05-05 Tue , 2009
OKAMAのような彼女
たまには「植物観察日記」は止めにして、別の日記を書こう。
と言っても最近の自分が思ってることだとかは、今書きたくない心境なので(苦笑)、全く別の話。

わたしがかつて大ファンだったパール兄弟の歌の中に「OKAMAのような彼女」という曲がある(「六本木島」収録)。このCDが出たときに記憶してるのは、大学3年のときの夏の乗船実習(1ヶ月)のときに船内で聴いた記憶があるから、わたしが22歳のときか。あ、その頃はまだ、自分はレズビアンだって気が付いてないときね(笑)わたしは大学を卒業してから自分の事に気が付いたんで。

で、この「六本木島」のアルバムの中に「OKAMAのような彼女」という曲が収録されているんだけど、わたし、これ聴いた当初から「サエキけんぞう(注:パール兄弟のボーカリストで作詞もしてる)が言ってる『OKAMA』ってどういう人のことなんだろうか?サエキけんぞうはOKAMAについて、どう思っているんだろうか」って疑問でね。歌詞を紹介したくて、いろいろ歌詞のサイトを見てみたんだけど、この曲、あまりにマイナーすぎるのか(というよりパール兄弟自体がマイナーでほとんどなかったのよ)ネット上では歌詞公開してないみたいで、残念。

まず、表記が「オカマ」じゃなくて「OKAMA」なのね。だけど、この「OKAMA」について、歌詞の中では

・OKAMAのような彼女 とても優しい
・OKAMAのように綺麗 黒いペデュキュアで

とあるから、どうも「OKAMA」は「優しく」て「綺麗」らしい。そして

・何が男の子なのと 聞かれたら

という歌詞があるから、「OKAMA」は「男の子」、「男性」らしい。ということは、今抜き出した歌詞だけで考えると、サエキけんぞうの考える「OKAMA」とは、どうも「女装をした男性」っぽいんだよね。

んー、世間で言われている「オカマ」は特に女装した男性だけを指しているわけではないので(女性っぽい男性という意味が「オカマ」だと個人的には思ってるんだけど、、違う?)、集合記号使っちゃうけど、「オカマ⊇OKAMA」となるわけだよね。あ、でも「オカマ」って言葉は男性同性愛者だけではなく、MtFも含んでるのかな。「オカマ」って言葉の定義も曖昧だから、何とも言えないんだけど、まー「オカマ」とはなんぞやを分析すると、もっとコトは複雑になるので、そんなに複雑に考えなくて、ま、各自持ってる「オカマ」のイメージでってことで(ということは、これはわたしが「オカマ」に対してどう考えているか、もある程度分かるのかな)。

あともう一ヶ所

・だけどプラトンも 驚くような 想い出を料理してみせる

という歌詞もあって、「プラトン」と言えば、「プラトニックラブ」のプラトンで、「饗宴」書いたプラトンで、「ソ、ソ、ソークラテスか、プラトンか」のプラトンで(古)、まー、あの時代は年上の男性と年下の男性の関係が普通にあったという(なんかすごく適当な説明だな。多少違ってても許して(笑))ことで、サエキけんぞうもわざわざ「プラトン」を出しているってことは、やっぱりこれも「OKAMA」=「男性」と考えている証拠かな、と。プラトンも驚くような想い出って、具体的にはどういうことか分からないけど。なんせ、プラトンの本を読んだこともないし(「饗宴」は途中で挫折)、彼が年下の男性とどういう「想い出」を作ろうとしてたかなんて知らないもんね。

で、わたしが気になったのは、サエキけんぞうが「OKAMA」という言葉をどういうニュアンスで使ったか、なんだけど、普通「オカマ」てーと、嘲笑的な感じやバカにした感じ、人によっては差別的に感じると思う言葉なんだけど、わたしはこの歌を聴いていて、そういう感じは全然しなかったのね。それは上に書いた歌詞もそうだけど、その他には

