笑))。去年は毎年それまでやってた松本神父が出てこなくて「あれ?」って思ってたら、どうも直前になって出てこられなくなってしまったらしく、急遽、近くの牧師さんを呼んだ、って聞いていた。今年も引き受けたのは、去年、初めて同性結婚式をやって会場の人たちの真剣な様子などを見て「意気に感じたから」だと言っていた。この牧師さん、日本基督教団の牧師さんで近くの伝導所の牧師さんなんだって。伝導所ってのは、教会よりも信徒が少ないところらしい。なんかよく分かんないけど。

でもねー、本当にいい式だったな。今年はミニ聖歌隊、みたいな人たちもいて、賛美歌を歌ったりもしたんだよね。まー、わたしは聞いたことあるメロディーでも歌詞を知らないので歌えはしなかったけれど。なんか松本神父の時よりもいい感じがした、わたしはね。ただいつも思うんだけど「神が結びつけたものを人が離してはならない」、この言葉ってなんだか怖いよね。これは松本神父の時からずっと聞いて思ってたんだけど、この言葉を聞くとなんか背筋がゾッとするんだよね。。わたしとしては、自由意志で一緒になったんだから、離れるときも自由意志で離れたい、そんな感じかな。だから、わたしはこういう形式で結婚式をしようとは思わないのだけれどね。

そうそう、去年はステージに乗ったWINGさんの演奏。今年も聞けました。なんというか、、毎年やってる「翼をください」の演奏はさすがに毎年やってるだけあって手慣れた感じがして、それまでの曲とは音量が違うね(笑)もちろん、わたしも去年同じ曲を吹いた、ってのもあると思うけど、あの曲はすごくカッコよく吹けてたと思う。あと最初のマーチね。わたし、同じ人の違う曲を吹いたことがあるんじゃないかなってほど似たメロディーの曲だった。吹奏楽の場合、同じ作曲者って割と同じような曲を作るんだよねー。ちょっと吹いてみたかった感じもしたかな。

しかし名古屋って、イベントでも緩い感じがして本当に好きだ。2日目なんか、ステージの時間が延び延びになってしまって、17時から同性結婚式が始まるってプログラムには書いてあるのに、まだ前の人のコンサートやってたりなんかして。でもこの緩さが逆にゲイとレズビアンが一緒になってやってる、という感じを造り出してるんだろうなと思うんだよね。まー、今年はゲイとレズビアンだけじゃなくて、その他のセクシャルマイノリティーの人たちにも目を向ける、というコンセプトみたいだったけど、そこのところはまだもうちょっとかなーって感じはしたかな。トランスジェンダーの人はあまり見かけなかったし(と言っても、ちょうど同じ時期にGID学会が東京で行なわれたので、ある意味仕方のないことかも知れない)。あ、ただ、キャンディ・ミルキィさんはお見かけしました、1日目に。ちょうどオイルレスリングの前辺り。

そうそう、オイルレスリングだよ。去年から始まったんだけど、去年は疲れてて、その準備してるところ(プールの中にローションを入れているところ)だけ見て帰って来ちゃったんだけど、今年は見ることができてよかった(笑)ただ、やる人が少なくて、2組しかいなかったので、3試合しか見れなかったのは残念。2枚着てる水着のブラジャーの1枚目を取った方が勝ち、というルールだったんだけど、なかなかエロい感じでよかったです(笑)去年大好評だった、というのがよくわかった。しかし、観客は割と男の人もたくさんいてちょっとびっくり。まさかノンケ男がこれを見に集まっていたとは思えないんだけど、ゲイがあれ見て楽しいのかしら。。?わたしは白い水着を着たおねえさんが(おねえさんといっても、わたしより随分若そうだったけどね(笑))、1枚しか水着着てないみたいだったので、その人の水着を取れー!って思ってた(笑)その人は決勝戦に出て負けたんだけど、確かに1枚しか水着着てなかったけど、乳首のところに白いテーピングみたいなものを貼ってたので「やられた」と思いました(って何がやられたやねん)。乳房はOKだけど、乳首はNGってどうなのかしら。。確かに乳首まで見えるととてもエロチックになるんだけどね。。なんて、ローションでつるつる滑るもんだから、なかなか面白い恰好とか見ることができて、ドキドキしました(爆)

