07-30 Mon , 2007
民主党躍進。。だが、わたしはあなたの1議席が欲しかったのだ
民主党から公認を受けた尾辻さんは、議員にはなれなかった。

昨日、尾辻事務所に行って、開票速報を見ていた。
偶然、後ろの席に報道関係者がいて、その人から時折、情報を聞きながら待っていた。最初は「当選すると思いますよ」と言われていた。途中、日本テレビの速報でも、尾辻さんは22議席のうち19番目かなにかで、当選ラインにいた。わたしも最初のうちは「もしかしたら、いけるかも」という感覚を持っていた。

報道関係者は「でも、結果が出るのは1時か2時になりますかねー」と言っていた。途中、民主党比例区の議席数が25まで行くんじゃないかと言われ「そうだったら嬉しい」と思っていた。が、実際、19議席から長い間動かず、そして、尾辻さんの票は伸びなかった。既に3時頃にはその人から「難しい」ということを聞いていた。3時半頃スタッフの関係者から「どうやら残念な結果になりそうです。尾辻はNHKの比例の残り1議席が決まったら(既にその頃にはあと1議席になっていた)、挨拶します」と言われ、ずっと待っていた。ほとんどの人は帰らなかった。

しかし、残りの1議席がなかなか決まらなかったため、ほとんど5時近くになって、尾辻さんが現れた。自然と拍手で出迎えていた。あ、隣の人は拍手してませんでしたけど。でも、あそこにいた大半の人は拍手していた。尾辻さんは最初から泣きそうで「この結果に終わったのは、すべて自分の力が至らなかったからだ」と言った。そりゃ、そう言うしかあるまい。「ただ、同性愛者が国政政党の公認になり、その中でやってこられたのは、大きな一歩だと思う」と。うーん、これ以上はよく覚えてない。

でもね。わたしは尾辻さんの力が足りなかったとは、思えないんだよな。。当事者がまだまだ自分たちには権利がある、って思っていないことが大きいんじゃないかと。最初から悪いカードを持たされて、それが当たり前だと思っている人が多いんじゃないかと。そうでなければ、以前、400万票の大票田、なんて書かれる訳ないじゃん。やはり、少数者は分裂しやすいのか?尾辻さんの得票数の中で、どのくらい、性的少数者が含まれているのかは知るよしもない。ただ考えられるのは、性的少数者が実際にそのくらいしかいない(まさか?)、当事者が「権利」というものがどんなものか分かっていない、それと、悲しいかな、性的少数者以外の支援が少ない、ということだろう。まぁ、その辺の細かな分析は、わたしはやらなくてもいいだろう。

尾辻さんが挨拶をしているとき、結構泣いている人が多かった。けど、わたしは泣けなかった。それよりも「なぜ?どうして??」と思う気持ちが多かった。最後に尾辻さんは深々とお辞儀をした。そしてお辞儀をしたまま、なかなか元に戻らなかった。いいよ。そんなに自分を責めないで。わたしたちは仲間だった。いや、今でも仲間だと思っている。

わたしは告示日前、告示日後、選挙運動にボランティアとして少しだけ携わった。選挙ハガキの宛名も書いたし、チラシをポスティングしたりした。ただ、スタッフの人に配った枚数を報告する際にちらっと「うつ病で病院に通っている」と言ったら、二度とポスティングやポスター貼りの仕事はさせてもらえなかった。わたしたちは外に出て行動しにくい。実際、ウグイスとして街宣カーに乗ったときも結局、わたし以外の当事者が顔を出せないというので、わたしもあまり乗りたくはなかったが、まぁいい経験だと思って1度だけ乗った。

選挙事務所のスタッフはいつでも暖かかったし、それにそこに行くとわたしには仲間がいっぱいいた。それだけでも十分だった。いろいろな人と知り合うこともできた。今後、自分の将来に繋がるような出会いもあった。わたし自身はそれだけでも選挙事務所に通うメリットがあった。そこに行けば、仲間がいる。同じ思いをした仲間がいる。そういう機会を作ってくれたのは、誰でもない、尾辻さんである。

スタッフの人が「尾辻さんは疲れているので、挨拶を終えたら帰ります」と言ったが、尾辻さんは挨拶を終えたあと、一人一人と握手した。わたしは「これからも一緒に頑張っていきましょう」って言った。そう、これからはわたしたちが声を上げていかねばならない。できる人が声を上げていかねばならない。決意を新たにした朝だった。今までつらくて泣いてばかりいたけど、少しだけ強くなれたような気がする。

わたしの後ろにいた報道関係者も「この人は議員になったら大きく成長する」と言っていた。最後、挨拶を終えて帰ったあとも「いい候補者でしたね」と言っていた。そう、彼女は一度会えば必ず分かってくれる人だ。わたしにはない「政治家」としてのなにかを持っている人だと思う。

尾辻さん、お疲れさまでした。わたしはあなたを仲間だと思っているし、いついかなるときも応援しています。疲れを取ったら、また、仲間として一緒にやっていきましょう。わたしはあなた一人を矢面に立たせるつもりはない。できる人でこの世の中を変えていきましょう。

わたしはあなたに東京プライドパレードで国会議員として出席して欲しかった、と思う。今でもそう思っている。そしていつかは、そうなって欲しいと願っている。
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