・OKAMAのような彼女 ひどくいとしい
・OKAMAのような彼女 青いマスカラで
・OKAMAのような彼女 離せはしない
・OKAMAのような彼女 大事な女(ひと)よ

という風に歌われているので、これって別に「OKAMA」に対してネガティブな感じは持たせてないでしょ。それどころか「いいイメージ」として使っているような感じさえ見受けられる。これがね、普段「オカマ」に対してどうしてもネガティブなイメージとして捉えていると、頭の中が混乱するんだよね。

サエキけんぞうが「オカマ」と表現せず「OKAMA」にしたのは、そういうイメージにしたかったのかな、と。日本語は取り敢えずローマ字表記すれば、ちょっと格好良く見える、ってのがあるから(爆)

しかし、ここでやっぱりわたしが「複雑な思い」を抱くのは、「オカマ」=「女装した男性」とは言えないということね。いや、もっと詳しく書くと「オカマ」=「男性同性愛者」=「女装した男性」とは言えない、ってことなんだけど。「オカマ」=「MtF(Men to Female)」=「女装した男性」は、「男性同性愛者」=「女装した男性」よりも確率は高いと思うけど、それにしてもMtFの人すべてが女装しているわけではないし、と思うと、やっぱり「うーん」って思う歌詞なんだよね。

そうそう、女装する男性のことを「女装子(じょそこ)」って言うけど、これって、女装している本人の性的指向は一切関係ないからさあ。異性愛者男性でも女装する人いるからさ。だけど、女装している異性愛者男性のことを「オカマ」とは言わないよね。

わたし、そこに引っかかってるんだなあ~。「オカマ」って言葉は、やっぱり「男性同性愛者」を指す、というイメージがものすごく強いというか、それもネガティブなイメージがする言葉だと思ってるから、たとえ「OKAMA」と書かれていようが「オカマは別に女装する男性のことじゃないんだよ~!」って言いたくなるのね。多分、わたしの根本はここにあって、だから、この曲で「OKAMA」は嘲笑的に使われてない、むしろいいイメージで使われていると頭では分かってるとしても、やっぱりダメなんだよ。

ちなみに、サエキけんぞうは、もう今はなくなってしまった「赤坂・FANGSONG CAFE」でライブをすることもあったみたいなので「へー」と思ってました。まー、あの人、いろいろ知り合い多そうなので(笑←何も知らないわたしが言うな)、まー、ゲイやレズビアンの友達もたくさんいるだろうなとは思ってたけど。

ただ、本人は多分、バリヘテ(バリバリヘテロ)だと思う。作ってる曲なんか見ると。「○。○○○娘」とか「ハレ・はれ」とか「快楽の季節」(どれも1stアルバムじゃないか~)とかね。まー、イイんすけどね。それがサエキけんぞうだった、と思ってるから。あ、「過去形」にしたのは、パール兄弟でも後期の曲になると、ヤラシめの歌詞ではなくなって来るんでね。ま、「PANPAKAクルージング」なんかも歌詞はバリヘテだけど。。あれはやらしくないので(笑)(ってここら辺、パール兄弟知ってる人じゃないと、何言ってるか全然分からない文章だね)

ってわけで、「OKAMAのような彼女」は、わたし自身から「OKAMA」=「男性同性愛者」という図式ではなく、「女装子」とイコールになれば、「おお」って曲になるんだと思う(笑)

サエキけんぞう自身がこの曲について語っているのは聞いたことないので(わたし、ファンクラブの「あこや会」にも入ってたけど、このアルバム「六本木島」の意味については語っているけど、それ以外は記憶にない)、彼が「OKAMA」をどのようにあらわしたかったのかは、謎なんだけどね。もしかしたら、彼自身は世間一般での「オカマ」の意味を壊したくて、作ったのかも知れない。ステレオタイプな目で見ると「オカマ」は侮蔑的な言葉だから、それをそういう意味を持たせない「OKAMA」にして、一般の人の頭を混乱させようとした、とか。

、、、ちょっと考えすぎかな(笑)

ま、考えすぎて別の意味で混乱してしまったわたしもいますが。
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