12-08 Wed , 2010
石原発言に抗議しよう
東京都石原知事の発言については、以下のとおり。

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都青少年健全育成条例改正案:PTA団体など、都に成立求め要望書 /東京

◇反対派も会見

 都内のPTA団体などが3日、都青少年健全育成条例改正案の成立を求める要望書を都に提出した。石原慎太郎知事は「子供だけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている。使命感を持ってやります」と応じた。

 要望したのは、都小学校PTA協議会(都小P、加盟248校)▽都私立中学校高等学校父母の会中央連合会(同246校)など5団体。都小Pの新谷珠恵会長が「児童を性的対象にすることが野放し状態。子供を健やかに育てるため、社会の力を借りないと環境整備できない」と説明した。

 一方、学者や評論家らは改正案への反対を訴えて都庁で記者会見した。藤本由香里明治大准教授は「時代物やSF漫画のキャラクターにも現代日本の刑罰を適用するのか。現実とフィクションを区別しない危険な発想だ」と強調した。児童文学者の山中恒さんは「日本の官僚は拡大解釈にたけている」と危惧した。【真野森作】

毎日新聞 2010年12月4日 地方版
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この記事中の「テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている」という発言が「同性愛者差別ではないか」との意見があったが、それについて更に追い打ちを掛けるような記事が12月8日付け毎日新聞朝刊28面に載った。

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石原都知事:同性愛者「やっぱり足りない感じ」

 東京都の石原慎太郎知事は7日、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言した。石原知事は3日にPTA団体から性的な漫画の規制強化を陳情された際、「テレビなんかでも同性愛者の連中が出てきて平気でやるでしょ。日本は野放図になり過ぎている」と述べており、その真意を確認する記者の質問に答えた。

 7日の石原知事は、過去に米・サンフランシスコを視察した際の記憶として、「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」と話した。同性愛者のテレビ出演に関しては、「それをことさら売り物にし、ショーアップして、テレビのどうのこうのにするってのは、外国じゃ例がないね」と改めて言及した。【真野森作】

毎日新聞 2010年12月7日 23時08分(最終更新 12月7日 23時54分)
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なんということでしょう(爆)あきれてものが言えん。

わたしはこの発言云々、より、東京都知事としての発言、というところに問題があると感じている。折しも今は人権週間(10日まで)で、その中にはきちんと

> 性的指向を理由とする差別をなくそう

と書いてあるのだ(みんなで築こう 人権の世紀―考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心―22年度啓発活動強調事項より)。このページは単なるお題目に過ぎないのか?この事項を掲げている東京都のトップの発言として、このようなことがまかり通っていいのだろうか?

わたしはこの発言が許せなくて、この件に関して抗議をどこにすればいいのかとの問い合わせをするために、法務省人権擁護局の中の「人権相談」窓口である東京法務局に電話をしてみた。

担当者Nという人が対応してくれたが、この発言については全く知らないようだった。そして相談窓口については東京都の都民の声総合窓口、各市町村の行政相談を非常に心許ない感じで教えてくれた。そして、このことについては、法務省の人権擁護部に情報を挙げ、人権擁護部が本当に差別発言があったか、これは差別発言に当たるかを判断し、差別発言となれば、直接石原知事に注意が行くとのことだったが、ま、悲観的な見方かも知れないが、ここまでいくことはまず、ないだろうと考えている(ただし、法務局に電話を掛けて抗議する人の人数が多ければ多いほど問題視されていくとは思う)。

今、ネット上(のごく一部)では、この話で持ちきりだ。しかし、それを一歩越えると、そんな発言はなかったかのような雰囲気で時が過ぎている。確かにこの問題は同性愛者の問題だ、とも言える。しかし、誰かが誰かによって(しかもそれは個人じゃなくて公人だ)こんなにはっきり差別されてもいいのだろうか。こんな発言が許されるだろうか?

この発言に憤りを感じた人は、限られたネット空間ではなく、是非直接抗議して欲しい。いや、抗議じゃなくても意見だけでもいい。真意を問いただすのもいい。「この発言ってあんまりじゃ?」って思う人は声に出して欲しい。わたしはこのことを同性愛者当事者だけではなくそれ以外のマジョリティ、異性愛者にも呼びかける。前の記事にも書いたけど、マジョリティはそれ自体でマイノリティよりも多大な力を持っている。是非、その力を貸して欲しいと思う。

意見先としては、次のものが挙げられる。

東京都都民の声総合窓口(東京都の公式ウェブサイトの右側中央に「都民の声」の中の「都民の声相談窓口)

東京都総務局人権部人権施策推進課 03-5388-2588

東京都民以外で東京都には意見しにくいという人

法務省人権擁護局 人権相談常設相談所 東京法務局 03-5213-1372
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