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12-08 Mon , 2008
昨日行ったところは、
もらってきたもので、大体想像が付いたかも知れないけど、昨日は「Living Together Lounge vol.48」に行ってきたのだ。まー、その前に、昨日までakta(新宿二丁目にある、HIV/エイズをはじめとした性感染症の情報センター)でやってた「Episode from OURDAYS」を見に。そしてBadiを買いに「ルミエール」にも(笑)昨日は一人じゃなくて彼女も一緒に行った。

「Episode from OURDAYS」は、一人のHIV陽性者の手記を感染年月によって心の移り変わりやそのとき思ったこと、などが何枚くらいだろう、10枚くらいで期間としてはHIV陽性と分かってから3~4年にわたるものだったと思う(詳しいことは忘れた)が、これはなかなかよかった。もともとG-menという、わたしは買ったことがないゲイ雑誌(Badiは「総合ゲイ雑誌」という感じだが、G-menはもうちょっと出てくるモデルさんに偏りがあるもので、なんとなく買う気が(^^;)に載っていたものだという。

なんて言うんだろ。読んでいたら「じーん」と来るものが多かった。それは決して「HIV陽性者だから」という「特別な感じ」ではなく、いや、やっぱり日常の中にその人は「HIV」というものが入っているから、HIVを通した話であったことは確かなんだけど、「病気だからお涙ちょうだい」で、それで「じーん」と来たわけでもなく、読んでいて何ヶ所か「この文章、覚えておきたい」って思うところもあって、とても素敵な文章だった。一人の継続した手記を読むことによって、その時々の出来事への思ったことを知るのもとてもいいと思った。両親になかなかカミングアウトできなくて、どうしようと思う気持ち、しばらくしてカミングアウトする余裕もできたのか、ついに言ったときの気持ち。就職活動の面接の時、ふと「自分はHIV陽性者だ」と面接官に言ってみようと思いつき、面接官に言ったとあとの面接官のうろたえ方、そしてそれを言ったあとの気持ち。そのどれも淡々とした文章だったからか、余計に心の中に入ってきたのかな。もう一回、読んでみたかったんだけど。。残念ながら昨日で最終日だったので、もう読めない。

aktaはもう何度も行ったことがある場所で、ただ、こういった展示を見に行くのは初めてだった。いつもは何か「会合」があるときじゃないと行かないからね。でも、何度も行ったことがある場所だから、結構のんびりできて、そこら辺に置いてあるいろいろなファイルを見てたりした。「パレード」とか「LGBT」とか読んでたんだけど、結構面白かったし、ある時期からは「あ、このパンフ持ってる」「あ、そうそう、こんなこともあったよね」と突然わたしの記憶の中と重なる部分があった。行ったことのない人にとっては、ちょっと分かりづらい場所(入り口がね)だし、中に入るのは躊躇するかも知れないが、、でも入ってしまえばどうってことないところ。そこでまた、いろいろHIV/AIDSに関するパンフレットなどもらってきた。とともに、そこで「今、クラブイベントでこういうものを配ってます」とそこにいたスタッフの人に声をかけられて、ある袋をもらってきた。

P1020807.jpg


こんなの。そしてこれは、次に行った「Living Together Lounge」でももらってくることになっちゃったんだけど。というのは、別に同じ中身だったら「もういりません」って断わってくるつもりだったんだけど、「Living Together Lounge」で昨日、画像を出した「ぺぺローション」がね、aktaでもらった袋の中には入ってなかったのだ(笑)で、そのローション欲しさにもらってきてしまった(爆)

ってことで、昨日の「某所」ってのは、「club ArcH」のこと。ええと「Living Together Lounge」に行ったのは、今年の8月以来らしい(って来ていた人に教えてもらったんだけど。わたし、自分が前回いつ行ったのか、すっかり忘れてた(^^ゞ)。彼女は1回目。

最初にこのローションの話をされたんだけど、まずは「DIVERSITY」の方。コンドームというのは、既に油性の膜で覆われているらしく、そこに水性のローションを使うと水と油は混ざらないために、下に落ちてしまうらしい。とともに、アナルSEXをするときは、どうしても肛門のところでローションが「こそげ落ちる」ために、中に入れられた人が痛い思いをするんだという。そこで、コンドームに付いている油に負けずに付けても落ちない、そして、肛門の中に入れてもこそげ落ちない、非常に粘度の高いローションが、この「DIVERSITY」なのだという。これは、肛門の検査に使われる内視鏡を入れる際の潤滑剤からヒントを得、その成分を使用したもので、この成分はセルロースでできているらしい。

そしてもう一つの「LEGACY」の方。「DIVERSITY」は粘度は高いが、ネチャネチャ感というものはなく、「糸を引くエロさ」というものがないために、この「LEGACY」はものすごく「伸びる」(糸を引く)ローションなのだという。試しにその場で垂らしてみたんだけど、すんごかった。そーねー、説明した人の身長が170ちょっと超えてるとすれば、少なく見積もっても1mは伸びてただろう。そんなローションだという。

