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03-25 Wed , 2009
「童貞の教室」
こないだの「在日コリアン映画祭」で「あんにょんキムチ」を観た後に、監督のトークショーがあって、そのときにこの「童貞の教室 (よりみちパン!セ)」って本が、今日できて、今、10冊ばかり会場に置いてあるからよかったら買ってください、って結構アピールしてたんだけど。その中には「あんにょんキムチ」では撮してない家族のことなんか書かれてる、って言ってたから、あー、それじゃ読んでみたいなと思って、しかし、会場で売ってる10冊はすぐに売り切れてしまうだろうと思って、家に帰ってAmazonで注文してみたんだけどね。

うちにその本が来てから、1時間くらいで全部読んじゃった。てか、これ、子供用つーか、ヤングアダルトの本なのね。漢字に全部ルビが振ってあった。この「よりみちパン!セ」シリーズで、伏見憲明がなんか書いてるのは知ってて、だけど、こんなに1時間弱で読めてしまう本をわざわざ買うのは勿体ないなと思って、うちの自治体の図書館検索したら、どうやらあるらしい。が、今、帯出中なんだそうだ。明日、図書館に行く日なんだけど、返ってきてないかな~。

ってのは、まあ、いいとして。

わたしが「あんにょんキムチ」を観て疑問だったこと。書いてあったことでちょっとは事情が分かったんだけど、要するに、監督が5歳の時に、日本に帰化したらしい。在日一世である彼のお祖父さんやお祖母さんも一緒に帰化書類を提出したんだけど、お祖父さん、お祖母さんは認められず、監督の父母と監督、その妹だけが帰化できたとのこと。で、やっぱり帰化したのと同時に父親が母親方の「婿養子」になったため、名字が「松江」になったらしい。

確かに「婿養子になった」という説明は映画の中でされてた、と思う。けど、わたしの印象では在日一世であるお祖父さんが「松江」姓を名乗り始めた、という印象が強いんだけど。監督自身、韓国に行ってお祖父さんの故郷を訪ねたとき、親戚の人が「なぜ『松江』という名字にしたか」という説明とか受けてたじゃん?だから、わたしはこの「松江」というのは創氏改名でそう名乗ったのだとばっかり思っていた。

だって、お墓が「松江家の墓」でさ、そのとき「家紋を作ってもらった」って言ってたじゃん。で、お墓に松江家の家紋がばっちり入ってたじゃん。で、「家紋は韓国にはないから」って言ってたじゃん。あれ、もし母方の婿養子になったのなら、そのままその「松江家」の家紋まで引き継いでもいいんじゃないのって思ったんだよね。

あ、もちろん、家紋ってのは、父から男の子、母から女の子に伝えるものだと言うことは知ってるよ。だから、監督のお父さんが松江家に婿養子に入ったからと言って、本筋ならば、別にその家紋は母親の家系のものだから、父親は家紋がないまま、ってことになる。けどさー、ってわたしはどうしても思っちゃうんだよね。

それから、監督が妹に「お前、自分の名前についてどう思ってんだよ」と言ったとき。妹さんは「え。松江でしょ」って最初は答えたんだけど、監督から「違うだろ」って言われて「柳って言うんだよねえ」って答えてたから、わたしはてっきり、戸籍名はまだ柳のままかと思ってたんだよね。それがわたしが誤解をした一因でもある。

てなわけで、そこの部分は「よくわかんねーな」ってところなんだけど、まー、個人的事情に入る事柄なのかも知れないから、特にあれこれ詮索しない。けど、あの部分は誤解されやすいと思う。それだけは言っておく(って偉そうな(^^;)。

この「童貞の教室」というのは、この監督が「童貞。をプロデュース」って映画を作ったから、このような題名になったらしく、この「童貞。をプロデュース」というのは、「野ブタ。をプロデュース」っていうテレビドラマ?から拝借したって書いてあったんだけど、もともと民放見ないわたしにとっては、元を知らないわけだから、いくらそれが「元ネタ」であろうと、わたしはそんなこと言われたって、,全然そんなの知らないもん、としか言いようがない(笑)

