03-26 Fri , 2010
花冷え
彼岸も過ぎたというのにまだまだ3月いっぱいは寒いようだ。
いつから暖かくなるかな、なるかな、という調子で仕事に行ってたけど、どうやら週明けから最低気温が2~4度だなんて、寒すぎる。

で、そういうときにぴったりな言葉、花冷え。

寒いのはもちろん大っ嫌いだけど、この「花冷え」って言葉は好き。美しい日本語だなあと思う。冷たい雨にさらされながら、それでも懸命に咲いている花、なんて書くと急に「あ、上から目線」なんてことを考えちゃうから、最近は何がよくて何が悪いのかさっぱり分からなくなっている。

万人が気分を害しない表現、なんてものは存在しないに決まってる。もしあるのなら、それはつまらない表現だと思う。

だけど気になる。わたしが何かを言うことによって何かを傷つけてしまうのではないか、ということに。

ではわたしはこの先どういう風に考えていったらよいのだろう?

上で「懸命に咲いている花」と書いたが、実際、花は懸命になんて咲いてないし、ただ咲いているだけだろう。花にしてみれば「懸命?何考えてるんだこの人間は。我々は時期が来れば咲くようにできているのだ」とせせら笑うだろう。もしかしたら中には「これが自分たちにとって当たり前のことなのだから、誇大な表現は止めてくれ」という花もいるかも知れない。いや、それよりこの「花=桜」ということに異議を唱える別の花があるかも知れない。「日本人は桜ばかりを花と思っておる!」と憤慨している桜以外の花もあるかも知れない。

そういう花にも配慮する必要があるのかどうか。

しかしそんなことを言ったら「花冷え」という言葉は消えてしまう。「んな、花にまで配慮する必要はない」という人もいるだろう。けど、だったらどこまで配慮をして、どこからは配慮をしなくてもいいのか。桜には配慮して桜以外のものは配慮しなくていいのか。人間にだけ配慮して、人間以外のものには配慮は必要がないのか。

どこかで線を引かなければならないと思う。が、どこから線を引いていいのかよく分からない。

気分を害したなら悪いとは思うが桜よ、わたしは「花冷え」という言葉が好きなのだ。
21:58 | 自分のこと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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