これを開発した会社自体は、もともと「ぺぺローション」を作っていた会社だが、そこに「どうすれば、使いやすい(使ってもらえる)ローションができるか」ということを徹底的にこだわった人がいた。その人は「全裸バー」(こういうバーがあることは初めて知ったし、そこがハッテン場とどう違うのかはわたしには分かんない)をやってる人で、その人自身も「最近、アナルSEXが好きでー」なんて平気で言っちゃってたわけだけど(ホントかウソかは知らない)。ただ、これを開発したのは、結局今あるローションは、使いづらいローションなので、どうしても「生が一番」ということになり、そうするとHIV/AIDSをはじめとする性感染症予防ができないから、という理由らしい。

そしてこのローション。蓋が取れないように、そして片手で開けやすいようになっていることや、あと、入れものが丸いとコロコロ転がる可能性があるので、ハッテン場など暗いところでなくならないように、容器を四角っぽくして、転がらないようにしたらしい。そして、コンドームを付けたままフェラチオした場合、コンドームに味が付いていると、その気分が萎える場合があるので、なるべく「無味」なものにして、もちろん、身体にも悪い影響のないものだという。ここまで配慮した製品ってすごいよね~!って、ホント、単純に感動した。

この人の考えるところは、「コンドーム」って言うのは、なんか「ネガティブなイメージ」があるけれど、そうではない、「付けた方が楽しくSEXできるもの」にしよう!ってことが目標らしい。そう、「病気にならないため」とか「子供を作らないようにするため」ではなく「付けた方が楽しく」なれば、何もみんなで「性病予防にコンドームを使いましょう」なんてことは言わなくてもいいわけで。なんかねー、なんて言うんだろう、やっぱり現場にいる人の思ってることってすごいなって思った。この人は「結局、HIV/AIDSを持っている人が社会的に差別されているのは『その病気が移る可能性を持っているから』」と考えているそうだ。

でね、なんか最近つくば市にある「なんとか研究所」(忘れたー)に行ってきたんだって。そこでは遺伝子組み換えをした蚕(カイコ)を育てているらしく、例えば、光を当てると光る(要するに蛍光する)絹糸を吐く蚕だったり、中には普通の蚕よりでかい「ジャンボちゃん」と呼ばれてる蚕がいたりするらしい。が、このジャンボちゃんは、他のと比べて身体が大きくても、他の蚕と吐く絹糸の量は変わらないらしく、そういう意味ではあんまり使いものにならないらしいんだけど、「何かいい名前ないですかね?」と聞かれ「『巨根ちゃん』というのはどうですか?」と言ってきたけど、果たして今もそういう名前で呼ばれてるかは分かんない、とか言ってた(笑)

で、その中に、なんだったっけなあ、、絹糸の中の「硫酸化フィブロイン」っていうものを抽出させた、なんかスポンジ状の薄いシートみたいなもんがあるらしいんだけど、それに菌が付くと菌が増殖するらしいんだけど、なんかね、聞くところによると寝たきりの人にできる「褥瘡(じょくそう)」の部分にそのシートを当てると、みるみる間に治っていくんだって。というか、なんで菌が増殖するシートを当てると褥瘡が治るのか、そのメカニズムがどうにもよく分からなかったんだけど。。でね、この「硫酸化フィブロイン」には、実は「HIVウィルスを殺す効果」があるらしい。これを使ったローションって実は、この「硫酸化フィブロイン」の特許を持っている会社が開発したらしいんだけど、それをまだ製品化することにためらいがあるんだとか。

というのはね、もし、「これを使えばHIV/AIDSが移らない」ということのみ一人歩きをした場合、間違った使い方をされてね、そしてHIV/AIDSの感染者が出たら、会社が訴えられるかも知れない、ってことを会社は危惧しているらしい。だから、少なくとも「正しい使い方」を知っている人間が増えて、そして間違った使い方をしている人に対して「こういう使い方は間違っているよ」という指摘ができるようにならないとダメだ、だから、正しい使い方をさせるための、というか会社に「こういう人たちは正しい使い方ができますよ」ということを証明するためにも、この新しく開発された「ぺぺローション」を「正しく使うこと」、これが結局、その「HIVウィルスに感染しないローション」の製品化に繋がる、と言う説明だった。物事には順番があるんだよね。それを強く思わせられたのと同時に、本当に現場で働いて実感している人の言葉ってすごい説得力があるな、ってそう思った。

正直、この話を聞けただけでも「今回来てよかった」って思えた。

で、最初に例の如く、HIV陽性者の手記が読まれたんだけど。今回は、この「全裸バー」の人と、あとは毎回この場所を提供してくれているArcHの経営者、それから、今は新木場で2ヶ月に1回くらい、最大のゲイナイトが行なわれる「ageHa」の経営者(この人は「ジュリアナ東京」の仕掛け人の一人だったらしい)の3人が朗読した。

朗読をしてから「自分はなぜ、この手記を選んだか」っていう話になるんだけど。。それを選んだのってやっぱりその手記に対する「共感」なんだよね。ってこれは、司会の人も言ってたけどさ。HIVを持っている人もそうでない人もHIVを持っている人の手記に「共感できる」。これが最も大切なことなんじゃないかなって。