あー、もうなんか、1日目と2日目がゴッチャになってるけど(笑)

ゴッチャついでに、2日目に行なわれた「ピンクレゲイー」のショー。2年前に解散ってことで、もう見られないんだと思ってたら、なんと東日本大震災のために何かできないかと言うことで、思いがけず見ることができた。

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やった曲は「ペッパー警部」「UFO」「カメレオン・アーミー」あ、なんて曲か知らないけど「やっちゃいな、やっちゃいな、やりたくなったらやっちゃいな」って歌詞の曲、「サウスポー」「渚のシンドバッド」。

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なんか、最後の「渚のシンドバッド」はね、ケイちゃん役の人の衣装が大きくなってたのか、ずるずるとおっこってきちゃって、乳首丸出しで踊ってました。んでもこれは全然エロい感じがしなかったけど(当たり前、か?)。まー、男の裸見ても、最初からドキドキしたりはしないし(笑)

最後に。
今年も新しい出会いがたくさんあった。毎年毎年ね、なんか新たな出会いがあるんだよね。そういうところもこのイベントに毎年行ってる理由のうちの一つだろうな~。いろんな人に再会できる喜びと新たに出会える喜び。まーわたしは幸いなことに彼女もいるし、知り合いも知らん間にいて、こういう場に一人で参加したことはない。それってすごく幸せなことなんだよね。それがとても幸せなことなんだって、自分でもっと自覚しなければいけないだろうな。とともに、誰も知り合いがいない人には「勇気を出して話しかけて」と思う。幸い、女子ブースができたし、係の人もいるので、女の人はとても行きやすいイベントになったんじゃないかって思う。女子ブースで休んでる人たちに話しかけて新しい友達を作ることもできるしね。

あ、最後の最後にもう一つ。
今年はHIV/AIDS啓発イベント色が割と薄れてたような気がした。陽性者の手記朗読もなかったしね。ステージでHIV関連のことは、最初の女装高校だけだったような。。ま、それが悪いとは思わないんだけどもね。検査は昔みたいにホテルで採血しなくなっちゃって、不便になったけど、あれはお金ないから仕方がないんだろうな~。できれば前みたいな形に戻して欲しいと思ってるんだけどね。

おおー、そういえば。
毎年毎年台湾ブースの充実ぶりがすごくなってることに感動。今年はついに、日本人の人もいるようになって、わたしはそれまでなんで台湾の人たちがここにブースを構えてるのかとかそういうのを聞くことが出来た。台湾のHIV/AIDSの活動をしている団体が展示してるらしいんだけど、向こうには「GISNEY LAND」っていう、日本で言うaktaや名古屋で言うとriseみたいなところがあるんだって。なぜGISNEY LANDって名付けられたかというと、その場をDISNEY LANDみたいな空間にしたいかららしい。っていうか、すごくない?GISNEY LANDって名前(笑)で、その団体からこんなものをもらっちゃった。

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なんと、フィンガードム。中にもちゃんと「女人身體」なんちゃら、と書かれてて、これ、女性用のものなんだよね。なんかすごーい感動しちゃった。コンドームが無料で配られてても、まー、わたしら普通あんまり関係ないけどね(それでも全く使わないことはないけれど(笑))。無料のフィンガードムを配るなんて、台湾、すごく進んでるよ!!「これ、いいですよね!」とかなんとか言ったら、たくさんもらえました(爆)

ってわけで、とんでもなく長くなっちゃったけど、今は夢のような2日間が終わって、ボーッとしてる。名古屋でお会いできた人たち、本当にありがとう。そして、このような素晴らしい場を作ってくださったNLGR+実行委員会のみなさん、有難うございました。そしてお疲れさまでした。できれば来年もまた、池田公園に行きたいです!
00:32 | (性的少数者)イベントなど | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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