06-23 Tue , 2009
救いようがない、、
前々から「早く読まなくちゃ」と思ってた「そしてエイズは蔓延した」(上・下)を読み終えた。

しかし、、最後の最後まで救いようのない話で、読後感が非常に悪い。上巻の途中までは「もし、今度こういうことが起こったとすれば、自分は将来のことを予測して正しく判断できるだろうか」と思いながら読んでたんだけど、下巻の最後になればなるほど「あ、これは個人的にどうこうできるって話じゃないな」と思い、読み終えた後は絶望的な気分に。

多分、次にどこかで同じようなことが起こったとしても、この教訓は絶対に生かせない、と思った。だって、この本が上下巻2冊で終わったのも、結局は誰かの努力の結果ではなく、偶然が重なっただけだもの。。それ以上に、人間というもののありがちな嫌な部分をこれでもか、これでもか、と見せつけられる本だった。。

確かにこの本では実名を挙げて誰が何をやったのかがものすごく詳しく書いてある。けど、わたしはここに出てきた人で「結局エイズを蔓延する方向に賛成した人」を非難の目で見る、というよりは、これが人間の本質なんだろうなあ、、と思ってしまうのだ。もちろん、最初からエイズの恐さに気が付いている人たちもいる。しかし、その人たちが必死に政治家や、マスコミや、そしてゲイ団体に警告しようと、無視される、伝わっていかない、人権侵害だと逆に攻撃される、、、とにかく絶望の繰り返しなのだ。そして結局、エイズを世の中に知らしめたのは、こういう一握りの人たちの努力の成果では全くなく、ただ一人の有名人の死、なのだ。その前に何千人ものの死があったのにもかかわらず。

「これが人間社会なんだろうなあ~」と思うと、本当にゾッとするほど悲しくて、悔しくて。

今は本当に救いようのない気分でいっぱい。
多分、人類はこの教訓を生かせない。

。。。読むんじゃなかった、かな(苦笑)

テーマ:同性愛 - ジャンル:日記

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