例えば昨日、「人を愛するためには自分のことを先に好きにならないとね」という手記を読んだ人は、やっぱり以前は自分のことが大嫌いだったと言う。その人のね、以前は自分に自信が持てなくて、いつも人前ではニコニコして自分の言いたいことも言えなかった、ということから、ある人と付き合って、そしていろいろなことがあって「自分を変えなきゃ」と思い始めて、、という話をしていったんだけどね。一つの手記から「共感」という形でその手記を読んだ人の話へと広がり、そしてその話を聞いた人に伝わっていく。「手記」は確かにHIV陽性者が書いたものかも知れないけれど、同じ思いはHIVでない人も別の経験からしたことがある、そういうことによって「身近なもの」として捉えられるようになるんじゃないか、そう思って聞いていた。「特別な誰か」の話じゃなくって、誰にでも同じ思いはしたことがあるよね、っていう。

そして、それを支えてきた人たち、そしておそらく今後も続いて行くであろうこのイベント。

考えてみたらすごいことだよな、って思う。昨日も結構人が来ていたんだけれども、48回も続いていて、でもまだこれだけの人が来てるんだって、多分、この場所が「自分自身でいられる場所」って人もいるだろうし、「なんか分からないけど来てみた」って人もいるだろう。でも、こうやって続いていくことってすごいよね、って、なんか昨日は「すごい、すごい」ってそればっかり思ってたのか、わたし(^^;

でもね、実は別の面でもすごいと感じていて。例えば、昨日もらった袋。この中にはこんなものが入っていた(あ、ローションは写ってないけど)。

P1020805.jpg


冊子が4つとコンドーム4つ。このコンドームのパッケージは「キース・ヘリング」のイラストで、なかなかおしゃれなものだ。そして中にはこのような説明書きが。

P1020815.jpg


4つの冊子、というのは「依存症・メンタルヘルスとHIV」について、「ろう者のためのHIV入門」、「HIV陽性者の手記+コラム」、そして「HIV/AIDSをめぐる8つのリアル」。この「HIV/AIDSをめぐる8つのリアル」の冊子も、中にキース・ヘリングのイラストが載っていて、結構かわいい。こんなの。

P1020812.jpg


P1020813.jpg


これさぁ。「結構金掛かってるなあ~」って思うんだよね。この袋にしても、すごいオシャレだし。こんなものがバンバン配られちゃうんだーってすっごく強く思ったのね。というのは、これらの冊子の一番後ろには必ず、

P1020814.jpg


こんなことが書いてあるから。このね、「エイズ予防のための戦略研究」ってのは、厚生労働省ウェブサイトの中にも載っているし、エイズ予防財団にも載っている

これを見るとね、この戦略研究は「課題1」と「課題2」に分かれていて、これらの冊子はね、「課題1」の方の「啓発普及戦略」のために作られているのだ。対象は男性同性愛者とMSM(Man who have Sex with Man:男性とSEXする男性)なんだけれども(黄色い紙にも「首都圏のゲイ・バイセクシャルのみんなに向けたキャンペーン」って書いてある)、厳密に言うとその中にわたしは入っていないけれども、だから、わたしはもしかしたらこの袋をもらってこない方がよかったのかも知れない、ともちらっと思ったのだけれど、でもやっぱり、これって男性同性愛者とMSMだけの問題ではないんだよ。

うーん、11月30日の日記を書いたせいか、やっぱりどうしても「異性愛者」のことを考えてしまうわたしがいる。わたしは東京に住むレズビアンだから、新宿二丁目という街も割と身近なものだ。だから、こうやっていろんなところで「HIV/AIDS」について考える機会や、場所と接しやすい。もちろん、こういうイベントはゲイ・バイセクシャル男性をターゲットにしているから、確かに「Living Together Lounge」は「ゲイであることが当たり前」の世界だ。だから、あんなにおおっぴらに「アナルSEX」の話もできるのだろう。そして、そういう話は割と聞き慣れてしまっている自分もいる(もちろんこれって、Badiを読んでるってことも大きいと思う)。

だけどね、一歩この街を出てしまえば、「HIV/AIDSについておおっぴらに語る」なんて雰囲気じゃない。街を歩いている人は、それこそ二丁目を歩いている人の何百倍、何千倍っているだろうけど、そういう人たちのほとんどは、多分、そんなにHIV/AIDSに関して触れたことや、考えたりしないんだろうなーって思うと、正直、ものすごく歯がゆい思いがする。そこから数百メートル行った先には、情報が溢れているというのに。

前の日記にも書いたけど、今、本当に伝えなきゃいけないのは、異性愛者に対してなんじゃないだろうかと思う気持ちと、でも、これだけの人に、もし、同じ袋を配るとしたらどれだけのお金が必要なんだろうか、とも思う。

そしてわたしができることは、こういうイベントがあったこと、そしてこんなものをもらったこと、こういうものがあるよと伝えること。そうすれば、少なくとも「対象外」のわたしにも、そんなものが配られた「甲斐」があったのではないかと思って、これを書いている。わたしにもし、使命があるとすれば、それは伝えることなんだと思う。

テーマ:同性愛 - ジャンル:日記

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