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08-06 Fri , 2010
いびせえ
数日前の新聞に、今年の平和宣言は広島弁でやるって書いてあって、「一体、東京出身の市長がどんな広島弁の宣言をするのか」と半ば呆れてたんだけど、冒頭の2、3の言葉が広島の会話調になってた、というのが今年の平和宣言だった。

その会話調の宣言の中に「いびせえ」という言葉が出て来た。標準語にすると「怖い」という意味になるが、わたしの感覚としてはもうちょっとおどろおどろしく怖い、みたいな感じになるか。

そして、この言葉を聞くと、わたしは亡くなった祖父を思い出してしまう。病院や怖いことが大嫌いで、晩年の頃は、血尿が出ていても病院に行かなかったという祖父。「いびせえ、いびせえ」と言っていたと言う。

その祖父が65年前、原爆の落ちた広島市内に父を連れて入った。行方不明になった身内を捜すためだった。

そこはどんな「いびせえ」状態になっていたのか。わたしは祖父に聞いたことがなかった。祖父が原爆の話をするのを聞いたこともなかったし、後に入市したために一緒に連れて行ったわたしの父が被爆者になってしまったことを悔いているらしい、とは周囲から聴いたものの、そのことも直接本人からは聞いたことはなかった。

聞いておけばよかった、と思うし、しかしあの頃はわたしも若くて聴いてみようという気すら起こらなかったしな、とも思う。

こうやって語られないままで終わってしまった「被爆証言」がこの世にいくつあるのだろうか。

ちなみにこの祖父の「いびせえ」は、見事なほどわたしに受け継がれている。未だに病院は嫌い、注射は嫌い、なところは、祖父譲りと言っていいだろう。
18:57 | 被爆二世・戦争などのこと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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