で、読んでたのね。この監督、23歳まで童貞だったらしいんだけど、16で童貞を喪失したってことにしてたらしい。けど、内心、「自分はまだ童貞だ」ってことがすごくすごく気になってたらしいのだ。わたしなんぞ、その感覚が分からないから、なんでそんなに焦ってるのかよく分からないんだけど、男の世界では童貞は早く卒業すべきもの、なの?女性はその点「処女は守るもの」だよねえ、っていうか、この考えすらもうすごく古いとは思うけど。あるところでは「処女なんか早く捨てたい」って思ってる人もいるだろうし、「いや、結婚するまでは誰とも」って思ってる人もいるかも知れない。まー、いろいろな人はいるとは思う。でも、ここに書かれているように経験ないのにあるフリをする、とか、早く捨てないとカッコ悪い、というところまでは来てないよね?わたしは「世間で思われている処女や童貞」のことについては、詳しくないので、正直分からないんだけど。

自分自身のことについて言えば、わたしは30過ぎても処女だった。だって、誰とも付き合ったことなかったし。そんでも、わたしは別にそれで構わないと思ってたし、だいたい、自慰行為で気持ちよくなることはその前からずっと知ってて、それさえして気持ちよくなれば、別に一生処女でもいいや、とも思ってた。「処女」の定義ってのは、実はよく分からなくて、異性と性交渉するってんだったら、わたしはまだ処女だったりするし(爆)多分、このままずっと一生処女だと思うよ。でも、別にそれでも構わないと思ってるけど。。

で、話としては「普通」ってどういうことだろう、ってことで、監督が日本に帰化したときに「これで普通になれた」と言われ、監督はその「普通であること」に知らないうちにがんじがらめにされていく。「普通であろう」と努力する。で、一方、雑誌に「日本人男性の童貞喪失平均年齢は17.4歳」ということが載っていてショックを受ける。だから16歳のときに童貞を捨てたストーリーまで作ってしまう。

まー、この本は、「童貞。をプロデュース」を撮る話が主なんだけど、最後の方読んでるとね、なんか橋本治の「シンデレラボーイ シンデレラガール」が思い出されてね。そっちの方を読み返したくなった。で、結局、これで何度目になるか分からない「シンデレラボーイ シンデレラガール」なんだけどね、読んだよ、全部。んー、共通点は最後に自分自身のことについて書いてある、というのが似てたのかな、って思う。中身は、、多分全然違う(笑)。

「童貞の教室」に出てくる監督の初体験の話は、リアルで、それがまたせつない。そのせつなさと「シンデレラボーイ シンデレラガール」に出てくる橋本治が高校3年の体育祭のときの仮装行列のハリボテを教室で一人で作った、ってところのせつなさが何故か自分の中で重なったんだよね。なんでか分かんないけど(苦笑)

ってわけで「シンデレラボーイ シンデレラガール」だけど。これ、読むたびに違うところで「うーん」って引っかかるんだよね~(笑)橋本治の中では断トツで読みやすい本だと思う。だって、だいたい中学生くらいを対象にして書いてるし。だからさらっと読むこともできるし、さらっと読むと「あー、なんかいい本読んだ」って気になるんだよ、この本(笑)結局は「人生長いんだから、いつからでもやり直しができる。だから、怖いかも知れないけど一歩、踏み出していこうよ。失敗しても大丈夫だから」って感じかな。だけど細かい目で読んでいくと「あれー」って思うところがあって。

今回、わたしはそれで引っかかってちょっと考えてることがある。「あ、なるほどそうだったのか」と思って目から鱗の部分もあった。んー、この本、橋本治が30か31のときに書いた本なんだけどさ。今、わたしは40なんだけどさ。で、今、橋本治はもう還暦過ぎたはずなんだけどさ(苦笑)

でも、こうやって何度も読んで、そのたびに新しいことを発見していける本って結構好き。

最後はすっかり橋本治の話になっちゃったけど(苦笑)
こんなことやってられる自分は今、幸せだと思う。
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