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05-17 Mon , 2010
楽しんでいる、のかなぁ?
韓国に来て3日目の晩を過ごしてるところなんだけど。

なんというか、正直なところ、頭がすごく混乱してる。今まで行ったことのあるヨーロッパやオーストラリアでは、純粋な観光客気分でその国に対してどうこうとは考えなかったような気がする。なのにここでは自然と「この国とわたしはどう向き合えばいいのだろう」って考えちゃうんだよね。いや、この国というよりここの国の人たち、と言った方がいいだろう。わたしは別に韓国という国とは国としてつきあうわけじゃないから。

2日目に行ったところはミョンドンってところで、ここはものすごく日本人観光客の多いところだった。だから、店の看板には日本語が氾濫し、お店の人もほとんど日本語が通じる(と言っても片言程度だけど)。化粧品屋の呼び込みは韓国語と日本語両方で、そういう街を目にしてわたしは「なんなんだ、ここは」と、とてもとまどってしまった。ここにいるとまるで外国に来ているような感じがしないのだ。洋服屋とかいっぱいあるので、なんとなく原宿に似た街にいるような感じで。

もともとわたしは基本的に原宿には行かない。行かないって決めてるわけじゃなく、単なる無縁なだけなんだけど。で、そういうところに行くとすごくイライラする気分になってくるのね、自分と合ってないから。そういうことをすっかり忘れてミョンドンの街を歩いてくると、自分では無意識なんだけどイライラしてきてしまって。「なんでだろう、なんでだろう」って思ってたら、わたし、こういう街はあんまり好きじゃなかったんだった。彼女は「なんか、日本人観光客、って感じがする」と言って喜んでたけど。。

それに日本人に優しい街だと、逆にどうもカモにされてる感じもしてきて、あー、わたしはやっぱりそういうところで純粋に楽しめないんだなあと。ひねくれてると自分でも思うんだけどね。

今日は西大門にある、刑務所歴史館に行ってきた。

昨日とはうってかわって、日本人観光客がほとんどいなかった。というか、わたしたち以外であの中で日本語を聞くことはなかった。その代わり、子供がたくさんいた。学校単位で来てるのか、引率の大人がいて、いろいろ説明してたんだけど「イルボンサラム」「イルボンサラム」って言葉がいっぱい出てきて、逆にわたしはそれは分かるものだから、一体どういう説明を子供たちにしているのかがすげー気になってしまった。

日本語で説明してるところもあるにはあるんだけど、中の展示物やパネルなどはハングルでしか書いてないので、わたしは理解できない。そういうところがすごく歯がゆくてね。なんかすごく不完全燃焼、という感じだった。わたしが分かるのは人形を使った模型で、それで日本人が韓国の独立運動を起こした人に対してどんなに残酷な拷問をしたかとか、そういう文字を使わないものでしかなかったから。わたしはそういう表面的なことを知りたいわけじゃない。

逆に文字情報が入ってこない分、いろいろとまた考えてしまった。いくら日本人がやったとはいえ、拷問した人と同じに見て欲しくない、と思う気持ち。拷問した人も、本当にこんなに残酷なことをやりたいと思ってしたのだろうか、とか、いや、この時代はこれが当たり前の狂った世界だったのかも知れないから、何も思わずにやったのかも知れない、とか、やっぱり韓国の人にとっては日本人がやったことになるのだし、わたしはそれをやった国である日本から来てるのは確かなことなのだ、だけど、だからといってわたしはここで何か思う必要があるのだろうか、わたしはここで残虐な拷問をやった日本人の子孫(子孫と言うには時代が浅すぎる)です、あなたの国の人をこのような目に遭わせてごめんなさい、と謝るべきなんだろうか、しかし、それを言ってどうなる?向こうの人は言われてどういう気持ちだろう?この展示を見た子供は日本に対してどういう感情を持つだろう?

独立運動を行なって捕まり拷問されて殺された愛国志士たちはここで(おそらく)英雄視されているが、国のために命を捨てる、という行為がそんなに賞賛されるべきことなのだろうか、というか、国のために命を捨てなさいということにならないのだろうか、とか、でもこのときは本当に独立のために致し方なかった状態だったのだし、この歴史があってこそこの国の今日があるのだし、そのことに対して全くの部外者(というより加害者側と繋がっている)わたしがそんなこと思う必要はない(というか、そういうことを考える資格がない)じゃないか。

わたしは前の日に行った日本語があふれるミョンドンの街並みとこの刑務所歴史館で見た光景が頭の中で一緒になってグルグルと駆けめぐり、すっかり混乱していた。

その後もタプコル公園に行って、3・1独立運動のレリーフを見たりしたのだが、わたしはますます混乱し、そして無口になった。

彼女からは「ろんたこ、全然話さないからつまらない。二人で来た甲斐がない」と言われてしまうほどで、でもそんなこと言われても、何をしゃべっていいのか分からなくて、彼女には済まないと思いながらも無口でいるしかなくて。

ただ、その後に行ったインサドンは、韓国の土産物屋さんがたくさんあった割には日本語も少なく、ああ、ミョンドンみたいな日本語のあふれたところもあるし、こういうところもあるんだ、と思ってちょっとホッとしたのは確かだ。

というわけで、残された時間はあと明日丸一日。

結局頭が混乱したままなのか、混乱は解消されるのか。

なんか「楽しんでる?」と言われると、純粋に楽しんでるとは言えないかも知れない。けど、多分、わたしはわたしなりにこういう状態を楽しんでいるんだと思っている。
00:28 | 二人で行った旅行のこと | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
刑務所歴史館に行かれたのですか

戦争や殺し合いの場面を歴史館で
資料を通して見てしまった後は

確かに

深刻な気持ちになりますよね

特に海外で過ごすと体力の消耗も著しいし
気候や水の水質も違ったりするのだから

しんどくなりますよね

韓国の観光地はすごい人ごみだから
一日でも出向くと すごく疲れてしまうかもしれません

戦争の歴史を学ぶのは辛いから
私は最近、残酷な場面を極力考えないようにしています

少し逃げてしまっているような気もするけれどね
Posted by: たむらゆみ at 2010/05/18 09:58 URL [ 編集] | page top↑
>たむらゆみさん
たむらゆみさんも刑務所歴史館に行かれたことがあるんですね。

そうですねー、深刻というか、
実はもっと責め立てられている気持ちになる展示がしてあるんじゃないかと想像してたんですが、言葉が読めない分、そこまでではなかったなという感想だったりもするんです。それだからこそ、周囲の韓国の人たちがこれを見てどう思うのか、という方が気になったという感じでしょうか。

韓国は近いからそんなに外国に行くという意気込み(?)を出発前に持っていなかった分、意外と外国だったので(変な日本語ですが)、思いもかけずに疲れてしまったような気はしています。楽しかったですけどね。

戦争については、圧倒的に被害者の立場から「戦争反対」の声を聞いているので、加害の事実もあった、ということは忘れてはならないと思うんですよね。

そういう点で被害の残虐な体験談などはもういい、という感じがしてます、わたし自身は。実際にテレビとか、そういう内容のものは避けてます、、
Posted by: ron at 2010/05/19 11:44 URL [ 編集] | page top↑
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