07-15 Wed , 2009
コンドームを持った写真はそんなにスキャンダラスなのか
日テレ夏目アナが避妊具を持つ写真が流出
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20090714-518220.html

民放は見ないので、この人が誰なのかは知らないが、なんでこれでノンケが大騒ぎするのかよー分からん。

わたしなんかむしろ性感染症について意識が高い人なんじゃないの?って思うけど。

性感染症の一つである、HIV/AIDSについてのイベント等によく行くようになってから、コンドームってのは、自分のすごく身近にあるものになった。わたしはSEXするときはコンドームは使わないけど(でもデンタルダムも使いにくいのよねー)別の用途で使うので(笑)うちには色とりどりのコンドームがあったりする。二丁目に行けばタダで持って帰れるし。啓発イベントに行けば必ず配られるし。

しかし、このHIV/AIDS啓発イベントもほとんどがゲイかMSM(Men who have Sex with Men;男性とSEXする男性で、ゲイとは限らない)のためのもので、大多数のノンケ(ヘテロとも言う。異性愛者のこと)に対してのHIV/AIDSの啓発イベントってないに等しい。

厚生労働省は、エイズ予防研究として、2つの研究課題、1つはゲイやMSMに対しては「ハイリスクグループ」として、啓発に力を入れている。しかし、異性愛者に対しては啓発活動は行なわれていない。やっているのは広報活動のみだ。しかも、首都圏、関西圏に住む人だけが対象である。

というか、今調べて驚いた。ノンケ向けのエイズ予防研究が評価Cで、中止されているという。つか、中止された理由が

テレビで広報した直後に、登録検査施設の受け入れ能力を上回るHIV検査の受検希望者が殺到し、検査が受けられないケースが発生。登録していない検査施設でも検査が多く行われたために、受検者数増加の効果検証が困難となるなどの問題が生じた。首都圏の研究でも、必要な検査体制の確立が困難であることや、研究費用が予想を大きく上回ることも判明。


って、これって、検査態勢が整ってないからと、費用がかかりすぎるからってこと?それで中止なの??いいのか、それで??受け入れ体制が出来てなくて、金がかかるからって、研究止めていいの?なんだか中止の理由がおかしくない?それだけ本格的に研究するためには金が必要だと思うし「金がないから」という理由で国民を見殺しにするつもりか??

なんと言っても、年に4回エイズ動向委員会が「エイズ動向委員会報告」と称してHIV/AIDSの感染者数等について発表されているが、新規HIV感染者数は男性同性愛者及びMSMがかなりの割合を占めているのに対して、新規エイズ患者数は男性同性愛者及びMSMと男女異性愛者の数はほとんど変わらないか、ときによっては男女異性愛者の方が多かったりするのだ。

新聞はいつも「新規HIV感染者数」しか発表しないため、異性愛者はHIV/AIDSを身近に感じないだろうが、実はエイズ患者でHIV感染が初めて分かるというのは、それまでにHIV/AIDSのことなど全く考えもせず、それゆえ検査も受けず、体調がいよいよ悪くなって入院して発覚、ということを意味している。

それに対して男性同性愛者及びMSMの人は、少なからず自分たちがハイリスクグループだと言うことを知っているし、啓発活動も各地で行なわれている。なので、定期的にHIVの検査を受ける人も多い。なので、新規HIV感染者数はそちらの方に多く出るのだ。異性愛者がHIV感染者で分かるのが少ないというのは、感染者が本当に少ないのではなく、あまりにも関心がなく、検査に行く人が少ないのでは、と思っている。ただこれは憶測に過ぎないんだけどね。

エイズ動向委員会報告に「HIV検査を受けた人のうち、どのくらいの割合でHIV、及びAIDSの感染者が確認されるか」、すなわち検査を受けた母数(検査を受けた人の数)が分からないと「潜在感染者数」は想像できない。

もし、新規HIV感染者数が一番多いと言われている男性同性愛者及びMSMの検査した人の数(検査総数)が、異性愛者のそれよりも10倍くらい多かったら、感染している確率は同じだとしても、数から言えば、男性同性愛者及びMSMの感染者数の方が10倍、異性愛者より多くなるはずだ。

また、新規AIDS患者数が、異性愛者の検査した人の数(検査総数)が、男性同性愛者及びMSMのそれよりも少なかったとしたら、異性愛者のAIDS発病者数は男性同性愛者及びMSMの人たちよりも割合が高い、ということになる。そしてこのことは異性愛者のHIV感染者数も男性同性愛者及びMSMの人たちよりももしかしたら高い確率で感染しているのではないかと言うことが考えられる。

全体の検査件数が公表されていない以上、このことは憶測でしかないし、わたしなんかからすると、このようなことが分かるとめんどくさくなるのでわざと検査総数を発表しないのでは、と勘ぐっている。だって、異性愛者にHIV感染者数が多いかも知れない、という疑いが出てくれば、今以上のHIV/AIDSに対して金を掛けないといけないからね、国は。

しかし、この中でただ一つ、異性愛者の中にもHIV感染が広がっていることを示すデ-タと考えられるものもある。それが「献血件数及びHIV抗体・核酸増幅検査陽性件数」だ。

一番左に10万件当たりのHIV感染件数が載っているが、それを見ると年々件数が増加しているのが分かる。献血は、、今の日本では男性同士が性交渉を持った人は献血はできない。それゆえ、この結果はほとんど異性愛者の感染数が増えているということを示しているとわたしは思っている。

HIV/AIDSはもう男性同性愛者及びMSMだけの問題ではない。異性愛者だって、十分に気をつけなければならない。言いたくはないが、先進国の中でHIV/AIDS患者が増え続けているのは日本だけとも言われている。

それなのに、、異性愛者はまるで他人事。アナウンサーがコンドームを持っている写真だけでスキャンダルと言わんばかりのマスコミ。

最も問題なのは、厚生労働省の年間予算はここ数年ずっとプラスなんだけれど、エイズ対策に対しては年々減ってきているのは事実。

なんと情けないことだろうと思う。

------------- ここから -------------
日本テレビの看板アナ、夏目三久アナウンサー(24)がコンドームを手にしたプライベートショットが流出したことが13日、分かった。14日発売の写真週刊誌「フラッシュ」が、口元にコンドームの箱を近づけニッコリと笑う写真などを袋とじで掲載している。「御曹司との■■写真流出!」と題した4ページの記事の中に写真が6枚載っているが、写真が流出した経緯は不明だという。

※■はハートマーク
------------- ここまで -------------
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